アメリカ出産記 出産当日




  出産当日 2003年3月26日(水)

 夜中3時頃、子宮口は5㎝まで拡大。
 人工破膜をする事になったようです。
 破膜自体は全然痛くなくて、まさにパシャッという感じで破けました。
 がその後すぐに今までと比べようもならないくらい強烈な痛みが!!
 何回か我慢したけど、耐えきれず麻酔科医を読んで貰うことに。
 主人がナースコールで話をしているのを聞いているのももどかしく、「エピデュラル、エピデュラル!!」って叫んでた。(笑)
 看護婦さんがすぐに来てくれたけど、私の前に2人いるから、それが終わったら来るらしい。
 一人15分だから、30分待ってねって。えぇーーー!
 でも、IVにホリゾンかセルシンのようなものを入れてくれました。
 ほわわぁとして、少しだけ楽になったけど、やっぱり痛い!!
 麻酔医のドクターは時間通りに来てくれて、簡単な説明の後すぐに処置してくれました。
 背中にチクっと針が刺されただけで、あとは痛みは全くない。
 15分の処置と聞いていたけど、永く感じたなぁ。
 でも、麻酔が聞き始めるとあとは天国!
 その後尿カテを入れてひたすら待つのみ。
 午前4時になっていました。

 陣痛の波をモニターで見ながら、うつらうつらしていたら、ちょうど内診で子宮口が8㎝と言われた頃、急によっしーの心拍が低下。
 大きく息をするように指示され、指示のままに呼吸する事しかできなかったけど、何とか心拍が正常範囲まで戻りました。
 いくら痛みがないからといって、普通に横になっているだけの呼吸では、子宮が収縮しているとき、酸素不足になってしまうらしい。
 普通は痛いから、呼吸も大きくなってるし、うまくできてるなぁ。
 それからはモニターをみながら、収縮があって心拍が低下したときは、深呼吸をするようにしました。

 朝方8時頃になって、子宮口全開。
 その時、私の主治医Dr.Mが診察に来て、内診したところ、「あれ?おかしいぞ?」と首をひねりました。
 診察の結果は、赤ちゃんが下を向いていなければいけないのに、上を向いているとのこと。(回旋異常)
 たぶん、吸引分娩になるけど、問題ないだろうというお話。
 分娩に時間がかかるので無痛分娩にしておいて良かった。

 私の場合、収縮の感覚が分からなかったので(無痛でも分かる人がいるみたい)、助産婦さんと医学生がモニターをみてくれて、収縮がきたらタイミングをカウントで教えてくれました。
 この間やたら眠かったので、主人に「何か面白い話してよ」ってお願いして、二人で世間話などをしておりました。

 Pushすること1時間半。ようやく産科医・小児科医の到着。
 いよいよだ!!
 でも、痛みがないのでのどかの空気。
 頭が見えてきたところで、「鏡でみる?」とか聞かれたり(笑)。
 見ませんでしたけど。

 9時52分、2552g・43㎝・よっしーの誕生!!
 感動して涙が。。。
 主人はニコニコで写真を撮ったり、ビデオを撮ったりで忙しそう。
 吸引分娩+会陰切開をしたけれど、無事に出産できました。
 入院してから12時間、あっという間の出来事でした。

 その場で処置を受けて、昼食をとってから入院する部屋に車椅子で移動。
 ちょっぴりのんびりやさんの医学生のせいで、(のんびり診察したり、バスに入れたりするからぁ)よっしーの体温が下がってしまったりしたけど、とりあえず無事にお部屋へ。

 これから先は長いBrestFeedingとの格闘です。

 初乳をあげたいのに、寝てしまって飲んでくれないよっしー。
 かなり手荒な看護婦さん達に手伝って貰うけど、うまくいかず私にはストレスでした。
 夜中はせっかく飲んだミルクを吐いてしまうよっしーを、咽に詰まらせはしないかと、不安になりながら一睡も出来ず。ふぅ。
 産まれて1日くらいの新生児はずーっと寝ているものなのに、それを無理矢理起こして、無理矢理乳を飲ませる。
 かなり辛い仕事でしたぁ。へとへと。。。

 それと、なかなかおしっこが出なくて、看護婦さんには「おしっこしなさい!おしっこしなさい!!」っておこられっぱなし。
 そんなこと言っても、出ないものは出ないよぉだ。
 でも、何とか頑張って出るようになりました。
 いろんなことがあるのねぇ、出産って。

 何だかんだあったけど、とぉっても幸せな一日でした☆ 



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