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掲示板にも書きましたが、香水カレンダーの受付も終了いたしまして、たくさんのご応募誠にありがとうございました。今回日記を復活した目的の一つを成し遂げたので、水面下にまた潜り込もうかと思っておりますが、新しい知識を取得したと言うか、このブログ内で作ってみたい物がありまして、それを終わらせてから「香水販売日記 2005 再会」(一応これが今回のタイトル)を終了したいと思います。さて、急な話ですが、明日から出張が入りまして、生まれて初めて近畿地方上陸する事になりました。金閣寺や清水寺、大阪城にUSJ見るとこ沢山で楽しみ!(何しに行くねん)何~て冗談は置いといて、既にスケジュールは決まっております。予備日なんて設けられてないですから、せいぜい車窓から大阪城眺めて終わりのような気がします。「出張の時の楽しみは食事ぐらい・・・」なんて事を言う人もおりますが、たぶん、同行するうちの会社連中と一杯やってクダ巻いて帰ってくるのが関の山でしょう。それでも、食事の美味しいところやホテルのきれいなところを事前にリサーチしております。(可愛いものでしょ)ちょっと時間が空けば、香水の取引先だったところも寄ってこようとも思っております。電話でしかお話しした事の無い人達ばかりなので、会うのが楽しみですが、電話口で想像している人相と実際に会った時のギャップはかなりあるもので、たぶん驚くと思います。(お互いに・・・)新しい情報など掴めた場合には、このブログにおいおい載せたいと思っておりますので、皆さん乞うご期待くださいませ。と言う事で、早々と本日の香水をご紹介いたしましょう。本日の香水は1月28日発売「マリナドブルボン LYS」です。 トップ :イチヂク・パッションフルーツ・プラム・タジェット・グリーンアップルミドル :ユリ・アイリス・メイローズ・グレースミモザ・ジャスミンラスト :ホワイトムスク・スギ・シダーウッド・ビャクダン解説:マリナドブルボンの最新作は、ユリをベースにオーソドックスなフローラルの香り。王侯貴族の庭先に咲き乱れているユリの花園がイメージとの事で、ボトルデザインはユリの花びらをモチーフにクリスタルガラスとすりガラスのコンビネーション。パープルの液体とゴールドの飾りがより高級感を増しております。香りの方は、つけた瞬間からフローラルの爽やかな風に満たされ、ポップなパッションフルーツや瑞々しいアップル・プラムの仄かな甘さが顔を出します。次第にユリの上品で清楚な香りにローズの甘味とミモザの穏やかさが加わり、さながらミスプリンセスと言う感覚か?ラストにかけては、さりげなくホワイトムスクとウッド調のぬくもりが包み込んでくれます。今回の商品説明を見ていると、どうやらボトルデザインに相当な自信を持っているようで、ボトルデザイナーの名前まで担ぎ出す始末。上記でも書きましたが、色のコントラストも見事にマッチしており、きれいで高級感も兼ね備えていますが、実物見て思った事は、意外にデカイなぁと言う印象でした。(30mlでも・・・)香りに関しても、香り持ちこそ良くないものの、全体の雰囲気を壊さない程度に、しっかりしておりますし、個性的な癖もそれ程感じられないところから、万人受けしそうです。総評としては、爆発的なヒットこそ生まれないかもしれませんが、リピーターが必ず現れ寿命の長い香水とでも言っておきましょう。人に物事を伝えると言うのは、単純にすればするほど伝わりやすいので、今回掲げている「高級感」と言うイメージは、素材を通して皆様に伝えている訳です。幾らデザインを良くしても、材質そのものが持つ重厚感には勝てないものなので、その点この香水は、きちんと細部に渡るまでしっかりした作り込みをしております。とても美しく上品に見えるのはこの為なのですね。(ワンポイントのマークを除いて)続いて香りですが、この手の香水は、結構鼻を突き刺すような刺激的な香りを放つモノが多いのですが、その点、甘味を巧みに加え、マイルドに抑えております。物足りないと言う方もおられるかもしれませんが、ライトウエイトの割にこの香り立ちは今の現代人に合っているのではないでしょうか。ちょっと、「セレブ・セレブ」を意識しすぎている感は否めないですが、皆さんにはもう少しカジュアルに使っていただきたいです。ON・OFFタイム問わずに使えそうですし、奥様方には、授業参観などちょっと見栄を張りたいときにも活躍してくれそうですよ。最後にメーカーに対して。デザインの良いボトルに出会うとどうしても2作目を作りたくなります。しかし、ここは我慢して作らないで欲しいですね。オリジナルの存在価値が崩壊すると言うか、この商品にかける拘りを見せて欲しいです。余談として、BOXに関して。最初に見たとき、こんな商品とイメージがダブりました。 シャネル ジャケットモチーフ チョコバーステッチチェーンショルダー以上。本日はここまで。
