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とある元担当者から「画像送ったのに使ってくださいよ」とのメールが届き、仕方が無いので号外分を書きます。6月以降と言っても正直な話し満足の行くレベルで揃っているわけではなく、予備知識として皆さんには見ていただきたいので悪しからず。ではでは、2006年6月発売予定商品(代理店未発表も含む)6月9日YSL ベビードールラッキーコレクション ミニ4Pセット 5,460円※上記のお店さんは即納できるようですね。それは置いといて、相変わらず前評判が高いベビードールのミニ4P。とは言っても、売れるスピードに関しては、たぶん温度差があると思うので、ギフトが弱い店舗はそんなに積まなくても良いと思われます。6月10日マリナドブルボン モンアンジュ EDT 30ml 5,040円トップ:フリージア・白桃・ハニーサックル・イランイラン・レッドベリーミドル:チュベローズ・ジャスミン・ダマスクローズ・スズラン・ミモザラスト:ムスク・ブロンドウッド・サンダルウッド※LYSの売れ行きが好調との話も聞かれる今日この頃。今度はモンアンジュという新作を発表。正直、初代とローズブルボンの中間なイメージなのでどうなのでしょうかね。ハマー H2 EDT 40ml 4,725円 75ml 6,300円 トップ:シナモン・マンダリン・ベルガモットミドル:カルダモン・バーボンペッパー・エレミラスト:インセンス・レッドミルラ※前作ハマーに関してはあまり好印象はなかったのですが、今回のH2には個人的に期待しております。やっぱり黒には黄色よりも赤の方が似合っていると思うので。6月14日(限定)エタニティ フォーメンサマー2006 EDP 100ml 9,975円画像なしトップ:アルデヒド・ベルガモット・タラゴン・オレンジフラワーミドル:ラベンダー・シーグラス・シダーリーフ・ミモザラスト:ドリフトウッド・ホワイトアンバー・パチョリ・ムスク(限定)エタニティ サマー2006 EDP 100ml 9,345円画像なしトップ:ピンクグレープフルーツ・フィグ・バーベナミドル:ハニーサックル・ジャスミン・マグノリアラスト:ムスク・サンダルウッド・セージ※6月に夏物を入れる危険性。去年十分味わったお店さんも多かったのではないでしょうか。6月21日ジェパーリー スウィートラブインテンショングリーン EDP 60ml 円 ※赤→青→緑とまぁ無難な色の選択です。早くも間もなくサンプルが届きそうなので詳しくは後日の日記にて。6月予定(限定)イッセイミヤケ ロードイッセイサマー2006 NA 100ml 6,825円(限定)イッセイミヤケ ロードイッセイプールオムサマー2006 NA 125ml 7,875円(限定)ジャンポールゴルチエ ゴルチエサマー2006 NA 100ml 6,825円 (限定)ジャンポールゴルチエ ルマルサマー2006 NA 125ml 7,825円 ※百貨店向けの絡みもあってやっぱり出てくるようです。今の段階では不明ですが、この後にパコラバンヌとキャロライナも出てくるような予感。これらのシリーズが出始めてくると夏物の仕入を終了しておりました。続いて7月情報7月11日(限定)マークジェイコブス スプラッシュレイン(緑) EDT 300ml 13,965円グラス(青) EDT 300ml 13,965円コットン(赤) EDT 300ml 13,965円 ※まぁ百貨店流通のみなので、正直眼中に無いですね。300mlですか。20mlぐらいで使うの止めちゃいそうですが・・・。7月20日(限定)ヒューゴボス ボスブラックエディション EDT 40ml画像なし※ ヒューゴボスも立て続けにリリース。シルバー→ブルー→グリーン→ブラックの順で覚えておきましょう。7月予定エラミカオ ユージンゴールド EDP 50ml 5,775円画像なし※ 画像をお見せできないのは残念ですが、今回は蝶々をモチーフ。クリスティーンダーヴィンをもっと可憐に豪華にしたような雰囲気と覚えておきましょう。7月予定シンシアローリー シンシアローリーオーデパルファム EDP 30ml 5,775円 50ml 7,825円 100ml 10,500円画像なし※この辺までくるとコメントのしようがないのですが、ファッションをあまり知らない私でも何かで聞いたことのあるNYのブランドのファーストフレグランス。