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一雨ごとに気温が下がり、ブティックの軒先にはもうマフラーなんかが並び始めている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?ネタ詰まりして、日記の題材探しなんかしていたら、おやおや、マックスファクターのSK-2が中国で問題を起こしているご様子。SK-2ニュース簡単に説明いたしますと何でも中国の検疫機関がSK-2を検査したところ、中に入ってちゃいけないモノを検出しちゃったとの事。それをニュースなどで報道したものだから、購入した一般市民の皆さんは返品騒動を起こし、SK-2が中国から一時撤退したと言ったところでしょうか。生産国の日本の見方は、「これは自然界に存在するレベルなので全く問題ない」というコメントを出しておりますが、日本国内の一般消費者も気になるところではないでしょうか?専門分野でもないので、何とも言い辛いですが、たぶん大丈夫ではないだと思いますがね。一応マックスファクター側の説明でも問題ないようですしね。マックスファクターのHPアドレスSK-2ホームページついでにこちらも・・・追加のニュースなんかBSE問題と似ている節がありますが、要は自己責任。何でも過敏に反応するのか?それともルーズに対応するのか?個人個人の考えはバラバラかと思われますが、メーカー側は第三者の手によって正確な裏付けを元に公表してほしいものですね。と言うことで、ニュースの話題はこの辺にして本日の香水をご紹介いたしましょう。本日は、「ブリトニースピアーズ インコントロールキュリアス」です。ブリトニースピアーズ キュリアス インコントロールEDP SP 50ml香調:スウィートオリエンタルトップ:ビワミドル:ミッドナイトオーキッド・クリームブリュレ・ブラックバニラビーン・トンカクリスタルラスト:シュガードサンダルウッド・テンプテーションムスク解説:第二子が誕生したばかりのブリトニースピアーズさんプロデュース第3弾フレグランスは限定商品。百貨店流通も見合わせている事から、国内代理店側の期待度自体はやや薄いようです。「好奇心をそそり未知との出会いと楽しむセクシーな香り。あなたの気持ちをコントロールし、限界に挑戦するよう勇気づけます。」とは商品説明から抜粋。ではどのような商品なのか見てみましょう。まず見た目ですが、オリジナルのキュリアスボトルにマットブラックを敷き、スプレー部分には2作目ファンタジーと同じようなショッキングピンク。ネックの部分に付いているドックタグは彼女自身の遊び心と小悪魔的な魅力を象徴しているかのようです。続いて香りですが、つけた瞬間は「なるほど。これがビワなんだ」というような香料表を見ないと分からないようなふんわりとした甘さを感じました。次第にクリームブリュレやバニラのお菓子系の甘さにミッドナイトオーキッドの妖艶さが加わり、このセクシーな香りで狙った獲物(男性)をコントロールするというイメージみたいです。ラストも引き続き甘い香り。シュガードサンダルウッドって言う事は、たぶんサンダルウッドに砂糖でもまぶしたようなものだと思われますが、ムスクと混じって穏やかな甘さに包まれるように漂います。個人的な感想としては、1回こっきりの仕入かなという感覚。正直同じ流れを汲むファンタジーが店頭にあるお店さんは、あえて展開する必要性はなさそうです。(限定ですしね)有名人プロデュース香水も、シャラポアの香水が出てきたくらいで国内でのブームの陰りが見えてきましたしね。更に付け加えれれば、どうもココ最近のエリザベスアーデン(生産メーカー)はプロボカティブ以降シュガー系の甘さにハマッているご様子。微妙な違いこそあれど一辺倒な香りになってしまっているのが残念でなりません。元々エレガント路線が強いメーカーなのですから、夜というよりも、朝・日中を基本ベースに、原点回帰を図って欲しいと思う今日この頃でした。本日はココまで。
2006.09.30