2006.01.24
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ここ最近のよく耳にする香水用語として、雑誌などに「グルマン系」や「コンフェクショナリー」など目にした事があると思いますが、単純に言ってしまえば両方とも系統としては同一なので、皆さんは「砂糖菓子みたいな甘さの香り」とでも覚えましょう。(以下、コンフェクショナリーノートと書きます)感覚的には、ベッタリとしたしつこい甘さと言うか、嗅いだ瞬間「甘い」と分かると思いますが、このような香りをメーカー側は「妖艶」や「小悪魔」「キュート」なんて言葉に置き換えて謳い文句にしている訳です。具体的な商品名を挙げるとロリータレンピカピンクシュガーマットショコラなんて言うのが思い浮かびますが、考えただけで、口の中によだれが溢れます。このコンフェクショナリーノートを使い始めた香水が何なのか?までは分かりませんが、これらの香りを香水図鑑は「バニラ、クッキー、チョコレート等のお菓子を想像させる香料をブレンド。甘さはあるが、オリエンタルと違い、キュートな印象を残す。食事のシーンを邪魔しない香りとして最近注目」と説明しております。今年の冬場の傾向として、各メーカーはこのコンフェクショナリーノートに注目したようで、先日百貨店巡りをしてきた時もこの冬のオススメ商品として、店頭を賑わしておりました。例えば、バーバリー ブリットレッドクリスチャンディオール ミスディオールシェリーエリザベスアーデン プロボカティヴ ウーマンなどもその類ですし、また2月に発売するブリトニースピアーズ ファンタジー もコンフェクショナリーノートに位置づけられますので、この香りの傾向は世界的なブームとも言えます。その昔、これらの香りをおすすめしていた時にお客様からは、「香りが可愛すぎて使えない」とか「冬場だけしか使えなさそう」など躊躇なされる方もいらっしゃいましたが、香りだけではなくボトルも可愛いのがこの系統の特徴。流石に夏場には不向きな香りですが、秋口から桜の咲く頃まで十分使えると思います。まだ、この手の香りをお持ちではない方は、こんな商品をお試しに使ってみてはいかがでしょうか。と言う事で、本日はこの流れを引き継いだ「スタックスタイル エンチャントレス」です。スタックスタイル エンチャントレストップ:ライム・オレンジ・ストロベリー・アップル・ピンクペッパーミドル:ジャスミン・バイオレット・オレンジフラワーラスト:サンダルウッド・ホワイトムスク・キャラメルシュガー・バニラ解説:11月下旬頃だったでしょうか。代理店営業担当から「間もなくスタックスタイルの新作が出る」と聞き、私はてっきりこちらの新作 が早くも登場すると思いきや、「エンチャントレス」だったので、がっかりした覚えがあります。(捕捉:実際に海外では、フジフラワーやエンプレスリリーの次に発売された為、企画書にも第3弾と書いてある)では何故12月に発売したのでしょうか。スタックスタイルが日本に上陸したのは昨年の3月の事。発売しようと思えば出来たのだろうと思いますが、コンフェクショナリーノートと言うのは、基本的に鼻にまとわりつく香りなので、気温が高くなっていくこの時期に発売しても売れないと踏んだのでしょう。現に多くのメーカーは、空気が乾燥し始めた頃から店頭に並び、真冬に売るのが一般的。ところが秋口から11月まで、大手代理店各社が数多く新作を登場させる為、雑誌媒体を含め話題性がもっていかれてしまう。そこで12月というタイミングが選ばれたような気がします。12月という時期はギフト商戦に加え、決算を迎えるメーカーが多いので新作が立ち上がりにくく、最新作として店頭を飾る公算が高くなると言うメリットがあります。但し、年末の入荷のピークと重なり国内にいつ頃届くのか読めないと言うデメリットもあり諸刃の剣なのです。(一歩間違えると年明け1月中旬なんて事も・・・)年末最終週の出荷開始と言うのは、たぶん荷物が遅れたからではないでしょうかね。そんな前置きはどうでも良いとして、商品の説明をしましょう。ボトルに関しては見たまんま。図柄のシャドーガールは魔法使いがモチーフとの事です。