ちなみに発売延期(未定)ショパール インフィニメント EDT 30ml 5,775円 50ml 7,770円画像はミニチュア※発売見送りは無いと思いますが、延期になっちゃいました。更には今後発売されそうな商品情報モスキーノ フレンズ ※国内発売6月とも噂されておりますが、一応一応。スタックスタイル ※つい先日国内ではこのシーリーズの2アイテムが発売されたばかりですが、海外では早くも3アイテム追加。ディメーターじゃないのだから・・・。ジバンシィ ヴェリーイレジスタブルサマー ※ヴェリーイレジスタブルといえばプレミア等が百貨店で発売したばかりですが、海外では夏物もご準備。昨年も7月~8月ぐらいにフォーメンとか出ておりますので、今年も出てきそうですね。ケンゾー ローパケンゾーラブロー ※フラワーバイのサマーリミテッドも海外では出ているようですが、私はこちらの方が日本人に馴染み深いと思い、期待を込めて日記に書きます。とまぁ今のところはこんなものでしょうか。いづれも予定ですので、早まったり、延期されたりしますので悪しからず。最後に追加情報としてはこのようなモノをご用意アランドロン (仮)サムライ リミテッドエディション ※ JFL公認のサムライ。日本代表ユニフォームのような鮮やかなブルーのグラデーションが印象的。限定ボトル?正式名称?発売時期?香りは???全く分かりませんが後報をお楽しみに。号外はここまで。
2006.04.29
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先日、一通のメールが届きまして、そこにはこのような内容が書かれておりました。「また香水カレンダーを作る予定はないのですか?」と。答えから申し上げると、「作りません」です。何故かと申し上げると既に今年あたりからネット上できちんと作っている方がおられたので、今更私が作ってもと思ったからであり、リンクの方を貼っておきますのでそちらをご覧下さい。「香水手帖>香水カタログ」ね。きれいにまとめられているでしょう。正直これを見た瞬間、自分で作ったものが恥ずかしくなってきた次第で、完膚なきまでに白旗です。きちんと更新もされているので興味をもたれた方はご参考してみてくださいね。その代わりと言っては何ですが、本日の日記では5月に発売される商品をご紹介していきます。ゴールデンウィークを前に各社いろいろな新作がたくさん出てきておりますが、年休明けからもまだまだ新作が出てきます。どちらかと言うと、万人向けと言うよりは、個々の趣味嗜好に走っているような印象がありますが、画像の無いものまで一気にご紹介していきますのでお付き合いくださいね。ではでは、2005年5月発売予定商品(代理店未発表も含む)5月10日(限定)カルバンクライン CK-One サマー2006 EDT 100ml 6,825円※ネットプライスと言うサイトをみると以前として高い人気を誇っているようですが、業者の話を聞くと慎重な発注を各小売店さんはしているとの事。もう3作目ですから仕方ないのかもしれませんが、早いところでは、5月3日あたりから店頭に並ぶはずです。5月12日(限定)ルチアーノソプラーニ ソロサマー EDT 50ml 4,725円画像無し※雑誌パルファムに載っておりましたが、未だ画像届かず。ソロの黄色のキャップで薄い水色のボトルと覚えておきましょう。担当の話を聞くとオリジナル ソロよりも夏らしくすっきりした感じとの事。曖昧でよくわかりませんが、普段使いには良さそうです。夏季限定なので、ちょっと高めな値段設定。5月17日マサキマツシマ エム ミンティー EDP 40ml 8,925円※嫌いではないのですよマサキマツシマ。でもね、売れてなんぼですからこの世界。オリジナルのエムすら存在感が薄いですが、たて続けに青いボトルをリリース。香りは良いとの事なのですが、問題は価格。各業者どれくらい仕込んであるか分かりませんが、付き合い程度で良いと思われます。ダンヒル ピュア EDT 50ml 5,775円 75ml 7,140円※フレッシュの後のピュアですか。たいした代わり映えはなさそうですが、このボトルの形状自体は結構好み。ラグジュアリ感と言うか、センスは良いとおもいます。5月19日キャロライナヘレラ アクア EDT 30ml 4,410円 50ml 6,090円 100ml 8,925円 ※212セクシー以来の久々の新作。無機質なイメージを残しながらも、ボトルのイメージと香りの雰囲気が一緒であればヒットしますよこの商品。