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さて、本日の香水をご紹介する前にちょこっとだけアフィリエイト稼ぎ。お盆休み前には各並行輸入業者に情報が入っていたようでしたが、ベビーエンジェルと言う下記商品がございまして、ベビーエンジェル EDT 50ml 【PARFUM de EARTH】例のあの商品にくりそつだそうで、もう既に流通しているとは思いませんでした。香りも何もよく分かりませんが、今更、類似品をとやかく言う必要も無いでしょう。仕入れた業者側もその辺はよ~く分かっているようで、標準的な販売価格は1,480円前後と聞いていた当初の価格設定を大幅に下回って価格破壊を起こしております。「ちょっとした話の種に!」「送料無料の帳尻合わせに!」なんて宣伝文句が書いてあったら、なおベストなんですけどね。ご興味もたれた方は、リンク先に飛んでみてください。と言うことで、本日の香水をご紹介しましょう。本日はやっと出てきた「ライオンハート ビューティ&ビースト」です。ライオンハート ビューティ&ビースト 50mlトップ:グリーンカシス・ライチ・グレープフルーツ・ベルガモットミドル:ダージリン・アロマカルダモン・ナツメグ・オゾンラスト:ウッドアンバー・ムスク解説:商品のリリースをいただいたのは、8月下旬。「これで一番乗り!」って気合入れて、日記に書こうと思いましたが、AYPのホームページも丁度更新されてしまい、あえなく断念。当初9月初旬と言われていた発売がようやくここに来て、発売とこぎつけた訳で、これだから輸入物というのは怖いですね。ボトルは御馴染みのハート型ボトルで、今回の色は、力強さと潔さを兼ね備えた黒をベースにシルバーの文字。B&Bという筆記体の文字が印象的です。続いて、香りはと言うと、トップはグリーンカシスの青々しい明るい表情に、シトラスフルーツの爽やかな香りが広がり、やがて、ダージリンの繊細でクールな表情とカルダモンやナツメグの乾いたスパイス感が、内に秘める闘争心を掻きたてる。ラストはムスクとウッドの清らかさが全体のバランスを崩さないように引き締めます。さて、長年このブログをご覧の方だったらもうお気づきかもしれませんが、このように淡々と書かれた文章の影には、本音と言うのがございまして・・・。ココから辛口トークが始まります。まず、見た目ですが、確かに私個人としては、ボトル色を黒が格好良いと昨年あたりから騒いでおりました。しかしですね。ハート型の可愛らしいボトルとの相性と言う点でどうなんでしょうかね?黒というインパクトは、やはり直線基調のボトルデザインがあって始めて生きるものではないのか?っていう気がします。続いて香りですが、グリーンカシスとダージリンを強調しているようですが、軽い香り+軽い香りなので、2回目につけた時から「果たして、自分はこの香水をつけているのかなぁ」的な感覚に陥りました。おまけに「これ!」って言った特徴もない事から、全体的にぼやけておりますしね。このような結果が「カリスマ的、圧倒的なキメの香り」なんていう漠然としたキャッチフレーズになっているのかなぁと思いました。決して悪い香りではないんですけどね。香りって微妙なものじゃないですか。もう少し繊細に。煮詰める部分は煮詰めてから世に送りだした方が良いのではないでしょうか?特にメンズ物の場合は、何か秀でた部分が1個所あればそれだけでも十分喰いついてくるはずですので、今後は拘りを持った香水作りを期待したいものです。本日はココまで。
2006.09.24
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人は一人では生きてゆけない。しかしながら、無性に一人になりたい事もある。特に、悪いことばかりが重なった時。感情の乱れを表に出すわけではなく、ただただ、心に薄いベールを重ねてしまうのだ。嫌悪感。静かな闇に包まれて、希望が持てない自分がいる。そんな時に私にはもう一人の自分が現れる。ものすごく第三者的に見てくれていた自分。ものすごく第三者的に接してくれる自分。その時、彼は必ずこう囁いてくれる。「なんくるないさ~」と。忘れもしない去年の今頃、日記の前文で使おうと思って書き綴っていた個人的な心情を、今回紐解いてみました。もちろん最後の部分はウケ狙いでしたが、当時はあまりにもリアリティがありすぎたので、皆さんが引いてしまうのもどうかと思いましてね。今ココで発表しました。人間生きている間にはいろいろなことがあります。良い事も悪い事も、そして、それらが重なって起きる事だって平気であるわけです。但し、もし悪いことばかりが重なったとしても、それは、断片的な出来事に過ぎず、それよりもはるかに多い平穏な日々があったのも事実。落ち込んだ時や「八方ふさがりだ」と思ったら、ぜひ、平穏な日々だった頃のことを思い出し、「なんくるないさ~!」と叫んでみてくださいね。病院へ行ったときの点滴ぐらいの効果はあるはずですので・・・。と言うことで本日の香水をご紹介いたしましょう。本日の香水は「マンダリナ ダック マン」です。