香りの方はと言うと、フルーティ・フローラル・コンフェクショナリーと言う三段の三角形が香りを嗅ぎながら思い浮かぶような感覚に陥りました。つけたてに感じる柑橘系の香りがしたかと思った瞬間トップからベースに敷かれている砂糖の甘さが奥行きを与え、アップルやストロベリーの瑞々しい甘さがより引き立つように香ります。やがて、フローラルの包み込むような優しい香りが現れベースの甘さをマイルドにし、同時にかすかな酸味が幸せな気分にさせてくれます。ラストはバニラなどの甘さがしなやかに香る印象でしたね。いままでのコンフェクショナリー、特に砂糖をベースに使ったものはグズグズに甘く=お子ちゃまが好きそうな香水と言う固定概念を持つ人が多かったかもしれません。しかし、この商品に関しては、そのイメージを一蹴してくれるような進化を感じました。甘いのに負けないくらいきちんとフローラルの香りがするので、この冬場、いままでの香水ではちょっと物足りない何かを探している方にオススメの商品です。但し、やっぱりスタックスタイルの店頭価格は1,980円のラインだと私は思うのですがね。本日はここまで。
2006.01.22
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用意されていた日記を急遽取りやめ、アナスイの新作の情報が入ってきましたので、本日はそちらをご紹介いたします。アナスイ 2006 限定品 ドーリーガール オンザビーチ トップ:レモン・ベルガモット・マンダリン・カシス・アップル・マリーゴールド・ピーチミドル:ローズ・落ち葉・フリージア・ロータスブロッサムラスト:ブロンドウッド・アンバー・ムスクEDT 30ml 50ml シャワージェル200ml ボディローション200ml解説:昨年の日記にちょろっと書きましたが、今年のアナスイのフレグランスは、ドーリーガールシリーズ3作目となります。ようやく概要が分かってきたので、皆様にいち早くお知らせです。日本代理店発表は、まだまだ先と思われますが、情報筋の話では2006年春(いつのこっちゃ?)との事。もちろん定価等も決まっておりませんが、シリーズモノの場合ココ最近定価が高くなっているので、その辺は気になります。ボトルは今までのこけしのような形で、今回はサングラス付き。ほくろも外され、青みがかった色は、さながらプールの授業の後のようなものか。香りは、香料を見る限りだとフレッシュフルーティフローラルなのですが、この辺は発売後ご自分で試してみてください。資料的にこれ以上の事は書けませんが、春の新作ラッシュの中でも一際目立つ存在ですね。追伸。資料ありがとうございます。面白いネタでした。(この場を借りてお礼)お礼と言っては何ですが、こんなのも話題の一つに。「ブリトニースピアーズ インコントロールキュリアス (限定)」代理店が発売するかどうかは不明。本日はここまで。
2006.01.21
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はじめに断っておきますが、前文が長くなりすぎ、通常書いている香水のご紹介は今回打ち切りましたので、ご了承願います。さて、デパート巡りの話の続きでもしましょうか。初売りも終わり、冬物バーゲン開催中のお店が数多く、それらを横目に見ながらも、今回廻ってきた店の順としては、わかばカウンター→サンローランカウンター→シャネルカウンター→ティファニーブティック→ブルーベルカウンター→アーデンカウンター→ジバンシィカウンター→ディオールカウンター→アラミスカウンター→ラルフブティック→ドラックストア・・・。もちろん買うつもりなど更々なく、情報収集に明け暮れておりました。場違いなオーラを発しているのかどうか分かりませんが、今回は店員につかまる事も無く、短時間で効率良く廻れましたが、香りを試している私の隣で、他のお客さんと店員のやり取りを聞き耳たて聞いていると、人それぞれ接客ってこうも違うものかと感じました。では、どのような接客を行なっていたのか実況解説してみましょう。お客さんがテスターを試していると、某カウンターの店員が近づいていき店:「香水をお探しですか?」と笑顔でご挨拶。サラリーマン風の男性2人組みのうち一人(客A)が「まぁ」と言う言葉を交わし、今まで嗅いでいたテスターを棚に戻す。※1 ここでの「まぁ」や「ええ」と言うお客さんの言葉は、店員の話を聞き入れる準備があると言う意思表示なわけで、店員さんはここで自分のテリトリーに持ってこないと、この後が辛い。店:「こんな商品は如何でしょうか?」とこの店で一番男性に人気のある●●●を試させる。