5月20日ジャンヌアルティス セクシーボーイホットゲーム EDT 100ml 4,095円 ※御馴染みセクシーボーイの新作。今回はクラブエディションからの引き続いた流れを汲んでいるようで、香料だけ見るとトップ:エレミ・レモン・ベルガモット・サイスレス ミドル:クラリセージ・アルテミシア・トンカビーン・フローズンアニス・ナツメグ・クローブ ラスト:シダーウッド・サンダルウッド・ガイアック・パチョリ・チーク・マテ茶・アンバー・ムスクとフレッシュスパイシースウィートとなっているご様子。個人的な感想としては・・・。サンプルが届き次第、日記で書きますのでお楽しみに。パリスヒルトン ジャストミー EDP 50ml 5,775円※ようやく正規の発売日が決定したようで、今年は来日するのかパリスヒルトン?てな訳で、「ネットで売っている」なんて焦って手を出す必要もないですから。きちんと香りを試したから買う習慣を。5月24日クールウォーター ゲームマン EDT 30ml 4,830円 50ml 6,510円画像はミニチュアクールウォーター ゲーム ウーマン EDT 30ml 5,040円 50ml 6,825円画像はミニチュア※「クールウォーターのインパクトに比べたら・・・」と正直な本音。エコー・ノマド・ディープ・シルバーシャドー・・・個人的には応援したくなるブランドなのですがね。画像では綺麗に見えるかもしれませんが、よく言えばカジュアルすぎ。香りの感想ですか?個人的な意見としては、メンズは中の上。レディースは中の下。(私にも嗜好がありますので)ボス セレクション EDT 50ml 7,560円 75ml 9,870円※どのようなボトルなのか今ひとつ分からなかったのですが、パソコンの方は見れるでしょう。外国人の方にはウケそうですよね。シャープで都会的なセンスの良さ。香りは試しておりませんが、トワレの50mlで7500台はちょっと高すぎるかもしれませんね。5月26日(限定)プチサンボン ピーチ シャーベット EDT 50ml 4,725円 ※レモンパイの後はピーチシャーベット。アイデアに煮詰まってる感がございますが、夏場に向けては悪くはなさそうです。しかし、ピーチ=柔らかく瑞々しい甘さ+シャーベットですからパンチの部分でちょっと薄すぎるような気がしますがね。5月27日エリートモデルズ エリートフォーハー EDP 30ml 4,725円 50ml 6,300円 100ml 7,825 エリートモデルズ エリートフォーメン EDP 50ml 100ml 7,350円 ※海外でボトルを見ときに気にはなっていたのですが、早々日本上陸とはちょっと驚き。ポップティーン・モデルズエージェンシー・・・。不安はありますが、期待はしております。エラミカオ ユージンメン EDT 50ml 5,250円 100ml 6,300円※ユージンフェローチェあたりからワイルド路線に変更しつつあるエラミカオから新作のメンズが登場。商品案内から見ると、ボトルのイメージよりも柔らかそうで丸みのあるような香りに仕上がっていそうなので、香りのチェックをしてみたいところです。5月31日ナオミキャンベル キャットデュリュクス EDT 30ml 3,990円 50ml 5,250円※ナオミキャンベルって誰?という若者もいらっしゃるかと思いますが、名の通ったブランドの久しぶりの新作なだけに期待大!(と言うよりも裏話として前作が日本上陸を見送られたようですが・・・)香りも悪くないと思いましたし、価格設定も店頭1,980円前後ぐらいで推移しそうですし、一本抑えておいても良さそうですよ。5月発売予定エリゼ ライオンハートベルズビーチ EDT 50ml 5,040(?)円※再発売なのでコメントは省略です。とまぁ、ここまでが一応情報として入ってきております。本当は6月以降に発売予定の商品も考えておりましたが、何せ4月発売の商品すらきちんとフォローできていない訳で、時間があればきちんと続きを書きますので。今週はここまで。
2006.04.27
