blazeの部屋

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その3『くだらない唄』


なぜか好きな曲です
なんだかんだ言って毎日聞いてますね

絵が得意な主人公の物語ってな感じですかね
『アナタ』とは近いうちに離れ離れになってしまう状況…そんな感じでしょうか

当然、親しかった人と離れるのは誰だって嫌です
だから、主人公は思い出を作りたかった
タンポポが咲く丘の絵を描くという思い出を
それに、10年後に自分たちが変わってしまっているかもしれないと思ったんでしょうね
この丘を、思い出を忘れてしまったときのためにも絵を描いている

そして約束をします
『10年後の同じ日にまたここで一緒に絵を描こう』という約束を
たとえ、離れてしまってもまたここで今と同じように『アナタ』といたかったんだと思います


『アナタ』に見てもらいたくてセキをして
最後の一筆に願いを込めます
別れがある明日なんて来ないでくれ、と
そんな主人公の心境を知ってか知らずか『アナタ』はタンポポで冠を作っています

『アナタ』の方はすでに決心ができていたのかもしれません
決心ができていたからこそ、主人公の願いを込めた最後の一筆を見ていられなかった
それを見たら決心が揺らいでしまうから

そんな気がしました

主人公は最後の最後まであきらめきれなかったようです
いくら望んだこととは言え、『アナタ』と離れ離れになってしまうことが怖かった

結局、昨日の丘で来るはずのない『アナタ』を待ってしまいます
来るはずがないことをわかっていても
来るかもしれないなんていう愚かな願いを抱いたまま

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