一緒に成長する育児

一緒に成長する育児

自閉症?



 お子さんがいらっしゃるなら、避けては通れない定期健診。1歳半、3歳半ともなれば、「ちょっと、言葉が遅いでしょうかね?」「ちょっと、大人の言葉の理解が難しそうですね」・・・というような指摘を受けるお子さんもおられると思います。

例えば、3歳児であれば、子供さん全体の10%以上が、検診でこういった「言葉の遅れ」などを指摘されるのだそうです。その1/10に当たってしまったママたちは、その評価に、「ガーン・・・」とショックを受けることでしょう。あわてて、近所で、「小児精神科」などを探してしまったりしそうですね。「まさか、自閉症とかじゃないよね?」と、ただおろおろしてしまうママだっていると思います。実際、私もその一人なんですけどね・・・

「小児精神科」や、小児科の「知識発達障害外来」などは、日本中どこででも絶対数が不足していまして、予約するとなると半年以上待ちは当たり前の状態のようです。これだけ最近需要があるのは、「自閉症」という名前の病気がママ達になじんできていることや、「うちの子が検診で引っかかった。知的障害とかないのか、心配です・・・」というママがそれだけ多い・・・ということの表れだと思います。

どうか、外来の予約を待っている間に、この本を読んでみませんか? 私は、とても勉強になったと思います。借りて読みましたが、この本をずっと手元に置いておきたくなり、購入してしまったぐらいです。

「語りかけ」育児0~4歳わが子の発達に合わせた

著者:サリー・ウォード / 槇朝子
出版社:小学館
本体価格:2,200円



この本によると、実は、「大人の話を聴けない子」「大人の指す方向を見ようとしない子」は、0歳児からの、「それぞれ段階を踏んだ、ママとのコミュニケーション経験」が不足していることが原因だったのです。「え~?!じゃあ、うちの子は、2歳だからもう間に合わない・・・」って、大丈夫です! 今からでも取り返すことは出来るそうです。「一体、うちの育児には、何が足りなかったのだろう・・・」 そう考えながら読むと、「ああ、うちではこんなことしてあげれなかったよね!」と、気づけます。今からでも遅くないので、お子さんとしっかりコミュニケーションの練習をしてみませんか? 「自閉症外来」も、「発育障害外来」も結局は、病名が出てそれで終わるのではなく、「普通に生活が出来るレベルを目指してのコミュニケーションの練習の継続」です。ならば、この本を踏まえて、ぜひご家庭で、お子さんと一緒にやってみて下さい。 絶対におすすめの、ママ必須のバイブルです!

<あなたのお子さんに、「コミュニケーション能力」を取り戻すためのポイント>

*絶対に、テレビを1日1時間以上見せない!

*毎日、静かな環境で1日30分程度は、それぞれのお子さんと、一人ずつ触れ合う時間を持つ。(3人とかおられたら、大変だと思いますが・・・)

*おえかき、自然に触れ合う、人の声や、音(電子音はだめです。日常使うものから発生する音、に限ります。)を使った遊びを、積極的にする。3歳以上のお子さんは、お子さんの好きな歌を一緒に歌うのも良いです。

*大事なものを触ったなど、つまらない理由で「だめよ」と叱らずにすむように、「触ってはだめ」なものは、子供の手の届かないところへきちんとしまう。オーディオ機器のある部屋で遊ばせない。

*「お子さんが今、見ているもの」「お子さんが今、興味があるもの」に対する、解説を明るく、笑顔で楽しい口調で、「短い言葉で、ものの名前、特徴がきちんと印象に残るように」してあげる。

例えば、お子さんが、黄色いおもちゃのバスで遊んでいたとしたら、

   良い例)「バスだね~!黄色いバスだよ、ぶっぶう~!さあ、走るよ~」

   悪い例)「黄色い色のバスで、お客さんがいっぱい乗っていてね、それで・・・・」

 (いろいろ覚えて欲しいと、説明をいくら長くしても、お子さんには長文がまだ理解出来ません。短く、特徴を優先して、擬声語・擬音語をたくさん使って説明するのが上手な方法です。つい、くどくどと、話が長くなってしまうママは、ご注意を・・・)

*お子さんに、何かを暗に脅迫するような、ものの教え方をしない。

   例)「コレは、なに?」 と、しつこく、モノの名前を答えることを求める。

  →お母さんの意図がお子さんに伝わり、お子さんが緊張したり、嫌気を感じます。

   例)興味もないのに、ひらがなやかたかな、漢字や英語をつめこもうとする。

  →無理やり詰め込んでも、絶対に覚えてくれませんし、かえって、

   根本的な集中力を欠く原因になります。

*お子さんが何かに夢中になっていたら、好きなだけ夢中にさせてあげる。その時に、声をかけたり、「こっちを見て」と言ったりして、お子さんの注意をそらしたりしない。

  →親の勝手な介入が、お子さんの集中力を奪ってしまいます。

    あれもこれも聴ける余裕は、お子さんにはありません。



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