おたくでいいじゃないか

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ウルトラセブン12話について



欠番になった理由は1970年10月発行の小学館2年生11月号の付録である、
「かいじゅうけっせんカード」の説明に
『スペル星人・ひばくせい人・(おもさ百キロ~1まんとん)・目からあやしい光を出す』と言う文が載せられていました。
それが女子中学生の目にとまり被爆者関係団体の関係者であった父に相談、小学2年生編集部に抗議文を送りました。
やがてこの話は新聞に掲載され、抗議団体は全国的に活動をしました。
それを受けて円谷プロは同年10月21日付で謝罪の意を示し、スペル星人に関する資料を公開しないことを約束しました。
また、各出版社もスペル星人を扱わないことを決めました。
以後、部分的なリークはあったもののいずれも一時的な活動に終りました。


↑が欠番になったいきさつです。


ちなみに中学生少女の家族は被爆者ではなかったようです。
つまり、その家族は「スペル星人を被爆者に見たてている」ことになります。
被爆者を「怪獣」扱いして差別していると言うのは強引な解釈です。
この方たちは自分たちが差別していることに早く気付くべきです。


僕はどうかって?僕の家族に被爆者はいません。
しかし、僕はスペル星人を被爆者に見たてているなどと言うことはしていませんし
むしろ、放射能の恐ろしさを伝えるために、12話については戻ってきて欲しいと思っています。


僕は動画を発見し見ました。(どうやって見つけたのかは企業秘密です。)
感想は「12話は世間に公表できないほど差別的な表現はされていません」
「スペル星人が実験の失敗で被爆した」という表現があったものの、12話ラストは、
人種を超えた愛を訴えていて、差別意識とはまったく逆の博愛のテーマを訴えた作品です。


しかし、スペル星人自体が封印を惜しまれるほどのものかと言うと正直微妙です。
デザインは全体に特徴がなく、やけに淡白なものです。
スペル星人一番の特徴は、
「めったにお目にかかれない、レアな怪獣」
だと言うことなのです。


最後になりますが、12話はアンヌ隊員の友人役の桜井浩子さんの演技がすばらしかったです。

では、長文乱文失礼しました。
最後まで読んでくれてどうもありがとうございました。

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