アニマル油脂の精製法

How to render animal fat?



アニマル油脂を使ってキッチンソープや洗濯用石鹸を作れば、安価で石鹸を作る事ができます。

アニマル油脂(主に牛脂)は、お肉屋さんに直接譲って頂くか、安く売ってもらえることができます。

私は、近所のスーパーの中のお肉屋さんを、アニマル油脂を捨てる時間(昼6時くらい)の前に訪ねて、頂いてきます。

アニマル油脂の精製は簡単です★

450gくらいの油脂に約240mlの水を加え、塩を大さじ2ー3も加えて鍋に入れ沸騰させます。

沸騰してから30分ほど煮立てます。

その後、鍋ごと冷蔵庫に移し、油脂を冷ますと、白い油脂がてっぺんにレイヤーを作ります。

この白い部分だけを取り除き、下の方に余った汚い食塩水は捨てます。

そして、得た油脂をもう一度、鍋に入れ、また油脂450gくらいに対し240mlの水を加え、今度は重曹を大さじ2ー3加えて、沸騰されます。

もし液体の中に肉の固まりなどのゴミが入っていたら濾すといいと思います。

重曹を入れた油脂を沸騰させるとものすごい泡が立ちますのでかなりの弱火で30分熱するか、もしくは湯煎で温めてもいいと思います。

これをまた冷蔵庫に入れて冷やすと白いレイヤーができますので、これを取り除いたものが、精製された牛脂として石鹸を作れる段階にきたわけです。

でも、この作業を何度も繰り返すことも可能で、繰り返せば繰り返すほどアニマル油脂の独特の臭いも消え、油脂もキレイになるそうです。

上手に精製すればたくさんの精製油脂ができるそうですが、私はへたくそなので、お肉屋さんにもらった大量の油脂も、精製したらほんのちょっとになってしまいました(泣)

練習せねば。。




アニマル油脂の鹸化値表
牛脂
0.140
牛(バター)
0.162
ラード
0.141
0.142
鹿
0.141
山羊
0.139
山羊(バター)
0.167
ウサギ
0.143
0.139
アヒル
0.137
エミュー
0.137
ラノリン
0.076
ミンク
0.140
スクワラン
0.128
0.141
参考文献
Essentially SOAP-The Elegant Art of Handmade Soap/Dr.Robert S.McDaniel

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