苗床 backyard

徒長してしまったら・・・



これを読んで
なあんだ、徒長OKなんじゃん・・・とは思わないでね。
これは徒長してしまった苗の「救済措置」です。
長い軸を傷めずに埋めるには細心の注意がいりますし
その後の管理も徒長しなかったものに比べれば大変です。
(特に水遣り・・・過湿にすると腐ったり病気になったりします)
徒長させないにこしたことはありません。



0512 ベリーJ4



涼しいところで・・・と思うと、どうしても室内になり
徒長してしまうことが多いのですが・・・
発芽を始めたら、なるべく早くお日様と風に当てること!

もう徒長しちゃったよぉ・・・という場合でも、まだ大丈夫!
先日の日記にwaro先生もコメントしてくださってるように
少し深植えすればいいんです。

あれ? パンジー・ビオラは深植えは禁物なのでは?
・・・・そう書いてあるところが多いですね。
でも、今までやってみたところでは、
子葉(双葉)の付け根の部分が地上に出るよう植えれば
少し深植えしてもちゃんと育ちます。
ただし、水遣りなどで子葉の付け根部分が土にもぐってしまうと、
そこから腐ってしまうことがありますので、あまりギリギリでなく!

定説と違うことをオススメするにはちょっと勇気もいるのですが・・・
んじゃ、実際どうなるか・・・見てみよう、ということで実験開始

ちょうどこんなのがあったので、これを深植えしてみましょう。

これは双葉が小さめのビオラでして、軸の長さは2センチぐらいです。

9月7日
この苗を↓こういうふうに植えると・・・

あーーら、徒長ってなんのこと? って感じですね(笑)

これがちゃんと育てば、安心して深植えしてもらえるかな?
この苗の様子は今後更新していきますね。

ただ、軸の部分が多少長めなってしまったとしても、
大きくなった株から見れば、たいしたことではありません。
(私は軸が少し長めのものはそのまま育てて
スリットバスケットの側面に使ったりします)
さらにビオラの場合は
大きくなった株は(ポット苗として売っているぐらいの)
シッカリ深植えしてもまったく問題なし・・・それどころか
土の下になった部分の茎から発根してガッチリ育ったりします。

いちばんマズいのは、「あらぁ、どうしましょ。。。」と
発芽後徒長している苗をそのまま見ていること!
本葉が出てきて上が重くなり水遣りのたびに寝そべるようになったり
節間も徒長した弱々しい苗になってしまいます。
こうなると回復するのはなかなか大変です。
徒長気味になってしまったら、
なるべく早く間引くか植え替えして
隣の苗との間隔を確保してやることがオススメです。

双葉が開いていれば、植え替えは可能です。
むしろ、根がまだ絡み合っていないので
傷めずに作業できて、ラクなぐらいです。

注意するのは、 蒔き床とあまりにも違う土質の土に植えない ことと
植え替え後の水遣りぐらいかな。
少し乾かし気味に・・・上からジャージャーかけない!


9月18日

ダイジョブ、生きてます。

9月26日
4枚目の本葉がのぞいています。


10月3日



10月12日

まわりの苗を引越しさせて、日当たりを確保。

後でサンプル追加した分
徒長した茎に折れ目がついてしまったものを深植えしたもの。

3本のうち1本は枯れました。


10月23日

もう「徒長くん」なんて呼ばせないっ!


11月17日  蕾がついた



12月7日  開花






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