○o。..:*(●'ω`qP)*1ove ME:..KISS Me。o○

○o。..:*(●'ω`qP)*1ove ME:..KISS Me。o○

story1-「幸」のない時代。


薄汚れた安いアパートに、香魚は住んでいた。 1年前、両親が交通事故でなくなり、それから1人でなんでもやってきた。 朝は定時制の高校へ通い、夕方から深夜までカラオケでバイト。 睡眠時間と言ったら、2,3時間くらいしかない。 そんな毎日の中に、幸せなどどこにもなかった。 

香魚は言う。 「幸せなど、あたしには似合わない。」と・・・。
闇に沈んだ自分が、一番似合ってる。 自分で自分を責めることしかできない自分を、悲しみ憎んだ。 そんなことをした所で、何も変わらないことは分かっているのに・・。 「幸」の文字など、香魚の頭にはない。 頭に浮かぶのは、「闇」と言う文字だけ・・。 

そう、今の時代、誰もが悩みを持ち、必死にその闇から逃れようとしている。 そしてその中の多くの人は、最終的に「死」の道を選んでしまう・・・。 なぜこんなにも汚いのだろうか・・? 人間は、なぜこんなにも悲しいイキモノなのだろうか・・?? 

何が平和で、何が幸せなのだろうか・・。 香魚はいつも考えた。 
こんな時代に、本当の幸せがあるとしたら、それはどんなものなのだろう。




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: