彩

いつから着物が好きになったんだろう…





       いつから着物が好きになったんだろう…

       父方では、初めての内孫で 母方は、初孫で
       特に豊かな暮らしではなかったのに
       祖母や母がお正月や節目に着せてくれた着物。

       高校は、中学からの持ち上がりの女子校。
       私は、洋裁学校に行きたくて 高校に入ったら登校拒否。
       でも 演劇部の部活だけは、通った。

       高校3年の文化祭に演劇部で「夕鶴」を演じた。
       お稽古のときから 毎日着物を着た。

       ちょうど同じ頃、被服実習で浴衣を縫った。
       母が洋裁をしていたから「縫う」ことは身近にあった。
       母は、あまり丈夫な人ではなかったので
       お勤めはせず、ときどき伯母たちや私の洋服を縫っていた。

       続きの短大は、受験せず和裁の専門学校に通う。
       制服から解放されて 好きなものに触って楽しい毎日。
       3年目に ふと「自分が縫った着物を着付けできない」ことに気づく。

       4年目の専門課程は、やめて着付けの学校に通う。
       呉服屋さんのバイトで授業料を払い、着物も買った。

       結婚したら 着物を着て生活したいと夢見ていたのに
       子供が出来て 和裁も着付けもお預け状態。
       子供を育てるのは、とても楽しかった。

       子供が手を離れて 淋しくなったとき
       慰めてくれたのは、やっぱり着物だったからかな…
       着物が大好き。


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