マンダリナ ダック マン 50mlトップ:ブラッドオレンジ、・レープフルーツ・ピーチミドル:カルダモン・ナツメグ・レッドタイムラスト:キャラウッド・ベチバー・ムスク解説:マンダリナダック ウィメンの発売当初は、そこそこ人気があったものの急速に動きが鈍くなってしまったと言う感覚がしてしまい、香りが良くても・・・って思われたお店も多いようでして、「メンズの新作が発売」と言ったところで当初から話題性自体はマイナスでした。現に楽天のショッピングサイトを検索しても、4店舗しかHitしないということは、どうでも良いといっては失礼かもしれませんが、売り手側からの判断とすれば、これは正しい選択なのかぁと言う気もします。しかし、私が百貨店巡りをした時に「こういうの良いねぇ」と感じたので、本日はあえてスポットを当ててみました。まず見た目から入りますが、シンプルな長方形の平べったいボトルにオレンジの縁取り。見た瞬間に「柑橘系だなこれ」って思った方は素晴らしい。ボトル瓶のへんてこな窪みはマンダリナダックのアイデンティティにもなっており、妙な小細工がいい味を醸し出しております。続いて、香りはと言うと、トップは、はじけるようなシトラスフルーツで幕開けです。グレープフルーツとオレンジのダイナミックな香りに、ピーチの優しい甘さが手伝って、爽やかでありながら尖がり感の無い丸みを帯びた香りで始まります。やがて、レッドタイムの柔らかい印象とカルダモンやナツメグのドライでクールな印象とが交じり合うと、どこか大人びたアグレッシブル感を演出してくれるかのようでした。ラストはムスクの清楚な香りに、キャラウッドの温もりが交じり合い、心の安らぎを与えてくれます。この商品を良いと感じた点としては、まず人気がない事。そして、香りがまぁまぁ皆さんが良いと判断してくれるレベルにある事。こういう商品を私のようなひねくれ者は大好物なんです。(プチ自慢の要素が多きのかも知れませんがね)これから、寒い時期に向けて果たしてどうなの?っていう気もしますが、オンタイムや通勤電車の中でもそれ程気にならないレベルの香りですので、みんなのあまり知らない香水をつけたい男性諸君。ぜひご参考にしてみてくださいね。本日はココまで。
2006.09.19
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ようやく資料がまとまりましたので、ちょびっとだけですが日記の更新。本日の香水「アナスイ シークレットウイッシュ マジックロマンス」EDT30ml ¥未定 50ml ¥未定 75ml(?)¥未定トップ:ベルガモット・シチリアンレモン・メロンミドル:オレンジブロッサム・チュベローズ・ジャスミン・ロータスブロッサムラスト:ローズウッド・ココナッツ・アンバー・ムスク今のところお伝えできるのは、上記の事まで。代理店の話によると、まだ定価は決まっていないとの事ですが、たぶん、シークレットウイッシュと一緒でしょう。(30ml ¥4,935 50ml ¥6,825 75ml ¥8,925かな???)国内代理店の発売は10月12日ですが、店頭にテスターが並ぶのは通例その1週前ぐらい。新製品ということなので、限定ではないと言うことも付け加えておきましょうか。ちなみに、ディスカウント市場への流通ですが、だいぶ先になりそうなので、ご興味をもたれた方は、お近くのアナスイブティックまで。速報はココまで。
2006.09.17
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「あれれ?ゲスマンじゃないの?」と思った方。正解です。ただし、音の響きと言うかネーミングが悪いと思ったので勝手に名前を変えてしまったTOMATOでございまず。新作香水がこれだけ立ち上がってくると、皆さんどのタイミングで商品を購入するか迷いどころですよね。しかも「新作って言ってもすぐ値段が落ちるしね・・・」なんて未だに固定観念で相場を見計らっている一般ユーザーの方々。それは大きな間違いなのです。今の新作香水は、利益を余剰に上乗せして、徐々に値段を下げていくような真似をするお店さんは少なくなっておるのです。今回のブルガリの新作なんて特に良い例で、こぞって2,980・3,980円設定じゃないですか。仕入相場の単価を知っている私なんかから見れば相当きつい価格設定なのですよ。これ。それでも何故この価格設定にしているのかと言う点を踏まえ本日の前文を書き上げたいと思います。香水のディスカウント価格が上がる・下がると言うのは、メーカーから卸に商品がいくらで入ったのかによって価格が切り替わるものなのです。(処分品は別ですからね)特にブルガリやグッチなどのド定番商品は、株価のように毎月仕入価格が変わっているものでして、私がバイヤーだった頃は、今後上がり気配なのか下がり目なのか、情報をかき集めていたものでした。