※2 とりあえず、第一段階はクリアなようです。客A:「これさっき試した」と先ほど返事をした客Aが答える。※3 おーっと予期せぬハプニングと思いきや、これは想定の範囲内なのです。ここで、次の手をどう持っていくのか見てみましょう。※4 また、この時注意しなければならないのは、購入するのはこの「客A」かどうか定かではない事も付け加えて。店員とお客さんの話がかみ合う人。すなわち、話の主導権が「客A」にあるだけで、本当は「客B」が買うかもしれないので、その人にも話を振る事も忘れずに。店:「この商品一番うちの店で人気のメンズなのです。いかがでした?」と言った瞬間ムエットに香りを吹き付け、二人に試させる。※5 どうやら、この店員さん。ゴリ押しする気のようです。客A「悪くは無いのだけど、もっと爽やかなのないかなぁ」※6 ここで、ようやく客Aが購入の意志ありと判断がつきます。(すなわち、客Bは付き合っているだけ)もし、客Bが購入の場合、客Aは客Bに話し掛けるものなので。店:「では、このようなモノは如何でしょうか?同じメーカーが出した青空のように爽やかな●●●って言うのですが、こちらも発売以来人気を二分しております」とそちらもムエットに吹き付け香りを試させる。※7 更に同じメーカーの商品をアピールする事によって、ますます興味を引かせる作戦です。客A:「なんかちょっと違うかなぁ」と返事を曇らせるのが日本人の美徳。客B:「でも俺は好きだけどなぁ」と客Bが初めて店員と言葉を交わす。※8 この時感じるのは、ひょっとしたら友釣りがあるかもしれないと言う事。つまり、客Aが購入に踏み切れば、客Bも買ってくれるかもしれないと言う憶測。店:「いままでどんな香水を使っていましたか」と客Aに話し掛ける。客A:「ウルトラマリンとかブルガリブルーとか良く使ってますね」※9 どうやら客Aは、それ程香水にたいして知識はなく、流行りとか売れているモノが「良い香り」と察しがつきます。また、「ブルガリブルー」と言っても「ブルガリ ブループールオム」の可能性が高い事も合わせて考えておきましょう。店:「では、こんな商品はいかがですか?この秋に出たばかりの新作で●●●と言う商品で、物凄く売れていますよ。」※10 商品名を書けば分かるのですが、全く話の展開を無視したバリバリのメンズものを店員さんはチョイス。客A:「ちょっと臭いね」客B:「俺もちょっとね・・・」※11 当然の反応である店:「そろそろ鼻とか大丈夫ですか?」※12 選択肢を絞り込む為の殺し文句。客A:「ちょっと鼻の奥が痛くなってきたかな」と二人の反応は一緒のようだ。※13 このあと数本嗅いでも同じ反応なのだが、店員がこう聞けば、お客さんは大概こう答えものです。要はこれ以上嗅いでも無意味ですよとお客さんに認識させる為のことばであり、店員のさじ加減次第なのです。簡単に言えば、これ以上香りを試しても、更に混乱するだけなので、そろそろ決断しませんが?と言っているようなもの。そして、決断のポイントはココ店:「今まで嗅いだ中でどれが一番良かったですか」※14 クロージングに入りました。客A:「一番最初に嗅いだヤツかなぁ」※15 緊張の一瞬でした。このタイミングで話が続けば、十中八九購入成立。逆に「ちょっと考えてみます」や違う商品に話が変わってしまえばこのお客さんは買わないでしょう。店:「香り立ちもきつくなく、それでいて爽やか」※16 ゴリ押しが始まる。店:「お客様のような方にはぴったりですわ」※17 会って間もない人に何が分かるのか。店:「お試しに小さい方使ってみてはいかがですか?」※18 畳みかけ店:「きっとお客様の周りの反応も違ってくると思いますよ」※19 何も言われなかったら、責任を取ってくるのか。客A:「じゃあ、小さい方買ってみようかなぁ。」※20 いつの時代も女性の押しには、男性は弱いものである。客A:「お前もそれ買えよ」と客Bに促す。※21 連れションか。※22 この場合、勝手に客Aが店員に代わり対応するので、店員は事態の推移だけ見ていれば良い。客B:「じゃあ」※23 友釣り成功。と、二人の男性客はレジへ案内されて行った。客観的に見ると、このように見えてしまうわけですが、要はこの店員さんの場合、一番最初に案内した商品を絶対に買わせるよう導いた訳です。自ら商品を提示し、決め打ちと言うか、その商品に向かって押していく攻めの接客なのですね。もちろん、その分お客様が心理的に逃げていってしまうリスクはありますが、限られたアイテムでの接客方法としてはベストのようです。私の場合は、どちらかと言うと、お客様の要望や今まで使っていた商品を聞き出してからの商品の提示となるので、購入する確率はより高くなっておりますが、その分商品のアイテム数が多くないと満足のいく接客はできませんし、接客に時間がかかります。故にメーカー直販のカウンター等は前者。香水専門店などは後者というように接客の仕方とって言っても過言ではないです。香水を例えに話を繰り広げましたが、小売業全般で使える実戦的な「話術」なので、覚えていた方が良いかもしれませんね。と言う事で、本日はここまで。
