８月８日(火）晴れ・ウルムチへの列車にて
朝８時起床。今日はウルムチへの出発日である。
９時４０分に浦江飯店をチェックアウトして南京東路へ向かう。そこでカメラようの電池を購入して人民公園に地下鉄に乗るために向かった。この地下鉄はつい最近できたものらしく、東京の丸の内線と同じくらいきれいなものだった。しかし、イスは硬座よりも硬いプラスチック製のものである。上海駅までは約１０分ぐらいであった。
上海は、私が始めてきたころから比べると，かなり変化している。南京路周辺には新しいビルがいくつも完成している。トステムのカーテンウォール工法のビルもありそうだ。とにかくその変化の早さには驚くばかりである。
１１時に上海駅に到着する。食料を買いこみ，クーラーの効いた涼しい待合室で時間が来るまで待つ。発車の２０分ぐらい前にホームへと向かう。
指定された軟臥はクーラーが効いていて、とても快適である。枕カバーが洗ってなさそうなのは許容範囲だ。
軟臥のある車両にいる日本人同士の交流を横から見ていて考えた。旅の思い出話、苦労話は、自分が話すのは楽しいが、聞かされる人間は何か嫌なのではないだろうか。みんながみんな旅の話をするのは胸くそ悪い。旅については決して自分から色々と語るべきではないのではないだろうか。言葉にした瞬間に、その｢旅｣は、ただの自慢する対象にしかならないように思うのだ。
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