そして、この価格で安定すると判断した場合に定番価格として設定し、今は安いけど先行き不透明だなぁと感じた場合は、今月のセールとしておりました。今回のようなブルガリの新作のケースは、お店側に初回投入分が相当入っているようで、早く手持ちの在庫を適正なものにしたいと言う流れが出来ているみたいです。(話題作でもありますしね)そんな思惑の店舗が核となり価格破壊を起こし、他の店舗も追随してしまっている構図ができあがっておるのです。したがって、次に入ってくる商品の値段が多少下がったところで、店頭でのディスカント相場は変わらないと思われます。2ちゃんねる等で、安さの地球儀・早さのストーリーなんて言われている店舗があるかと思われますが、両者ともきちんとこの先行き相場を意識しているお店だと思います。価格一つ取っても「我が道を行く」路線の値付けをしておりますからね。インターネットショップでよく見かける店舗としては、ただ単に他店よりも安く設定するだけの店なんかもありますが、やはり、そう言った店では一位・二位にはなれないのですよ。はい。と言うことで、裏話もこの辺にして、本日の香水をご紹介したしましょう。本日は9月15日発売したての「ゲス フォーメン」です。ゲス マン 50ml トップ:イタリアンベルガモット・グラニースミスアップル・フレッシュオゾンミドル:ホワイトペッパー・ジンジャールート・ラベンダー・ナツメグラスト:エジプシャンサンダルウッド・スパイスドアンバー・センシュアルスキンムスク・ブラッシュドスエード・シベリアンブルーファー解説:夏前から私個人はず~っと追いつづけていたこちらの商品。発売が伸び伸びになったような形ですが、本当は10月に出す予定だったとの事。ドタバタで香りがやっと届いたのでさっそくご説明いたしましょう。ゲスウーマンのスマッシュヒットを受け、登場したメンズはGアイコンを象ったメタルチックなボトルが存在感を現します。無骨ですが勇ましく、内側を彩るグリーンともセンス良くまとまっております。※ココでワンポイントレッスン上記(↑)のようなGアイコンのボトルは100mlと50mlまでです。30mlのボトルは下記(↓)のようになりますので、お間違えの無いように。※お店の方も間違えているようですのでご注意を!続いて、香りの方はというと、つけたたてはベルガモットの酸味がはじけますが、すぐに終わり、オゾンノートのアンニュイな感覚とアップルの柔らかい甘さに包まれます。続いてミドルの感覚は全てが乾いた香りでまとめられており、気の抜けたスパイス感と共にラベンダーの香りが織り交ざり、ナチュラルなセクシーさをアピールします。ラストはウッド調の包容力と気にならない程度のレザーの香りがセンシュアルな男を演出します。初回の商品案内には、「香調:フレッシュフゼア」とだけしか書かれておらず、担当にしつこく聞いてみたところ「良い香りッすよ」だの「ベッカムのスパイス抜き」だの「ヒューゴメン」だの聞かされており、とっても気にはなっておりました。実際私がつけた感覚としては上記のような香りのコンビネーションでしたが、TPO選ばずに付けやすい気がします。一応メインターゲットとしては、仕事バリバリの27才から上の設定とされているようですが、全体的に漂うおしゃれな雰囲気がどうも自分の周りにいる30台のメンズ達と相応しくないような気がしてならない今日この頃でした。本日はココまで。
2006.09.16
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あっという間に9月も中旬にさしかかっており、「今月も早!」と思ってしまう今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょうか?今年もギフトショー2006秋なんてやっていたようですが、私自身は行っておりません。仕事が絡んでいるわけではないので、実費で行くほどもねぇ・・・。ティアリーラブの赤色やライジングウェーブソウルなんかが出ていたようですが、詳しい状況は後日、周りの話をじっくり聞いてからにしましょう。と言うことで、まず最新の情報からもうすでにネットでは売られ始めている「インコントロールキュリアス」※ 画像は100ml当初10月13日とも言われておりましたが、どうやら9月に前倒しとの事。早ければお彼岸前に店頭に並ぶかもしれません。ちなみに、50mlのみの展開で、定価は7,350円。ディスカント相場はたぶん3,980円ぐらいじゃないでしょうかね。続いて、ロマンティックドロップスシャンティ。