2006.01.19
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まずは、この日記をはじめてみる方へ一通り説明しますと、一昨年の6月から書き始め、当時は香水を販売するお店の側の人間として、第三者的に書いていたものでした。しかし、昨年10月会社が事業再生の煽りを喰らい、泣く泣く閉店となったわけで、それを気にブログも終了と相成った訳です。何で書いているのか?って、一つは、ネットを見ても今一つ情報が遅いと言う点が気になったと言うこと。そして、もう一つは「香水カレンダー」の配信。と言う上っ面の建前がありまして、しかしそこには・・・!(まぁまぁまぁ今後の展開をお楽しみに)ちなみに、この日記の内容はと言うと、香水フリーク・マニアな方からするとちょっと物足りないかもしれません。香水を趣味志向と言うよりは、商品としての見方しかしておらず、対業者向けと言うか卸・小売業者に人気を誇っていたのもこの為なのかもしれませんね。とここまでがとりあえずの説明でして、今の仕事が軌道に乗り出して余裕が出てきた何て言う本音も書きつつ、話を進めましょう。突然ですが『業務連絡』某担当者へ香りのサンプルは無いのですか?相場は?土曜の昼間から漫画喫茶に行ってる場合ではないのですよ!メーカーの皆さんや卸業者の特に営業の方々へ。以前と違って、商品案内のみだけでは展示商品切り替えが難しくなっていると言うことをお忘れなく。売上が右肩上がりの時代とは違い、新作であれば売れて行く時代は終わったのです。特に昨今定番アイテムと称される商品数が増えてきておりますし、いつまで経っても居候する商品もあり、それらが店の展示を圧迫していると言うのが現状と思われます。その中で、新しい商品を売り込まなければならないのだから、お店でフェイスを確保する為には、きちんと売り込まないと。特に自社開発商品などは、旧態依然のお手軽営業手法から、香りを送ってフォローの電話しないと、大手ブランド商品にフェイスを取られてしまう事も十分認識して欲しいです。お神酒飲んで寝っころがっている暇があるのなら、香りのサンプルぐらい手配すれと言う話です。(分かりましたか?ア●●●ッ●ャーズ代表)さて、気分も変えまして、本日の香水をご紹介しましょう。本日は「ジェニファーロペス ラブアットファーストグロウ」です。JLO ジェニファー・ロペス ラブアットファースト EDT30mlトップ:ベルガモット・ネロリ・ピーチ ミドル:ピンクジャスミン・ワイルドローズ・オスマンサス・フリージアラスト:ブロンドウッド・シアームスク・バニラ 解説:「ジェニファーロペスのフレグランス新作」との事で、このブログに登場したのが昨年10月の話。ちょうど最終回の頃だったと思われます。その後すぐに代理店の展示会で2006年1月国内発売開始との情報が入り「まぁ順当な線かぁ」と心の中でつぶやきました。今回の作品は初恋の気持ちをジェニファーロペスが表現。ティーンエイジャー向けに優しいピンクに包まれたスウィートフルーティフローラルが、はじめて逢った・はじめて触れたあの時の気持ちを蘇らせてくれるロマンティックな香り・・・。と企画書には書いておりました。私の知っている範疇で書きますと、元々この方のプロデュースする商品て、ハートやらピンクやら白を基調としたデザインが好きなようで、アクセサリーなんか見るとその傾向が顕著に現れております。(※PCの方はリンク先に飛んでみてください)今回のフレグランスに関しても、ハートとピンクを前面に押し出した可愛らしいBOX。加えて、御馴染みグロウシリーズ見慣れているボトル。プラス、フルーティフローラルの香りとくれば、ターゲットを日本の若年層に絞り込んだような商品が登場した訳です。続いて、香りの方をもう少し掘り下げますと、つけた瞬間から、ピーチの瑞々しい甘さとベルガモットの弾けるような爽やかさに満ち溢れ、やがて、ピンクジャスミンの芳しさに、ローズの咲き乱れるような情熱っぽさが合わさり、出会いの瞬間の閃光が走るかのようです。最後はバニラの甘くとろけるようなイメージが残ります。