部屋とYシャツとわらG

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2009年 春



阿修羅展 「自分らしい生き方・お仕事(183389)」 [ 最近のことの日記 ]
 4月3日朝、上野駅で電車を降りると大混雑…改札口に向かおうとするとロープが張ってあり、ぐるっと回って行かないと出られない。電車を降りて改札を出るまで約10分間。

 「どうなるんだ阿修羅展!」とがく然としたが、もう来ちゃったから行くしかない(笑)。しかし、会場に向かううちにこの混雑は少しずつ解消。お花見客と上野動物園に行く人たちが半分以上だったことが判明し、少し安心。

 それでも国立博物館平成館につくと、「50分待ち」の表示。目の前に並んでいる人たちに「ディズニーランドかよ!」というつっこみを入れながらも、あきらめて並ぶ。

 こういう時に一人だと本当に何もすることがないのだが、ちょうど薄い雑誌を持ち歩いていたので読む時間ができてよかったと前向きにとらえる。阿修羅展を待ちながら、山下達郎ファンクラブ会報を読むミスマッチもなんだったが、そのあとPandA-Jという福祉系の雑誌を読みながら過ごすのだが、4列縦隊で並ぶまわりの暇な人たちの視線(他にすることがないから一応見ようとする)を感じながらも、あまりに小さい文字なのでその視線も長続きせず…なので、とっとと自分のペースで読み進めた。

 今回の阿修羅展、別に興福寺に行けば済むことなのだが(笑)、昔は修学旅行担当であんなに京都・奈良に行っていた(他学年の応援と担当実踏も含めてほぼ毎年)のに、教諭でなくなってその機会がなくなった。Sが産まれる以前は家族旅行でも行っていたが、どう考えてもうちのSを寺社に連れて行くのもあまり意味がなく…もう10年以上、京都・奈良と縁がなくなっていたので、「行くしかない」と早くから思っていたのだ。

 そう言いつつも結局行きそびれることがいつもは多いのだが、今回は「阿修羅ファンクラブ」の入会と前売り券がセットになっていたので、早々に申し込んでいた。なんだそれ…と思うファンクラブ、もちろん仕掛け人はあの『みうらじゅん』氏。会員特典は、会員バッジ(阿修羅をかたどったピンバッジ)や会員だけの夜間特別拝観。これは時間の都合であきらめたが、拝観中に思わず申し込んだのは『音声ガイド』。

 500円で機械を借りて、『黒木瞳』さんが解説しているのが通常版なのだが、ファンクラブサイトから見られるシークレット番号(33~36)を押すと「いとうせいこうとみうらじゅんの見仏記を思わせる会話」や「アルフィー高見沢俊彦(今回ファンクラブ内で阿修羅大使に任命される)の解説」などが聞ける。

 これを聞きながら、八部衆などを見ていると、神聖な場所でとんでもない私語を一緒にしているような不思議な気分。音声ガイドを聞きながら一人で吹き出したりしている人はまちがいなくこれだと思っていいかも。

 会場内はやたらと混雑しているが、かなり自由に見たり近づいたり後ろに回ったりできるので楽しめた。阿修羅像以外は結構空いているので、思わず二巡目に突入し、今度はゆっくり本物の音声ガイドも聞いて勉強した。

 忘れそうなのでここに記しておくと、八部衆の中の『五部浄』という、体を損失している仏像が私は結構お気に入りであった。

 この1300円(前売り)のチケットで、平成館(今回の阿修羅展)だけでなく、国立博物館の常設展も見られるということだったので、こういう時はとことん元を取ろうとする私は、すでに疲れているのに全部回る決意を固める。

 法隆寺宝物館なるものにまず行くと、飛鳥で見せるほどのお宝ではないけど(失礼ながら)、東京だったら珍しいでしょ?…みたいなスタンスでそれなりの品が展示してあった。それこそ15cm位のサイズの仏像がたくさんあり、「ちょうどこれくらいのが欲しいんだよなあ…」という気にさせた。

 そうそうこれを盗るわけにはいかないが、今回の阿修羅展で話題の『阿修羅フィギィア』(約3000円)は予約することができた。家族公認(笑)なので、費用も家計から…。仏像のレプリカって、普通はものがいいから何万円もして、でもまったく似ていない(爆)からその気にもならないのだが、今回のは見本を見る限り、かなりムードが出ている。しかも安い。海洋堂と手を組むなんて今回のイベントの仕掛け人は相当に頭が柔らかいなあと感心した。