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まずは、トップページのリンク集にも収めておりますが、携帯でご覧の方には見えないので、さらっとこちらの商品をお浚い。ライオンハート ベルズビーチ 50ml前回の日記でたまたま限定品について書きましたが、偶然にも限定品の再発売の発表があり、個人的にはちょっと驚き。(業者筋でまだ在庫を抱えている所は早めに開放した方が良いですよ)昨年ほどのたくさんの売上は期待できないものの、香り的にはオーソドックスですから。リピートしたい方は5月下旬まで待っていてくださいね。それと時を同じくして、「ライオンハート バスライン」も発売予定。ここ最近、男性の愛用者が増えているようなので、寝汗を掻いた朝のシャワータイムに活躍してくれること間違い無しです。さて、今回の日記をどのようにするか。アイデアこそ生まれているもののパソコンに打ち込む時間が最近めっきり少なくなりまして、皆さんに御不便をお掛けしておりますが、今回に限り、物凄く個人一人に対して書いてみますのであしからず。香水の業界と言っても、比較的狭い世界でございますが、それでも企業の特色と言うか、フットワークの軽い重いというのがあります。このフットワークと言うのをもっと簡単に言えば、お店側からの逆提案(客注文の対応や新しい商品の展開)に対し、機転が利くほうがお店さんにとっては使い勝手が良いものであります。特に私のような情報を集める事を趣味としていたところであれば、余計にこの逆提案と言うのが多くなり、多数の取引先を困らせていただろうと推測されますが・・・。そんな私の提案に対して、未だに一生懸命応対してくれる某若手営業マンには感謝する次第ですが、情報を流しておいた商品の良し悪しをまだまだ把握できていないようなので、遠まわしに日記を使って説明していきたいと思います。話を振り返ると、今年の2月ぐらいでしたでしょうか。私が海外の情報を検索していると、ちょっと面白そうな商品が出てきたので、その担当者を窓口に調べていただいたのがこちらの商品。「ニナリッチ レールデュタン EDITION COLOMBES COULEVR」 情報1.香りは不明・2006年限定品 詳細はニナリッチHP(英文にて)2.店頭価格 おおよそ30ml 3,000円前後3.国内代理店情報 8月ぐらいまでは、新作の出る気配無しで、続いて先月辺りに調べていただいたのが、こちらの商品「ドルチェ&ガッバーナ ザ・ワン」 情報1.今のところ海外でも発表の段階。正式発売は夏場にかけて2.国内到着は早くても8月3.香りは不明4.国内代理店情報 当分新作の気配無しどちらも、未だに代理店から発売予定は立っておらず、しかも、香りすら分からない状態なので、他の小売店の前評判は悪いようです。皆さんはどちらか欲しいと思いましたか?仮に私がその企業の仕入担当であれば、前者は仕入れをし、後者は、容赦なく見送ったと思います。何故、そのような根拠なのか。まず、他の輸入業者よりも先行で商品を仕入れると言うことは、市場を独占する事ができ、相場を勝手に決められると言う特権があり、利益率を非常に良くすることができます。従って、売れてさえ(これがミソ)くれれば、これ程良いアイテムは無いのです。しかしながら、当たりハズレがあるのも事実。1本や2本の仕入ではないですから、売れ行きが悪ければ、赤字にしてでも処分をかけなければならず、小売店側の反応を見てみたいと思う気持ちは必然的なのです。但し、その間にもタイムラグが生じるわけで、特に上記のような大手ブランドであれば代理店での発売が確実視されるので、仕入れられると言う情報が出たからには、国内の小売店の反応を聞くのではなく、即決で一日でも早く国内市場への投入を考えるべきなのです。で、両者とも大手ブランドな訳ですが、何故片方がGOサインで、片方が見送りなのか。これは単純にアンパイを選んだだけの話で、画像から見受けられるニュアンスとしては、ニナリッチの方はレールデュタンのボトルに赤色のグラデーションが掛かっているので、見た瞬間にレールデュタンの延長線上という安心感があり、手にとらなくても想像しやすいのです。プラス「赤の・・・」=何となくフルーティ?=万人受け?とイメージできるので香りの想像もし易く、価格的にもある程度抑えられているので、申し分ないわけです。気になるポイントとしては、代理店や他の輸入業者の動き。先行入荷というのは単独で仕入れて、はじめてうまみがあるので、一斉に入荷が始まると結局価格のたたき合いなるので、躊躇している間に面白みが薄れてきていると把握しなければならなかったのです。続いては見送った方のザ・ワンなのですが、確かにネームバリューとしてはニナリッチよりもドルガバの方に今現在は指示が行くかもしれません。但し、それは「ブランドの」と言う頭が付き、事香水に関して言えば、日本人の抱いているドルガバのイメージとは距離を感じてしまいます。