トップページのリンクの欄にも書きましたが、ワイルドローズとフリージアのやや癖を感じますが、某担当者は「別に気になるレベルではなく、良い香り」とも言っていたし、真実は自分の鼻で確かめてみてください。昨日の日記の続きですが、この商品デパートでテスターすら置いていなかったのに、既にドラックストアで発売開始しており、「フライングですね」と思いましたが、山積みのまま売れている気配が無かったのは、ちょっと残念。「ライブ」が発売して間もないだけに、新鮮味がないのかなぁとも感じました。「限定」という言葉にどれだけ皆さん反応するのか今後の興味は湧きますが・・・ちなみに、価格的には 30ml ¥2,980 が底値と思ってください。商品の供給状態が悪く、売り切れ店舗が続出するかもしれませんがクレイジーピンク EP100mlを取り扱っている店舗であれば、比較的長期間扱っていると思われます。本日はここまで。
2006.01.15
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香水カレンダーの第一回目の配信も済み、感想を書き込みやメールで送っていただき誠にありがとうございました。まだまだ募集中ですので、ご興味ある方は掲示板をご覧下さい。さて、久々に百貨店めぐりをし、日記のネタ探しをしてきました。業界から外れると縁遠くなるものですが、新しい発見を数多くする事ができ、たいへん楽しかったです。今回の目的は「ズバリ!インカントチャームの香りを試す」でした。香りの出来栄え等に関しては、後ほどの日記に書くとして、本日は昨年夏に日本再上陸を果たした「エリザベスアーデン」のカウンターがこちらの地方にも進出していたので、そちらの定価を書きますので、各お店さんはご参考下さい。アーデンビューティEDP30ml ¥5,775EDP50ml ¥7,350レッドドアEDP50ml ¥7,350EDT50ml ¥6,300レッドドア リビールドEDP50ml ¥6,300サンフラワーEDT50ml ¥4,500フィスアベニューEDP30ml ¥5,250EDP75ml ¥6,825グリーンティセントスプレー50ml ¥3,990セントスプレー100ml ¥5,775グリーンティ インテンスEDP75ml ¥5,7752005年秋入荷プロボカティブ ウーマンEDP30ml ¥4,725EDP50ml ¥6,3002005年冬入荷フィスアベニュー アフターファイブ EDP30ml ¥5,250EDP75ml ¥8,400トップ:ブラックプラム・ベルガモット・コリアンダー・ハニーサックルミドル:ミュゲ・ジャスミン・サフラン・ロータスラスト:トンカビーン・ムスク・サンダルウッド・白樺未だにブルーベル時代の定価をつけているお店さんが数多く見られますが、きちんとプライスを変えましょう。また、トゥルーラブやスプレンダーなどは、取り扱いがなかったので、今現状の在庫のみで終了のような気がします。と序章編としてはこれぐらいにして、次回以降も香水カウンターめぐりの旅が続きます。本日はここまで。
2006.01.14
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『香水カレンダー2005確定版ご応募受付中!』と本来宣伝下手な私ですが、前回に比べ応募件数が少ないと感じられ、ちびっと宣伝。一旦打ち切ってから、度々復活するこの日記のルーズさにも、皆さん愛想を尽かしているのかもしれませんが、まぁそれはそれとして、見てやってください。特に毎日のように欠かさず見に来ていただいている業者筋と思われる方々。正直な話、この表をネット上にフルオープンさせたいのですが、そのやり方がよく分からず、このような形を取っております。決して作為的ではございませんので、ご応募くださいね。さて、年末年始皆様は買い物をなされましたか?小売業の今現在主流は1月2日~4日頃までが初売り。その後すぐに冬物バーゲンに突入するのが常套手段となっているようで、私もその応援に担ぎ出されておりました。年々小売店舗の福袋の需要自体は落ちているようですが、ふと楽天香水市場を見ると、福袋セールが賑わっているようです。店側の立場から意見を言わせて貰うと、正直この福袋って、在庫整理に使われているケースが多いので皆さんきちんと認識しましょう。もう少し、詳しく書かせていただくと、皆さんは以下の点に注意しながら、福袋選びを見極めましょう。・中味が分からない物は手を出さない方が良いと思われます。