ぽかぽか亭

ぽかぽか亭

グングニル



主人公正直者♂/♀:

町人A♂/♀:

町人B♀/♂:

小童A♀/♂:

小童B♀/♂:

ナレ♂/♀:

(時の声)鶏♀/♂:
注:好きなアドリブは可。しかし文脈又は文章自体を変える事は禁止します。by作者

N:これは昔々のお話し、ある所に凄い馬鹿正直な人が居ましたとさ。ある日馬鹿正直な人が3回忌序(さんかいきついで)に物置を掃除していたそうな。すると・・。古惚(ふるぼ)けた変な紙を見付けたんだとよ。所々虫食いになってるその紙を馬鹿正直な人は凄い物を見付けた様に3回忌(さんかいき)なのにも関わらずルンルンな気分で3回忌(さんかいき)を終え家に帰ったとさ。

正直者:凄い物を見付けてしまった・・・。

N:神妙(しんみょう)な顔付きと怪しい物を見付けた様な声を出すが心の中では
キタ━━━━ヽ(゚∀゚*)ノ━━━━!!!!←こんな状態である。
隊長!!正に駆け回りたい状態でありますですはい(。'(エ)'。)ゞ

正直者:みんな見てくれ凄い物見付けたぞ!!凄いだろ宝の地図だぞ!!
これで一生遊んで暮らせる!!羨ましいだろわっはっはっは

N:調子に乗り過ぎな所がたまに傷。

町人A:んな胡散臭ぇ(うさんくせぇ)地図に目眩(めくら)ましてんじゃねーよ。現実を見ろ働け一生遊ぶなんて滅多(めった)にできねーんだよ。

小童B:おじちゃんキチガイさん?(ワラ

町人B:こらっ近付いちゃだめよ見えない振りしなさい。

N:まともな相手をされないのも最もな話である。誰もが口々に彼を罵った「デタラメの地図に眼(め)が眩(くら)んでる」と。馬鹿正直な人は何度も何度も信じて貰えるまで頑張って(ある意味いっぱいいっぱい)熱弁(ねつべん)したが、それでも信じて貰(もら)えず独りで見付け出して信じさせてやると野望(やぼう)に燃えたのである。

正直者M:くっそー・・・信じてょ(ペリー風)・・。
絶対見付け出して信用させてやる!!笑ってられるのも今の内だ・・・見てろよ!!
「こいつは凄い財宝(たから)の在り処(ありか)なんだ」

小童A:ぁ!!働いてるぅ~(ワラ

小童B:ホントだぁ~

町人B:ウムウム夢見勝ちに成らず精一杯働くのが一番じゃて。(何故に老人?!ワラ

正直者M:容易く 人一人を値踏(ねぶ)みしやがって・・・
世界の神ですら 俺を笑う権利なんて持たないのに・・・

正直者:店長!!あがりやす!!お疲れ様でした!!!!

正直者M:後少しで完成だな・・・・

N:彼は働いた。働いて働いて労働基準法(ろうどうきじゅんほう)に違反する程
働(はたら)き詰(つ)めた。彼は船を造(つく)っていた。中型客船(ちゅうがたきゃくせん)とでも呼べる位(くらい)の船を。

町人A:ほう関心だな。俺も見習わなくちゃな。
最近夜中に出掛(でか)ける事が多いみたいだな。
また何か働いていると思っているが最近は甘い戯言(ざれごと)も言わなくなって
関心だな君は。

正直者:はい。労働する事の素晴らしさに目覚めました。

正直者M:んな事言ってられるのも今の内だ。
絶対見返してやる!!

N:そしてある日の明け方中型宇宙船・・・失敬。
中型客船は出来上がった。

正直者:これで良しっと。やっと出来た!!完成だ!!
後は荷物だな。

N:船は酷(ひど)い出来映(できば)えだが、こつこつ地道に作り上げた自前の船。馬鹿正直な人に取っては記念すべき最初の武器。
荷物を積み上げて誰一人居ない港(みなと)に別れを告げた。

正直者M:一つやっとくか。

正直者:3、2、1・・・。ウォォォォォ!!

