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エクニづいています。
この本は今まで読んだエクニさん本とは少し違って
シュール
な ファンタジー
っぽさが ちょっとムラカミハルキ
。
"羊をめぐる冒険"あたりを髣髴とさせるような。
ちゃんと飽きずに読めましたが
いつものエクニさんの本のようにシュールなリアリティを
求めていたのになんだか肩透かしって気分でした。
変わり者の兄、兄の美しい妻、兄の醜い妻2号、兄の年取った愛人、という設定はエクニさんっぽいですが。
よく考えるとかなりドロドロしてそうな設定を
さらりと描くところなんか、特に。
やどかり
、が結構重要な位置を占めるのだけれど
銭湯に行って 殻を脱いでお風呂に入った
(らしい)
やどかりには笑えました。
でもどうしてお風呂に入ったのかは不明。
この本の最後のほうはどれもこれもつじつまの合わない
ことだらけだし、深読みし出したらよけいにわけがわからなくなる
ワンダーランド。
それはそれでシュールな世界は成功していると思うけれど
メッセージがあるなら
もう少しわかりやすく説明があってもよかったかな?
ワタシにはちょっとついていけませんでした・・・。
この本で一番すきなのは 表紙
、かな。
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