先行予約なんか承って大丈夫なのでしょうか?9月15日頃、流通開始と言われているようですが、これも怪しいところです。船便と言うのはこれだから恐ろしい。私の予想としては、この商品と共に、「ライオンハート ビューティ&ビースト」img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/54/0000001754/20/imgc5862a51scl85o.jpeg" width="183" height="217" alt="ライオンハート ビューティ&ビースト">「エンジェルハート ヴェローナ」も一緒の船に乗っていると思われるので、到着が楽しみですね。と言うことで、今週はちょっと仕事が忙しいので、早速香水をご紹介いたしましょう。本日はせっかくアメーズユープランニングの話が出てきたので、その中から最新作「エステルドヴァルローズ インハート ハニーホワイト」をご紹介いたします。【エステル ド ヴァルローズ】インハート ハニーホワイト 40ml EDP・SPトップ : オレンジペコー・ペパーミント・青りんごミドル :メルティングアップル・ローズ・ジャスミンラスト :ココナッツミルク・サンダルウッド・ムスク解説:某営業の話では当初6月下旬に発売を予定していたらしいのですが、8月の下旬に発売が遅れたみたいとの事。満を持しての登場となったわけですが、いったいどのような商品なのか見ていきましょう。ボトルは、いつものインハートシリーズ同様、古代時代の土器のようなひねくれたハートの形をしております。今回はロイヤルミルクティの香りと謳っているだけに、BOXをブラウンにし、ボトル色をホワイト。このコントラストは、落ち着きや品があり、良く似合っていると思います。続いて、香りの方ですが、トップはオレンジぺコーの渋みと甘酸っぱさが共存。奥に潜むミントの爽やかさやグリーンアップルの芳醇さも手伝って、気分を開放させてくれます。やがて、現れるローズやジャスミンの芳しさが一気に花開き、仄かに漂うアップルと共に心を和ませてくれます。ラストはココナッツミルクのしっとりとした甘さが先に顔を出し、サンダルウッド&ムスクの魅惑的な滑らかさに包まれると言う感じがしました。つけた時の感想からすると、トップにウエイトが置いてある為、意外に濃いなぁと言う印象でしたが、周りの反応を聞くと、きちんとミルクティーの香りがするとの事。正直、私自信は得意な香りではないものの、香りのつくり方が「アイスティーの香り」のヴェローナと似てますから。たぶん売れるのかもしれませんね。三作目ともなると、評判自体は落ちるのが普通なのですが、最近出て来る香水の新作とは方向性がちょいっと違いますからね。「品揃えの一部として混ぜてあげても宜しくてよ」的な感覚でこちらの商品を見てみて下さい。本日はココまで。
2006.09.11
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2006夏も終わり、夏季限定香水がそろそろ店頭から消えていきそうですが、次の終了してしまうと言う情報が入ってきたので、まずは皆さんにお知らせを。【キャロリーナ ヘレナ】 ヘレラ アクア 30ml一応、定番だった商品なのですが、メーカーで在庫がなくなったのと同時に次の生産をしないとの事。すなわちこれが公にはなっていない自然消滅型の廃盤なのです。それ程、売れない商品ではなかったようでしたが、次の生産分をこなす(売る)までの商品力を感じなかったようでして、見積り表から名前が消えたのはこの為だったのです。このような情報を受け取ったお店側は、次のような行動をとります。・ 市場にどれくらい在庫があるか確認する。(各問屋筋に在庫があれば、相場は安定しており、逆に在庫がほとんどなければ、値上がりする予測が立ちます) そこで、お店側は次のような選択を迫られる訳です。1. そのまま売り減らして、完売させる2. 適正在庫量を無視し、買えるだけ買ってしまい、店頭価格を上げる。普通のお店のバイヤーであれば、1を選択します。これから秋冬に掛けて、更に新作が登場してきますしね。新作に比べれば、旧作の廃盤商品や夏季限定品なんて、入替の対象になるのが常なのです。ところが、私のような天邪鬼は、2を選択してしまいます。これは、「ヘレラアクアに商品力がある」と踏んでしまうのです。もちろん先読みし過ぎて、仕入れたは良いものの、ぜんぜん売れなかったなんて言う経験も多々ありますが、利益を生むって言う考え方もありますが、それよりも、なくなってしまった商品がまだココにはあるって言うだけで、お客様の店の評判が上がるような気がしましてね。