現にライトブルー何て言う異端児は別として、香水は、カジュアルよりもクラシカル路線が強く残っており、前作シシリーにしても結局国内では成功しておりませんから。そのイメージを引きずっている今回のザ・ワンに関しては、正規代理店が取り扱いを開始してからでも遅くはなく、デパートで香水を買うようなお客様がメイン市場になるのでは?と想像がつきます。このように、商品の良し悪しについて書いてみましたが、理解していただけましたでしょうか。私達はその昔、香りなんて試さずに新作を感性の趣くままに仕入れておりました。その頃は当然のことながら、白黒のFaxしかなく、今思えば、それでよく仕入れたよねって自画自賛しております。但し、その分センスは磨かれたと思っておりますがね。売れる売れない何て言うのは、市場に投下して始めてわかるものですし、ここは勉強代だ!と言う意気込みで、若いうちは失敗を繰り返してみてください。その分どうすれば良いのか?そして、どういう商品が皆さん求めているのか?感覚的に分かってくるはずですので、それだけでもめっけもの。まずは、自分を追い込んでみないと一皮剥けないのですよ。はい。今週はここまで。
2006.04.21
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先週お休みしたので、今週はもう一本書きましょう。ゴールデンウィークを前に、新作香水のアメあられ(古い)。こちらの日記でもだいぶ遅れをとってご紹介しておりますが、新作!新作!といっても、定番と限定に分かれており、本日の日記では最近の限定品についてちょびっと考察してみますので、まずはそちらから話を進めていきますね。限定品と言うのは大概、年度の区切りか、もしくは期間限定で出てくるものであり、その期間に売れるであろう本数を生産します。これらの商品の発売時期と言うのは、ある程度決まっておりまして、プレゼントの需要期であったり、その商品の持つ固有の季節感を打破する意味合いで作られたりする物であり、その年の売れ行きが良ければ、ほとんどの場合、翌年やその翌年まで、名前を変え、香りを微妙に変化させ作られ続けるものであります。この限定品を出す意味合いと言うのは、昔の日記でも書いたように、オリジナルの人気が落ち着いてきた場合のテコ入れであったり、新しいコレクションの一部として登場したりするわけですが、ここ最近のディスカウント市場では、この限定品に注目しているのです。一般的な話として、ファッション(特に衣料品)などはシーズン終わりとなれば、バーゲンをし、在庫処分をしますが、香水の場合はちょっと変わっております。確かに、シーズン終わりで在庫過多の限定品ともなれば、メーカーからのスペシャル特価で一旦流通します。しかし、市場からほとんど無くなった途端に価格が高騰するのです。今現時点で言えば、例えばこんな商品エスカーダ イビザヒッピー 30ml ¥3,293一時期は千五六百円ぐらいまで店頭価格が落ちたにも関わらず、ここまでディスカウント価格を戻している訳で、相場が上昇している事は確かなようです。もちろん定価までは届かないモノの一番の底値で買っておいて、2年ぐらい眠らせておけば、普通預金なんかに比べられないくらいの利幅で戻ってくる訳です。やろうと思えば、先物取引なんか出来うるので、元本保証を謳い文句に出資者を募っても面白そうですが、先物だけに結構リスクが高いので誰も手を出さないのも事実。まず、根本的に密閉低いスプレーボトルを眠らせる危険性。中味のほとんどはアルコールですから、香りに変化がついたり、色が抜けたり、目減りしたりとたくさんのリスクが付き纏います。さらには、再生産される可能性だってあるわけで、今思い浮かべるだけでも、インラブアゲインやマットイエローなんかそうですが、一旦市場から無くなったあとに再生産し、相場が崩れた何て言うこともザラにあります。さらには、他店などでどれくらい残っているかも重要なポイントでして、100%市場を独占できれば好き勝手な値段をつけられる訳ですが、あるところには何時までも残っている訳で、この辺の駆け引きが非常に難しいです。付け加えれば、きちんとリピーターが残っていれば良いのですが、あんまりにも高すぎて、買い手がつかなくなるなんて事もあるのです。以上の事を踏まえると、需要と供給のバランスが相場に反映することがお解りいただけると思います。これらの事を十分意識してネットショップさん達は他店競合の価格を横目に見ながら、プライスをつけておりますが、一歩進んだ解釈して、逆にこれらの商品を目玉品として『安い!』