実は夜並びなおしていたとき、こんなに沢山の、自分にできることがあるならば世界中のどこへでも出かけていき、着飾ることや誰かを従えることなど生まれてから一度も欲しいと思ったことがない、「もし、誰かの助けになれば(If I can help somebody)」何もみかえりはいらない。と思っている若者が日本に余っていることを知った。 お前もその典型と言われるのは嫌なのだけれど。 でも、私は地べたが好きだし、バックパッカーもやったことはないけどやってみたい。山登りの真似事を熊野でやるのではなくて。高い登山靴に高いブランドのリュックを背負い、大して汚れもしないのに上下のゴアテックスを着てこれセールだったから一万円台で買えたんですと喜んでいるごまかしの私ではなくて。ほんものではないことを知っているのに、そこに並んでいる青年海外協力隊とかバックパッカーとかフジロックでピープルツリー、ナチュラルフーヅにスローライフ、決してLOHASではないそれらと、さえ、私は一緒にされたくない気持ちを持っていた。