いままでこのような事をやってきました。但し、最近の傾向として、2の選択は正しくなくなってきております。似たような香りが増えてきておりますから、お客様がヘレラアクアを指名して買うケースが少なくなってきているのです。ですから、このブログを見ているお店の方は余程の自信が無い限り2の選択はしない方が無難でしょうね。と言うことで、本日の香水をご紹介しましょう。本日は11月8日発売 「カルバンクライン シーケーワン エレクトリック」です。【カルバン クライン】シーケーワン エレクトリック 100ml EDT・SPトップ:ライム・シダーリーフ・マンダリンミドル:ネロリ・ウォーターリリー・スミレの葉ラスト:ムスク・シダーウッド・アンバー定価 EDT 100ml 6,825円解説:正規代理店の発売が11月にもかかわらず、既にネットショップでは売られ始めているこちらの商品。もう既にご購入した方もいらっしゃるかと思いますが、気にはなっているものの購入を決め兼ねている方が大多数と思われるので、こちらをご覧下さい。昨年のCK-ONEシーンに引き続き、今年の冬も出てしまうこちらのシリーズ。コンセプトはその名の通り、この香水を身につけた瞬間、電気が走ったような衝動を受け、日常への活力と非現実的な世界に誘ってくれるというもの。さて、見た目はオリジナルのボトルに、蛍光グリーンの単色。まさにエレキテルのような出で立ちですが、初代CK-ONEサマー?って思った人は結構マニアックです。BOXはエタニティ限定品を髣髴させるようなクリアケースを使い、色目の明るさと言い冬物のイメージを覆しております。続いて、香りはと言うと、トップから刺激的なライムの香りにマンダリンの爽やかさ、そこに顔をだすのがシダーリーフの辛みも手伝いまさに衝撃的な出会いから始まります。やがて、ネロリやウォーターリリーのサッパリとしたフローラルの香りが、現実の世界からの開放を与えられているかのように広がり、ラストはオリジナルと同じのそれとわかるムスクやアンバーのナチュラルさが穏やかな気分にさせてくれます。個人的な感覚からすれば、香りの明るさと言い、トップに重きを置いた香り付けと言い、夏物のイメージがいたしました。一応ユニセックスですが、この香りはメンズ達の方に分がありそうとも付け足しておきますね。正直な話、これ程早く並行品が入ってくるとは思いませんでした。しかしながら、某担当者に聞くと、店先ではそれ程売れていないとの話も入ってきております。香り自体はシーンの時よりもよっぽど万人受けしそうですがね。やはり、商品と値段のバランスが今のところ悪いようです。どうせ、正規が発売する頃になれば2,980円とかになるでしょうから。それまで、待ち待ち。本日はココまで。
2006.09.04
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先日の百貨店巡りの話の続きからしましょうか。只今わかばカウンターでは、「KIRARI WAKABA」という小冊子を渡しておりまして、店員と仲良くなったり、商品選びに悩んだりしてると、無料でもらえます。(本当かなぁ?)さっそく家に戻ってから読んでみると、新製品の説明と共に、『パルファム 平田』(香水評論家)のKIRARI日記と言う項目がございましたので、本日の日記では、夏休み明け特別企画「KIRARI日記を読んで・・・」を書きたいと思います。KIRARI日記 Vol.11「香りだけでもダメ!!」最近の特に女性誌の取材で「モテ香水」や「フェロモン香水」についてのコメントが求められます。確かに香りの記事として最も引きつけられるタイトルではありますが、誤解が生じてしまいます。しつこいですが香りは目に見えません。現実ではないのです。ですから「ハイ、香りをつけました」と言って、すぐに何らかの結果がその日のうちに見えてくると言うものではないのです。香りを楽しむと言うことは、その人のライフスタイル、価値観、時間の過ごし方、心の居場所という目に見えないところに関係しているのです。香りをつける気持ちや、香りをつけた後の、その男性や女性のオーバーに言えば生きる姿に関係があるのです。その結果モテると言うことに繋がるのです。特に「フェロモン香水」というタイトルは、イメージが先行し過ぎて論外です。フェロモンについては次の機会にお話します。香りはバックアップ効果。主役はアナタ。夏休みも終わり、これからはゆっくりとまた自分に蓄える季節になりました。目に見える持ち物を増やすというより、プライスレスな宝物を自分の周りの人に差し上げたいものです。