・欲しい物と要らない物の区別をしましょう・テスターが一緒に入っている福袋も見られますが、テスターはサービス品であると認識しましょう。・定価○○円分が入って・・・は、実際の売価を調べてみるとたいしたことが無い場合もあります。・ 売れ残った福袋は、その後単品にバラして、セール価格にするような気がします。こんなところでしょうか。要は、フレグランスもファッションの一部と捕らえると、新作がこの後どんどん入ってくるので流行からちょいっと外れたモノを在庫処分するのが大枠の目的。ただ単にバーゲンセールをしても売れ残る物は売れ残るので、福袋に入れてまぎれこませてしまえと言うのが本筋ではないでしょうか。故に福袋が返品できないのはこの為なのですね。具体的に商品を挙げて説明すると、クレームが来そうなので、この辺にして、本日は久々のメンズフレグランスをご紹介。本日は「クリスチャンディオール ディオールオム」です。トップ:セージ・ラベンダー・ベルガモットミドル:アイリス・カカオ・アンバーラスト:ベチパー・パチュリ・レザー解説:先ほどの説明にもありましたが、メーカーが大手であればあるほどフレグランスもそのファッションコンセプトの一部として、商品が開発されているモノであります。今回のフレグランスも「ディオール オム」と言うラインから生まれた物であり、その衣服を身に纏った時にぴったりはまるように計算されております。メンズワードロープの再定義と言うのが、今回のラインの最大目標であり、そこから、シンプル且つ独創的・洗練されたクラシックと言うイメージが複線と伸びている訳です。この事を踏まえて、商品の説明をして行きましょう。無色透明のスクエアなボトルにワンポイントのように埋め込めれたスチールシリンダー。シンプル且つ大胆な構成は重厚感があり、モダンでありながらも時が経っても色褪せることの無いデザインとなっております。香りの方はと言うと、アイリスを中心にした都会的なメンズフレグランスの醍醐味を感じます。つけたての爽やかさが瞬時に、セージやラベンダーのモダンさへ変わると、やがて、アイリスの穏やかさに若干の甘味が加わり、抑え目な香りの割にはしっかりと漂います。ラストはレザーのマスキュリンぽさにウッディの温かさが加わり、包容力を表現しているかのようです。女性陣に単純に嗅がせると「タクシーの後部座席みたいな香り」だのがっかりする意見も飛び出してきそうですが、個人的な見解からすると、ベッカムより作り込みがしっかりしていて、息の長い商品になりそうだと思いました。若年層男性陣にはちょっと難しいかもしれませんが、ネクタイの胸元からこの香りがしたら、ひょっとしたらモテかも・・・。(責任は負いかねます)間もなくバレンタインのシーズンがやってきます。ちょっと贅沢かもしれませんが、プレゼントの一品として、おすすめの一品です。本日はここまで。
2006.01.11
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まる二日費やして香水カレンダー2005確定版を仕上げました。非常に肩がコル作業でしたが、プリントアウトしてみると「まずまずかなぁ」な~んて自画自賛してしまう今日この頃。新年明けましておめでとうございます。(遅いかぁ)さて、このカレンダーも数えること4回目の配信。過去の産物を今更何て思わないで、無料ですからお申し込みください。香水というのは面白いモノで、一年前の旧作と新作の発売日が重なるモノも多いですから、予習の意味でも見てみてください。法人の方でももちろんOK。その場合は法人名・店名まで書いてくれると嬉しいですね。今回の主な内容は・・・・2005年に発売した香水をできるだけ収録・2006年1月以降の最新情報も掲載マイクロソフト EXCELで作ってあります。メールは、添付ファイルで送信いたします。なお、エクセルが入っていないという方のためにOUTLOOK EXPREESで,通常のメールに貼り付けても送ってみますが、きちんと見ることができなかったら、ごめんなさい。その場合は【OUT LOOK希望】と一言書いてくださいね。配信は順次行ないます。締め切りは1月23日(月)です。また、前回既にお申し込みの方は、【8月以降希望】と書いていただくと、送信がたいへん楽になるので、よろしくお願いします。それでは、受付開始しますので、ご希望の方は、メールを送ってください。------------------------------------------------ご希望の方はこちら〔Mail〕と言うコンテンツの ↓〔メッセージを送る〕を左クリック ↓〔あなたのお名前〕※法人の方はできれば法人名も〔メールアドレス〕〔今現在愛用の香水1品〕-------------------------------------------------