というイメージ戦略を図っているところもあるのです。例えばこんなお店CK ONE SUMMER2005 100ml ¥2,980【キムラヤ】既に卸業者では商品がなくなっており、高くても欲しいと思っている小売店さんも多いかもしれませんが、上記のお店では、その当時の安値のままで売っている訳です。何故このような事をしているのか?これはあくまでも推測なのですが、この商品を一般ユーザーが見た場合の宣伝効果=この店は安い!と言うイメージを与えている訳で、このお店さんが取り扱っている商品全般への安売り感を強調しているのです。また、商売の基本の皆さんが欲しがっているものをより安く提供する事により、はじめて買い物する気になるものであり、ここで一度でも購入していただければ、また買い物をこの店でしてくれる可能性をUPさせる事ができるのです。もちろん、単純に在庫過多で処分しているのかもしれませんが、それでも、上記のような効果が得られるわけで、目先の利益に捕らわれないお店さんの戦略なわけです。では、今からできる今後価値観が上がりそうな限定品とは・・・変なことをやりそうな輩が出てきそうなので書きません。あえて申し上げれば、この日記を書いている時点ですら、皆さん同じ事を考えている事だけは忠告して、本日の香水をご紹介していきましょう。本日は4月21日発売「ラブ&ピース オーデパルファム」です。 トップ:オレンジ・ブラックカラント・マンゴー・アップル・ハニーサックルミドル:ジャスミン・ローズラスト:サンダルウッド・ムスク解説:LOVE&PEACEなんて、まるでジョンレノン辺りが歌っていそうなネームですが、ご存知マジックトゥラブのメーカー名でして、この商品の成功を期にラブ&ピースパルファムと言う一つのブランドを確立しようとしている狙いが見え隠れするこちらの商品。まずは一際目立つマークの意味から。ハートのマークにピースサインのマークを強引に埋め込み、まるで愛に亀裂が入ったかのような意味にも取れてしまうラブ&ピースパルファムの公式デザイン。ハートのラブには、ボトルの中にローズクォーツを入れ、香水をつけるだけで恋の威力が増すのだとか・・・。又、ピースサインの意味としては、収益の一部をNGO団体に寄付する仕組みになっており、買うだけで、世界平和や貧困の救済になるとの事。香水本体以外の部分が妙に強調されているのも前述に書いたような意味合いで見ていけば合致します。では、一体どのような香りなのか、詳しく見ていきますと、付け始めから、明るくライトでジューシーなフルーツの甘い香りがすっきりとした気分にさせてくれます。やがて、ローズの芳しい香りとジャスミンの穏やかさ交じり合い、ほんのりと体を抱かれるイメージへ。ラストはサンダルウッドからムスクへの変化をあまり主張しない漂い方で広がります。個人的な見解からすれば、ボトル自体に愛着感は湧かないものの、香り自体はマジックトゥラブよりも洗練されたイメージ。ちょっと軽すぎるのかなぁとも思いますが、夏場に向けては使い勝手は良さそうです。但し、売れるの?と聞かれれば正直言葉を濁してしまいます。前作は正直テレビ番組で取り上げられた効果が諸にあり、そのお陰で飛躍的に売れたという印象があり、同じブランドだからと言って、今回はボトルも新しく、マジックトゥラブの面影が全く無いのです。そう考えると、商品単体で見なければならず、「愛」だの「恋」だのには、お金をつぎ込む消費者心理はあっても、「世界平和」だの「寄付」だのには、興味を示さない国民性があるような気がしてならないのです。(メーカーの考え方は素晴らしいことなのですけどね)特に、ターゲットが十代ぐらい後半までとなれば、尚更であり、その上の世代とするならばちょっと商品的に辛い気がしてなりません。いづれにせよ、たぶんメーカーさんも、このまんまこの商品が黙っていても売れるとは思ってないでしょうから、何か作戦があるのかもしれません。社会貢献ってマスコミが喰いつきやすいネタですからね。と言うことで、本日2本目の香水をご紹介します。本日2本目は「グッチ エンヴィミー2」です。グッチ エンヴィ ミー 2トップ:オレンジ・バイオレットリーフ・マグノリアリーフミドル:バラ・リビングパープル・ヘリオトロープラスト:パチュリ・バニラ・サンダルウッド解説:前作エンヴィミーの国内発売が2004年秋。その頃は、まじめに丁寧に日記を書いておりましたが、月日が流れると共に、手荒くなってしまったと痛感させられます。