LIVE FOR LIFE

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彩の足跡 10


毎日 母が黙って部屋の前においていってくれる
おにぎり 日々のおかずも私の分も毎日 作ってくれていたのです。
そんな母に私に申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど
自分の思いを偽って両親の前にでていくことはできなかったのです。
「二本木さんとのことが悪夢であってほしい」
私はそんな思いが膨れあがり 自分の思いを抑えきることができなく
どうしていいのか? 頭がパンクしそうでした。
”妻子ある男性とお付き合いすることが 割り切れるか?”
答えはすでにでていたのに それを 信じたくなくて 
周りの友達は 結婚し 出産を控え 自分だけ取り残されていことが
怖くて 淋しくて そんな自分を二本木さんに求めていたのかもしれない。
友達の幸せそうな顔をみていると 私の想いはどんどん
強くなっていっていったような感じがする。
”結婚できない相手”と自分の中では わかっていながら
自分に偽っていたのかもしれない・・・

そんな生活からだんだん 私は両親の優しい愛情に支えられ
少しずつでも 立ち直りができるようになっていた。
職業安定所でもいけるようになり 仕事を本格的に探し始めた。
約 2年ぐらいがすぎた頃 私に合いそうな仕事を安定所でみつけた。
販売の仕事で 今度は洋品店に決めました。
面接にいき すぐに決まりました。
大船の小さなお店でした。
店長と女の人が3人いました。
事務担当の人 武井さんが出産で退職のために
私と入れ替わりになったのです。
1~2ヶ月ぐらいで出産する人が退職し その間に私が 
仕事を覚えていきました。
ちょっとの間でも 武井さんによくしてもらいました。
武井さんと店長のあまりにも仲がいいので 最初は「夫婦?」とも
思ったほどでした。
あとの武田さん 須田さんも 私よりずっと 年が上で
親子・・?といってもいいほど 差がついていました。
お客様も常連さんが多く 少しずつ 親しくなっていったのです。
他に社長さんが 料理店を経営していて
そちらのほうに 年令の近い人がいたので 料理店のほうで親しくなった
坂本さんとは 一緒に飲みにいったり 家に泊まりに
いったりしていました。
そんな中で 色々なメーカーさんとも 顔見知りになりました。
私は 別に何も思っていなく どのメーカーさんにも
平等に接していました。
そんな時 武井さんが「あの人 かっこいいと思わない?」と
いってきました。
私の中には まだ 二本木さんがきえてはいなかったのです。
他の誰も入り込める余裕など ありません。
二本木さんを忘れなくてはいけないのに
忘れたい自分と忘れたくない自分とが 入り乱れていたのです。
そんな私の前に現れたのが メーカーさんの1人でした。
このメーカーさんに初めて会ったとき ハッとしました。息をのみました。
武井さんに「かっこいいと思わない? 付き合おうと思わない?」といわれ
私は 笑って首を横にしました。
このときは このように武井さんに返したのですが・・・


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