亜矢羽ノ国

002+立ち入り禁止



有刺鉄線を張り巡らせた。

僕の心。



誰にも触れてほしくなかった。

独りで。

静かに座っていたかった。


そんな僕にかまいもしないで。

肌に食い込む有刺鉄線の痛みをこらて。

君は踏み込もうとする。


僕は。

新しい有刺鉄線を巻きつける。

君は。

強引に入ろうとする。


肌がボロボロになって。

血が流れていても。

入ってこようとする。


なぜ。

そこまで僕の事を気にかける。

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