そんな反省は良いとして、今回のエンヴィミー2は、前作のイメージによりラグジュアリー感を増した演出を施しております。まず外観からご説明しますと、前作と同様のデザインを基調としておりますが、ピンクGGのそれとは違い、ベースに敷かれているグリーンが映えるようにGGマークはおまけ程度の具合。これらは、最新のグッチシマラインと共通するコンセプトであり、外箱同様に見るものに高級感を与えております。香りの方はと言うと、心地よく爽やかに香るグリーンフローラルの香り。トップはバイオレットリーフやマグノリアリーフなどの香りが草原を通り抜けてきたような風のイメージを髣髴させ、やがて、その風はバラなどが咲き乱れる庭園へと誘われる香りへと変化していきます。ラストは心地よい温かさがあるサンダルウッドやパチュリの香りが以外に粘り強く残りますが、サッパリとしているので、嫌味はなさそうです。オリジナルの香りと比べると明らかに違いを感じますが、全体のイメージを頭に浮かべるとやはり相通じる共通項が見えてきたので不思議な感覚に捕らわれました。これからのシーズンにとても良さそうな香りですが、各業者を通し先週からお店に投入されている反応を聞くと、思ったほどと言う声が聞こえております。しかし、本当の発売日は本日(4月14日)であり、これからが本調子で売れて行くのではないでしょうか。追伸として、意外に男性が購入する比率も高いとの参考意見も付け加えて、今週はここまで。
2006.04.14
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すっかりブログの方を放置しておいたら、いろいろと出てきているようですね。今日はまずこの商品から。カルバンクライン シーケーワンサマー2006。今年も出るわけですが、どうやら並行輸入モノが先行で入ってきているご様子。そんなに慌てなくても、ゴールデンウィーク明けには、2,980円ぐらいの相場で流通するので、皆さん我慢しましょう。香りですか?何となくマッタリしとりますな・・・。さて、新作のレビューを一気にご紹介していきますが、今回は何となく良さそうなんだけど手を出すかどうか迷う3アイテムをご紹介。この日記を見て参考にしていただければと言う想いを込めて話を続けていきましょう。まずは、4月12日発売「エスポア ファンbyエスポア」から。【エスポア】 ファンバイエスポア香料:ラズベリー・ブラックカラント・ピンクフリージア・クィーンズフラワー・フォーシーズンズローズ・ピオニー・ヘリオトーブ・ベチパー・サンダルウッド・ムスク解説:ワールドカップの共同開催や例の四様ブーム以来、すっかり韓流と言う言葉が定着してしまった感がありますが、いよいよ韓国の老舗化粧品会社「アモーレパシフィック」のフレグランス部門「エスポア」が立ち上げた「ファンバイエスポア」がこの4月12日から発売されます。円形の可愛らしいピンクのボトルから発せられる香りは、明るく楽しいフルーティフローラル。付ける人のTPOによって、異なる4つの印象が纏うたびに違ったイメージを抱く事でしょう。明るく楽しい:ラズベリーやブラックカラントのフルーティな甘いカクテル個性的で華やか:ローズを中心とした煌びやか鮮やかな広がり情熱的:ヘリオトローブの一途な香りベース:サンダルウッドとホワイトムスクの官能(一口メモ:一般的には、果実→花や草→木と言う具合に揮発すると言われております)さて、まず抑えておきたいのは、韓国香水と言うイメージについて。韓国焼酎みたいなノリですが、世界的なレベルで見れば、日本・韓国・中国等はアジア圏として位置付けられており、近年香水の趣味趣向は似ていると各香水メーカーは考えているようです。「アジア先行」・「アジア限定」などと書かれている商品などは典型的な例ですが、それだけで国内向けの万人に好まれる香りと解釈しても差し支えないと思われます。で、この商品に目を移すと、パッケージには思いっきりmade in Koreaなんて書かれており、一般ユーザーはちょっと気が引けちゃうかもしれません。国内メーカーの香水は敢えてmade in Franceなんて気を使っているくらいですから、韓国香水や化粧品の素晴らしさを代理店には謳って欲しいところでした。商品自体はきちんとした作り込みはしております。POPなどに使われているCGキャラクターなんかにもお金が掛かっておりますし、調香師もナタリーローソンと有名処を使っております。香りの個人的な印象も悪くは無く、キャラクターに合ったフルーツカクテルのような甘さや明るさが十分感じられますが、香り持ちやパンチと言う意味では、ちょっと希薄かなって言う印象です。