泡雪の日記

泡雪の日記

多元宇宙。


と思うことが有る。

20年ほど昔に、世の中直木賞が多く広告を張られ、
文芸春秋で、林真理子の受賞を喜んだ。
エッセイばかり知られていた、林真理子が、純文学を書いていた事を初めて知った。
確か、「葡萄が目にしみる。」と「京都」だった気がする。

最近、芥川賞ばかりが気に成る。
たしか、「蛇にピアス」「蹴りたい背中」
この発表の時、私は不思議な錯誤の世界に落ち入った。
にしても、内容が「太宰だよ~!」

そして、先月文芸春秋の表表紙に再び、芥川賞の発表を見る。
立ち読みした。
「介護を扱ったもの」だが買うかどうか迷った。
どうして最近、直木賞の、全文を掲載した「文芸春秋」を見ないのだろう?
あれは、「新潮系」か?出版社が違うのか?
頭が、少しだけ「河童の世界」

そして思う。
次なる私達の宇宙で「太宰賞」なるものが、文芸春秋に登場したら。
私は間違いなく、「世の中間違えている。」と「私」ではなく「世の中」を疑う。



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