 ただ、我が家の場合、「Sの攻撃」を考えると、よほど慎重にどこかに飾らないと、6本の腕が2本くらいになった普通の人・阿修羅…とかになってしまいそうなのでやや心配である。

 昼食は、上野方面に来たらいつも行くと決めている『寿司幸』というお店に。高いんだけど、涙が出るほどうまい。高いっていっても特上が一人前2100円だから、庶民にも手が届く高さ。ただ毎度正確な位置を忘れるのだが、アメ横の通りから少し脇に入ったところ…だけど、最寄り駅は『御徒町(おかちまち)』なのだ。それを忘れていて、大混雑のアメ横を上野から一駅分歩くのは結構大変だった。

 そして、涙を流すほどおいしかった後は、常設の日本館・アジア館をめざして国立博物館に戻った。この日、丸一日で10km以上歩いてしまった。困ったのは、「再入場できる」と私は信じ切っていたのだが、本当は「博物館の敷地内から出なければ再入場できる」だけだったようで、それでもこれだけ歩いて戻ってきて今さら入れないなんてことはつゆほども思わず、堂々と券を見せて入ろうとして止められた…。

 しかし、そこは「えっ、当日中OKでしょ!」という驚きの声と、ダメとでも言われればややこしいことになるぞ…というオーラを感じてくれたのか、「今日は特別ですよ。」という係員のお兄さんのナイス判断で戻ることができた。結果的には、まさに見せて「減るもんじゃないし(笑)」、社会科資料として日本文化の絵画はがきとかを買い込んでお金もちゃんと落としたから、再入場させて正解でしたよ、お兄さん。

 御徒町から再入場をめざした時に、お昼の花見客がたくさんいる道を通ったのだが、本当に見事な桜! だけど、それを台無しにするくらい人がたくさんいすぎ。すでに宴会で盛り上がっているグループなんかは通行人の注目の的であった。でも、こんなところで飲むよりも、大学時代の校内花見飲み会とか楽しかったなあ…と思わずその頃からの相当たってしまった年月を数えてしまった。職業柄、毎年桜には十分に接しているけど、校内で飲めないから桜とお酒がセットではなくなってしまった…。一般の方に校庭を開放して入場料を取れば、それを学校設備費に充てるとかできるのになあ。

 公園を歩いていて多く見かけたのは、広いブルーシートに座るサラリーマン3名様! おそらくこれが有名な、入社2~3年目社員による場所取りか!…と変なところで感心し、「日本文化っておもしろいなあ」と自然に思えた。

 追伸:会場販売限定CD(1000円)買ってしまった…。「LOVE IDOL(愛の偶像)」って、笑えすぎ。

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2009/04/10

今年度のお仕事 「自分らしい生き方・お仕事(183389)」 [ 最近のことの日記 ]
 昨年度、4月中に規定の講師枠が埋まらずに、1年間ボーナスなし…という憂き目にあったのだが、今年度は無事にボーナス付き講師としてスタートできた!

 学校は1校だけチェンジ。

 5年目のI中はそのまま残留して、今度は持ち上がりではないいきなりの3年生を担当。さらに特別支援学級の社会科の先生が去ったのでそっちでも講師をやることに。6分の6を含む週2日が目一杯。

 ほぼ4年目のU中では特別支援学級の介助員をやっているのだが、同じく特別支援学級の社会科の先生が去ったので、講師をやって授業が終わったら同じ日に介助員に入るのが週1日。

 昨年、体育で行ったH小学校は、今度は特別支援学級全科で講師の話があったのだが、それよりも先に以前から「機会があったら…」と元同僚の副校長に頼まれていたM町のM2中学校(少し荒れ気味)の通常級の講師が決まっていたので、残念ながらお断りした。

 H小では先生たちとも仲良くなれていたし、家からも近いし、楽と言えば楽…な面もあったのだが、ほぼ地元で息子Sと同じ学年の子たちの指導に深入りすると、親の立場と教員の立場が曖昧になりすぎてかえってこの先困りそう…な気もするし、むしろ自分ではない他の人をこの地の支援教育に巻き込みたい…そんな思いもあった。

