ことば、とはとても不確実なものである。 「ええと」「なんて言えば良いかな」「What to say...」ことばだけでは伝えられない「感情」や「物事」が必ずある。言葉は決して比喩的なものから逃れられないからである。それを補うのが、「うた」であるのかもしれない。その「うた」にのせて伝えられた「もの」は、確かに相手に伝わっているにもかかわらず伝えた側も受け取った側も「実体」をつかむことができない。それはそれでいいのである。そういった類いのものを、「ひと」は渡したり受け取ったりしなければならないのだ。まるで目に見えない電子が様々な原子の間を行き来しているように。