2006.01.10
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香水カレンダーもようやく完成し、皆さんのご応募を待つばかりですが、それだけでは、パンチが弱いと言うか、アクセス数が伸びないのは分かっているので、追加日記を書きます。まずは最新情報としてランバン エクラドゥアルページュの仕様変更 画像を見ていただくと分かりますが、従来キャップのみ外れるタイプだったのですが、今年の生産分より、飾りのリングまで外れる仕様に変更なります。加えて、BOX底に付いていたクッションも外されるとのこと。大勢に影響はありませんが、気付くと面白い発見かもしれません。続いてフェラガモ インカントチャームについて どうやら、この春もインカントシリーズの旋風が吹き荒れそうですが、1月18日より伊勢丹の一部店舗で先行発売。予約受付中との事なので、たぶん、テスターが置いてありそうです。お近くに伊勢丹がある方は、ぜひ、お試し下さい。なお、ディスカウント流通はホワイトデー~4月とも言われておりまして、気長に待てない方は、早めにGETしてしまいましょう。更に代理店情報と言えば・・・クリスチャンディオール ディオールスターが1月6日よりついに国内代理店発売開始。大方の予想を裏切って、定価は¥6,195(本体¥5,900)ネット上ではあまり売れていないらしいので、ここで奮起して欲しいところです。更に更に代理店情報と言えば・・・イヴサンローラン インラブアゲイン ジャスミンエトワール 1月6日より発売開始。3回目の限定ともなると目新しさも無く、ディスカウント市場でも今回見送った業者多く、あまりにも期待度が薄いです。前作・前々作と言い値崩れし過ぎた為でしょうか。商品の企画書は頂きましたが、香りを実際試してから、日記に書きますね。と言うことで、やっとこちらにも香りを試す事ができたので、本日はこちらを紹介いたします。本日の香水は「カルバンクライン CK-ONEシーン」です。トップ:マンダリン・イランイラン・ジンジャールーツミドル:ローズウッド・ジンジャー・ミュゲラスト:ムスク・アンバー・バニラ解説:例年冬のこの時期になるとカルバンクラインは、CK-ONEで限定ボトルを出しておりました。CK―ONEレッドやグラフティ等も同様ですが、中味はCK-ONEのままで、ボトルだけ変え数量限定で発売しておりました。元々うちの店では、限定ボトルやコフレなど売れないと思っていたので、取り扱い自体しなかったのですが、回りの話を聞くと年々限定ボトルの売れ行きは悪くなって行ったとの話。夏に「サマーエディション」があれだけ売れていたのだから、今季の冬も香りを変え、数量限定で発売したら?という自然の流れが容易に推測できます。『CK-ONE』のロゴ表記がゴシック体に変わって、ポスターなども一新。人がごちゃごちゃいるのが好きなデザイナーらしく、そのイメージを引きずった形でのボトルやパッケージとなっており、躍動感は出ております。商品の企画書を読むと、「シーケーワンのスピリットを受け継ぎながらも、新たな活力をブレンド。エネルギーと自信を与えてくれる新しい香り」との事。では一体どのような香りなのか解説してみましょう。つけたての柑橘系のフレッシュさが跳ねるように香ってくると、たちまちミドルのローズウッド温かい印象に掻き消され、同時にスパイシーな味わいが表面に出てくる印象。活力がこの時生まれるのですね。継ぎ目継ぎ目に姿を表すジンジャーのカラッとした清潔感が、オリジナルの香りを垣間見える瞬間です。ラストはバニラ+アンバー→ムスクと言う順番にしなやかに香るでしょう。全体的なイメージとしては、やはりメンズのイメージが強いです。スパイス感がやや強めなので、CK-ONEよりもCK-BE2と言う名前の方が相応しいかもしれません。もちろんユニセックスなので、女性の方でも使えるように、ほんのり甘味がプラスしてあり、使いやすくはなっておりますが、残り香が気になるレベルです。しかしながら、「売れるの?」って聞かれれば、「やっぱり売れるでしょう」と答えてしまいます。だって、CK-ONEサマーでも売れたぐらいですから。そこは、この「CK-ONE」と言うブランド力を信じても良いのではないでしょうか。本日はここまで。
2006.01.09
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