 そんなかっこいい理由以外では、支援学級の児童が3人に増えて生まれた講師枠だから、もし誰か転校すると途中で枠がなくなる可能性がある…という現実的な打算も大きかったけど(笑)。

 M2中学校では、他の社会の先生が副担任になった影響で、当初より枠数が2減ったりもしたのだが、空いている時間に学習指導員として入ることが決定。これって、誰か特定の子に付く特別支援…かと思いきや、着席とか私語禁止とか全体的な生活指導…ということ(笑)で、「分掌は『生活指導部』でお願いします」という教務主任のギャグ(この人は私がH中生活指導部副主任の頃の同僚、もちろん当地区では本来、講師に分掌などない)もまんざら冗談ではなかったようだ…。

 しかし、あまりにぬくぬくと過ごしているのも悪いので、自分の力を買ってくれていて、配慮もそれなりにしてくれそうな職場ということで、今年度はまずこちらでもがんばってみようと思った。

 で、どれか流れてもいいように多めにOKを出していたら、どれもきれいに入ってしまい…講師週18枠、介助や学習指導員枠週7枠…合計25枠…というとてもハードな量となってしまった。この数字、副担任教諭の週持ち時間の上限と同じ…。

 実は枠数よりも種類の多さの方が大変で、通常級が1年地理、3年歴史・公民、特別支援学級で学年別の1校と、共通の1校が自分が中心となる授業。結果的にそれは6種類同時にやっていることになり、6種類の予習と準備とテスト業務と成績処理が必要。

 本来は研修休みの講師の春休み…連日、図書館か学校に行って、準備に明け暮れるのであった。それでも春先は結構やる気が出るもので新しい出会いが楽しみでもある。

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2009/04/12

初日 「障害児と生きる日常(52174)」 [ 最近のことの日記 ]
 授業の初日は特別支援学級の社会科講師&その後の介助員。

 教師生活22年目のスタートだ! 

 支援学級での社会科は初めてなのだが、初回は通常級でもよくやっている地理・歴史・公民の導入アンケートをやった。今回は昨年度までの社会の先生が使っていた項目がいい感じなのでそっちをほぼ採用。

 「どこでもドア」があったらどこに行きたいですか? (地理)

 「タイムマシン」があったらどの時代に行きたいですか? (歴史)

 「100万円」今すぐ使わなくてはいけないとなったら何を買いますか? (公民)

 で、それぞれの理由を書くのだが、結構、その人らしさが出てしまうので、自己紹介代わりにもなっておもしろい。

 さすがはU中の面々、今まで見たこともないような答えも出ていて、机間巡視しながら笑ってよろけてしまった。

 「人が嫌い」 「人類滅亡をのぞむ」など日頃の言動が否定的なS君、行きたい時代は「宇宙ができた瞬間」で、その理由は「宇宙の支配者になる!」 …まだ他に人がいないところでのナンバー1って笑える。

 以前のスキー教室の日記で、マイタオル「くさこ」を大切にしているRさんを紹介したが、その彼女はあっという間に書き終わった。

 「どこでもドア」で行きたいところは、「くさこのところ」 理由は「くさこに会いに行く」

 「タイムマシン」で行きたいところは「くさこの時代」  …どんな時代だ。

 社会の時間ではないが、新1年生の自己紹介もおもしろかった。

 好きなことば

 「いただきます!」

 好きなことわざ

 「地震・雷・火事・親父」


 昼休みに、支援学級の2年生たち数人にサッカーに誘われたのだが、教室周辺が無人になりそうだったので(そこに配慮の必要な自閉症の3年生K君がいる)、上から見ていた。

 K君も窓から一緒に眺めていた。が、1週間の疲れが出てきたのか、ちょっといらつき気味…。少しハラハラ。

 そんな中、始まった彼らのサッカー。すごく楽しそうにドリブルしたり、ボールを取ったりするのだが、しばらくして気がついたのだが、どうやらゴールがない! いったいどっちに攻めるのか…たぶん広く空いている空間に向かって蹴る。

 さらに気がついたのだが、どうやら敵味方が決まっていないようだ(笑)。ボール持っている人VSその他の人?