N:それと同時に時の声が声を上げた。

時の声:こぉぉぉぉぉっけこっこぉぉぉぉ!!

町人達(Aでお願いします):お!!なんだありゃ?な?!あいつ!!
まだ甘い戯言(ざれごと)を・・・

N:そいつは酷(ひど)くどこまでも胡散臭(うさんくさ)くて安っぽい宝の地図。
でも誰にだってそれ自体が宝物なんて有り得る事。
ホントにでかい誰もが耳疑(みみうたが)うような夢物語(ゆめものがたり)でも
信じきった人によっちゃ自伝(じでん)に成(な)り得(え)るだろうよ。

町人B:なんか勝ち逃げされたって感じで腹が立ってきた・・・

小童B:あんな襤褸(ぼろ)っちい船なんて沈んじまえ!!

小童A:そうだそうだ!!壊れちゃえ!!

N:誰もが遠ざかる船を呪い出した。

町人B(大声で呪う様に):「願わくば 高波よ悪魔となれ」

正直者M:容易(たやす)く俺の覚悟の前に立ちはだかりやがって・・・
くっそー・・・。俺の夢はそんな簡単に潰れねー!!
俺の夢は俺が終わりを告げた時に終わるんだ!!

N:ここまで逝くとただの馬鹿正直者では無くなった訳(わけ)ですね。

正直者:死に際の騎士(きし)のその手にはグングニル狙ったモノは
必ず貫(つらぬ)く・・・
俺の意思も必ず貫(つらぬ)いてやる!!

町人B(どちらでも可):だが考えて見れば夢なんて簡単に叶(かな)えられるモノじゃ無いよな。

町人A:それを叶(かな)えつつあるんだから大(たい)したもんかもな・・・。

町人B:なんか簡単に値踏(ねぶ)みして悪かったよ。ごめんな

町人A:俺達がそう言う心を忘れてただけなのかもな。ごめんよ

正直者M:もう駄目なのかな・・初めから駄目だと思ってたんだ・・・。
こんなもん無けりゃ俺だって真面目扱(こ)いて働いてそれなりの幸せがあったんだ!!
こんなもん無くなればいいんだ!!

N:誰もが呪い罵(ののし)ったその手を気付けば振っていた黄金の海原を走る船に向けて。

正直者M:え・・・みんな・・・・(泣きながら)うぐっひぐっ負けてたまるかー!!

N:正直者は自らその手で破り捨てた地図の切れ端(はし)を探して拾い集め出した。
涙を不器用に拭(ぬぐ)いながら一枚一枚確実にだがゆっくりと拾い集めていた。

正直者M:容易(たやす)く自分自身を値踏(ねぶ)みしやがって・・・
俺は何してんだよ!!
世界の神ですら俺を笑おうとも俺は自分の心を夢を見て実現させようとする俺の心を決して笑わない。俺は決めたんだ。もう後戻りなんて出来やしないんだ。

N:そして地図にある島が直ぐ目の前に現れた瞬間(とき)大きな嵐が正直者と正直者の船を襲ったんだと。

正直者:勇気を持て恐れるな!!恐怖よ退(ひ)け!!俺は絶対諦(あきら)めないんだ!!
船は今嵐の真ん中で世界の神ですらそれを救う権利を欲しがるだろうが、俺は負けねー。狙ったモノは必ず貫(つらぬ)いて見せる!!

正直者M:・・・・こ・・ここは・・・砂?・・。浜辺・・船は・・・・・大破(たいは)・・。
俺は・・無事・・・みたい・・・・だな。
勝ったんだ・・・やっと手に入れた最高の財宝(たから)を・・・・。

N:こうして正直者は勇気と言う最高の財宝(たから)を手に入れましたとさ。
おしまい。

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