もちろん、商品を市場に出してみないと結果はわかりませんが、ネット上でテスターセールなんかでばら撒かれない事を祈りつつ、皆さんの反応を聞きたいところですね。続いてはこちらの商品。アレッサンドロデラクアより「ウーマンインローズ」をご紹介。アレッサンドロデラクア ウーマンインローズトップ:ベルガモット・カイピリーニャアコード・ピンクペッパーミドル:ピタヤ・サンバックジャスミン・フリージア・ミントラスト:シダーウッド・サンダルウッド・ムスク解説:百貨店では、好調なアレッサンドロデラクア。定価販売されている商品の中でもとりわけ廉価版に属するラインですが、その割には香りもしっかりしており、店員さん達にも売りやすいブランドとして認知されているらしいです。シンプルで透明なボトルには、ローズの茶目っ気たっぷりなイラストが施され、エレガントさの中にも愛らしさを表現。香りの方はと言うと、ローズの香料を使わずにバラの持つ繊細さと鋭さをイメージさせます。トップは瑞々しい香気の中からはじけるように飛び出すベルガモットやピンクペッパーの印象が新鮮に生き生きと立ち上がります。やがて、ジャスミンやフリージアの清らかな女性らしい可愛らしさが現れ始めると、何処となく青臭い、鋭い刺を持った茎の部分を髣髴させるイメージへと変化していきます。ラストは、ムスクにウッド調の深みを与え穏やかな気分にさせてくれることでしょう。甘さを抑えてある分大人っぽい印象を持たれる方も多いかも知れませんが、ライト系な香り立ちなのでフレグランス初心者にオススメです。(ちょっとマニアックですが・・・)普段、香水とは縁遠いお母様方に、母の日のプレゼントとしても良い選択だと思いますし、又、ちょっとストレスが貯まって気分を開放させたいと思った時にも使えそうなフレグランスです。あまり置いてあるお店さんは少ないかもしれませんが、まずは店頭にて香りをお試しあれ。さて、本日取りを勤めるのはアクオリナから「チョコラバーズ」です。アクオリナ チョコラバーズトップ:ベルガモット・オレンジ・レモンミドル:リリーオブザバリー・コリアンダー・ヘーゼルナッツ・パチュリ ラスト:バニラ・モルト・ムスク・バニラアブソリュー 解説:一作目の「ピンクシュガー」が世界のみならず、日本でも大ヒットしただけに、セカンドフレグランスのチョコラバーズにも俄然期待が膨れ上がります。果たしてどんな香りが出来上がったのかじっくり見てみましょう。ボトルやパッケージは従来からの継承ですが、ピンクのリボンテープを取り払い、チョコ=ハートと言うイメージまんまの分かり易い装飾。香りの方は、チョコの濃厚な甘さを損なわれないようにしながらも、体に纏うことを計算された香り作りがなされております。ベースに敷いてあるバニラやモルト、ヘーゼルナッツなどで作られたチョコレートの香りが独特の深みと甘さの世界観を演出し、相性の良い柑橘類の酸味やジャスミンなどの可愛らしさ、コリアンダー、パチュリなどのアクセントを絡めながら小悪魔的にキュートでセクシーな印象を与えます。昨年発売された「マットショコラ」と比べると分かりますが、本来のチョコレートの香りと言えば、マットショコラの方に軍配が上がると思います。但し、この香りを香水として使うのであれば・・・と考えると、今回発売されたチョコラバーズの方が使い易そうですね。微妙な差なのですが、マットショコラの場合、なんとなくスモーキーで大らかさがあり、何の為に、誰の為に作られたのかが、今ひとつ不明確なわけでして、その点、このチョコラバーズの場合、ターゲットは若年層であり、香りにも可愛らしさが溢れております。もちろん、これから気温が上がっていく季節や、湿度の高い中で、この香りを使うのはどうかと思いますが、新しい季節の始まりに斬新なイメージチェンジを考えている方にはオススメですね。以上、今回の新作香水はいかがでしたでしょうか。いつもご覧頂いているマニアックな方々にも喜んでいただけそうなチョイスをしてみました。ちょっとお金に余裕があれば、手を出してみたい。けれど、ネットで商品の検索をしてみてもどれも書いていることが一緒。よく分からない。と言う声が聞こえてくる前に載せてみました。グッチやカルバンクラインなどの話題作以外のものもたまには試してみてくださいね。本日はここまで。
2006.04.10
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