 そうやって永遠の奪い合いが行われていたのだが、そこに1年生軍団が男女10人くらい突入してきた。普通、誰が同じチームとかいろいろ確認しそうなのだが、ことばは無用(笑)、ボールの取り合いが始まった。

 上から見ていると、ダイナミックな争いで、マンモスを追いかける集団のように土煙を上げて走っていく。ちょうど風が強かったり、桜吹雪やつむじ風が起こる中、すごくおもしろい。

 1年生男子に結構じょうずな子がいて、前半は主役だった2年生のRくん、なかなかボールをキープできなくなった。

 しばらくは真っ赤な顔をして追いかけていたが、突然、何かが吹っ切れた!

 R君、ボールを抱きかかえて走り出した!(爆)

 みんなもそれに付いていって、手でボールを奪い返そうと取り囲んでまさにラグビーのモール状態。

 奪い取った人は、とにかく持って走る!

 ちなみにゴールはやっぱりない(笑)。

 一緒に上から見ていた自閉っ子K君もゲラゲラ笑っていた。

 毎年思うけど、仲間と楽しく過ごすことで彼らはびっくりするほど成長していく。

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2009/06/14

プロの技? 「自分らしい生き方・お仕事(183389)」 [ 最近のことの日記 ]
 先週、I中で校長の授業観察があった。というか人事考課制度との兼ね合いで授業観察が教諭に対してあるのだが、講師に対しても数年前からあるのだ。

 「いつでもどうぞ」と思っているし、いいんだが、まあ、一応失言がないように少しは気を遣うし(笑)、偏ったことを言わないように気を遣ったりするせいか、いつもより多弁になっているようである。

 話は飛ぶがM2中では知り合いの管理職が勝手に勧めるせい?か、教育実習生とかカウンセラーさんとか教職大学院生とか様々な人が突然見に来る。人が見ているのに気づくと少し生徒も気が引き締まるし、こちらとしてはOKなのだが、週時数が少ないこともあり、最小限の内容を工夫もあまりなく「単元の途中からはじまり途中で終わる」ような授業なのでちょっと申し訳ない気がする。

 さて、冒頭のI中での授業、ちょうど歴史が佳境に入りヒトラーが出てくるあたりのおもしろいところ(本当は中3でまだここなのは遅いんだけど、前年度の担当者から引き継いだのが明治からなのでしょうがない)なので、たとえ社会科出身の校長が見に来ても「かかってきなさい!」という感じでよかったのだが、なにせまだコミュニケーション充実とは行かない持ち上がりではない3年生、しかもこのクラスは反応があまりないクラス…。

 淡々と進めていたら、窓側の前の方のいつもはあまり反応のない女子が、「先生…」と急に手を挙げる。

 「今、虫が…出た…いや…あの…ゴキが…」とおびえた様子で指を差しながら訴える。

 (虫が苦手な方はこのあたりで読むのをおやめください) 

 今見える位置にはいないので聞き流そうかと思ったのだが、また現れていろいろ動き回られてもイヤなので、倒すことに決定。

 いらない紙を用意して、その紙でキャッチ&つぶす…という原始的な戦いを強いられる。ところがこのクラス、いらない紙が教卓の中などに入っていない。探しているうちに、「えっ、先生つぶすの?」 「ちょっと残酷ー」などの声も聞こえたが、耳に入らず。一度、自分が今配った資料プリントを手にしたが「これは生徒に『大切にしなさい』と言っている手前、ゴキをつかむのにはちょっと…」と思い直し、うろうろしてやっとB5サイズの紙を一枚手に入れてから、立ち向かった。

 捕獲に失敗して教室大混乱…という絵が思い浮かんだ(笑)が、「大丈夫、倒せる…」という妙な自信があった。立ち向かう間にこれが他の学校だったらすでにパニックだったり、ちょっかい出すやつがいそうなのに、みんな席について見守っている(笑)あたり、さすがI中なのか、校長効果なのか…。

 窓際女子の、「そのカーテンをめくったところにいます」という目撃証言を背に受けながら、カーテンをめくる! 

 いた!


 それもなぜか、でっかいのが2匹!!!


 「えっ、2匹!」と言うが早いか、手はすばやく連続パンチ。というより4連続の「押す、つかむ、押す、つかむ…」 そして最後にぎゅっと握る…の動きにより、逃がすことなく手中に収めた!