人の輪がある限り、きっとアナタにもそのギフトは戻ってきます。そんな想いの中にこそ香水のテーマがあるのです。まず、なりより自分を愛し、好奇心のままに新しい事へ挑戦し、輝き始めた時こそ香りは力強いバックアップ効果を発揮し、アナタの毎日に彩りを与えてくれるのです。写すだけでも腱鞘炎になりそうですが、早速、解読してみますと・・・香水図鑑2006年度版「恋する香り408本」の監修を手がけた方の意見とは思えないほど、「モテ香水」などのタイトルに嫌気がさしている平田先生。「恋のきっかけをつくる香水」「恋を深める香水」などのタイトルと「モテ香水」とのタイトルの意味の違いがよく分かりませんが、人の挙げ足を取ることは止めにしましょう。私は常々この日記で、「香水をつける事こそがモテる為に行う行為なのだから、モテ香水などという言葉自体全てのフレグランスに当てはまるのです」と書きつづけておりました。ただし、この事は一般ユーザーに対してではなく、メーカーの安直な言葉あそび、すなわち、商品の中味の無さを逆にアピールしているという警鐘を鳴らしていたわけで、こと一般ユーザー側の方に目を向けると、その言葉と言うかブームに乗っかってしまっている傾向は確かにあります。商品を買うと言う行為は、恋愛と似ておりまして、見た目で好きになるのか、中身で好きになるのか、人によって様々です。(うまい!)で、その人(モノ)の事が好きになると言う事は、前段階として、巡り合わなければならないのです。その巡り合い、すなわちファーストコンタクトの瞬間に最大限の武器となるのが「アピール」と言う事です。で、アピールというのは情報であり、何度もここで書いているように、伝えたい中味をより簡素化することで、相手に伝わり易いものなのです(キャッチフレーズなんかがこれに当て嵌まりますね)。今回取り上げられている「モテ香水」と言う言葉も、発端は例の香水の影響であり、それを簡素にまとめて伝え易くしたに過ぎないと私は思っております。で、本題に戻りますが、やはり一般ユーザーの方々でも、それらに書かれている宣伝文句を鵜呑みにしてしまっているようです。パルファム平田の日記では具体的に商品を名指ししておりませんでしたが、例えばこんな商品・・・【パーフェクトラブ 女性用】業界の話を聞くと、やっぱり売れているみたいなんですよ。特にネット通販で。しかしですね皆さん冷静に考えてください。これは香水ではないのです。良いですか。香水・フレグランスを辞書で調べると(1)心地よい香り。芳香。(2)ボディー-ローションやパーヒューム-コロンなど芳香性化粧品の総称。となっております。従って、無香性の上記の商品は香水・フレグランスでは無いのです。では何なのかと考えていくと、本来であれば「惚れ薬」と言うのが最も相応しいでしょうね。しかしながら、上記の商品は、「薬」としての有効成分が認められている訳ないので香水にしていると思われます。冷静に考えれば、ろくに解明もされていない第六感に働きかけらるのかどうか?たまたま試験した結果がよかっただけではないのか?という猜疑心の強い私のヒトフェロモンに対する見解です。で、ココからまとめに入っていくわけですが、周りの人からモテたい・ちやほやされたいという願望は誰にでもあるでしょう。それがお金を出して買えると思い込むのであればそれはそれで良いでしょう。(信仰の自由)但し、客観的にみれば、モテ香水と言うのは、単にきっかけをつくる可能性があるアイテムの一部でしかないのです。よって、問題はただ単にその香水を纏えばよいというものでなく、その前提として、皆さんが香水を纏っている時のバランスが大切であり、そのトータルバランス(センス)が良い=格好が良いやら可愛らしいなどの評判へと繋がっていく訳なのです。良いですか。そのセンスを良くする為には知識と経験でしか磨かれません。知識はアンテナを高く、何事にも好奇心を持つ事。経験は、それらで得た知識を実際に試して、自分の中に取り入れるかどうかを判断し、いままで培ってきた固定概念を打破する事が大切なのです。それらを繰り返すたびに、やがて、トータルバランスのレベルが上がって行き、結果、輝きを持った自分へと変身させてくれるはずなのです。大筋でモテ香水の意味を理解していただけましたでしょうか?何度も繰り返しますが、この言葉はブームなのです。ブームと言うのは急激に熱が覚めていくことが多いのです。皆さんには、そんな言葉に惑わされず、センスを磨いて行って欲しいと常々想う今日この頃でした。本日はココまで。
2006.09.02
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