 自分でもうまくいきすぎてびっくりだ。しかし、B5サイズの紙ではすべてが入りきらず、つぶれたゴキの一部が外に見えている。足、はみ出しました…となっているが、握り直して落ちたり逃がしたりしては大変なので、そのまま教室の中央の教卓へ。

 手を伸ばし、結局、今現在使用中の歴史の資料プリント(B4サイズで大きめ)でくるんでからゴミ箱に入れた。本人はおもむろにろうかに手を洗いに行き、終了。

 その間に教室からはそれなりに「おー」とか声は上がったが、私が戻ってきても特別に非難も賞賛もないので(笑)、そのまま淡々と何事もなかったかのように授業を続けた(爆)。

 校長は用事があったのか、その後少しだけ見たらいなくなってしまったがまさか「あの技」だけで今年度の授業評価をする気なのか!?

 その後、授業ではヒトラーのユダヤ人虐殺の話などをしながらも、どうも自分が今、目の前で殺生をしたばかりの手前、「平和や正義」に力が入らないのであった…。

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2009/06/25

教員免許更新免除申請 「自分らしい生き方・お仕事(183389)」 [ 最近のことの日記 ]
昨年の夏の日記

http://plaza.rakuten.co.jp/autism777/diary/200808260007/

に書いたが、私は昨年「予備講習」なるものを「無料」で受けて、すでに免許更新の権利を得ている!

 といっても、これは更新講習終了…ではなく更新講習免除というあつかいになるらしい。
とりあえず、30時間分がすべて、5日間同じ大学1カ所で済んだので(といってもその週は大変だったが)、手早かった。
これは小学校免許の方を使って受けたからであって、中学校の教科だとなかなかまとまったものはないのでまとめ取りも難しく、少しずつ申し込んで受けて申請して…と大変らしい。

 実は私の教員免許、すでに更新(免除)の事務手続きも終了している。現時点で現職の人の中では最も先まで(といっても10年後)免許のある男!
10年経ってもまだこの仕事してるかなあ(笑)。

 今回書きたかったのは、この自慢ではなく、せっかく無料の時にやったのに、免除申請段階でお金がかかって腹立たしいという訴えである。

申請にかかったお金

1 申請手数料 3300円 
2 1の支払いには郵便普通為替(420円)か定額小為替(100円かける4枚)400円のどちらかで行う…400円
3 住民票200円か戸籍抄本450円…私は免許授与時と本籍が変わっているので戸籍抄本の必要があり450円
4 証明書返信用封筒…簡易書留にするため490円(HPの方の説明には440円と書いてあってどっちが正しいかわからず高い方の切手を貼る)

これだけでも 3300+400+450+490=4640円

さらに手間暇で言うと

1 免許状のコピーをとる
2 申請用紙のダウンロードをHPからおこなう
3 学校長の証明をもらう 

見落としがちだがこれもどこからも出ないお金として

1 更新予備講習の時の交通費(これが結構高額になる人もいるはず。宿泊代とか。私は1日1000円×5日くらい)
2 更新講習の費用 (私は予備講習がある意味「実験」だったことで無料だったが…これからの人はこれも高いらしい)

この5日間で身についたこと…プライスレス!  

と言いたいところだが、今思い出せることがナッシング!

 大体が自分の現在の教科(中学校社会科か特別支援教育)で受けてないところからダメだな…。
この講習、都道府県とか市町村の研修で振り代えられるようにすればまだマシだと思うのだが、今後どうなることやら。
絶対に大学側も嫌がっていると思う。

 許せないのは現職全員対象ではなくて、管理職は受けなくていいというルール。ちゃんと受けた私と同じ「免除申請」をすることになる。

 全国津々浦々の管理職で「お前は受けてこい!」と言ってあげたいような方(たとえば職場の投票で過半数で決定する)にはぜひ行って欲しいなあ(笑)。

 ところである管理職様、「もう終わった」と伝えてあるのに、毎度分厚い更新講習要項?を置くのはやめてください!
さらに元教諭で再復帰のつもりがない講師の机上に、「これで合格、論文・面接対策!」という広告を配布する(爆)のもやめてください。
確かにその紙には「講師の先生など正規採用をめざす方にお渡しください」と書いてあったけど、特定の業者からのものを気づかずにFAXで流した教育委員会、配っちゃった副校長…頼むよ~。(上の話とは関係ありま…せん)

© Rakuten Group, Inc.
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