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今日もスタジオへ。リュックの中に、稽古に必要なグッズとお茶500mlをいれて、歩いて約25分。今日の練習は、苦手なエスコビージャ(足でリズムを奏でる、ダンサーの見せ場部分)の克服に重点を置いた。特にカンティーニャの部分部分に、難しい箇所がいくつかあって、何度練習しても満足にいかない。その部分というには、ほんの10秒の間に複雑なパソ(ステップ)があって、さらに足を踏みながらブエルタ(回転)するので、足ができても上体がいまいちだったり、上体がうまくいっても足がだめだったりと、思うように踊れないのである。そういう箇所を、ゆっくりと分解するように、練習を何度も繰り返す。まずは足から、それから上体だけ、最後に全部。このたった10秒の振付をリンピアール(きれいにすること)するのに1時間以上練習しても納得がいかない。私って、身体能力がかなり低いかも・・・。出来ないなら、出来るまでやるだけだ。ないものねだりしても、落ち込んでも上手くはならない。ひたすら練習して、モノのするしかない。こんな練習をしているとあっという間に3時間がたってしまった。今日はクラスがないので、帰宅する。もちろん、重たいリュックを背負ってワォーキング約25分。帰りはけっこうしんどい。帰宅してから夕飯をつくり、体調を崩して早く帰宅した旦那と一緒に夕飯を食べ、休憩後筋トレ開始。トレーニングを始めて30分もたつと、汗がだらだらとでてくる。お肉をよく食べるようになって、体臭がかなり臭くなったように感じる。なので、練習着のTシャツは、かなり汗臭くなる。何度も着ていると、つけ置き洗いしても、においがとれない。そういうシャツは、ぼろぼろになっているから捨てる。1年にかなりのTシャツを捨てている。この話をしたら、友達が古着を何枚も送ってくれた。「練習着に使ってね。」なんて優しい友達だろう(嬉涙)・・・。でも、かわいいTシャツばかりで、練習着にはもったいないので、普段着に使わせてもらっている。ごめん、Sちゃん。でも、役に立っています・・・。さっき筋トレしていた時のTシャツもかなり汗臭くなっている。「このTシャツ、臭いからもう捨てないとだめね。」と独り言を言ったら、旦那がぼそっとこう言ってきた。「お前のTシャツ、本当に汗臭いよ。タオルと一緒に洗うと臭くなるから、お前のシャツは別々にして洗ってくれよ。」それって、おやじの靴下を家族の衣類とは別々に洗う家庭と同じではないの?私っておやじ???せめて、オバタリアンと言って欲しいわぁ・・・・。
2005.07.11
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今日は、オフ日。週に1日はスタジオに行かないで身体を休める日をつくるようにしている。貧乏性の私は、性格的に家でごろごろできないので、ついついスタジオに行きたくなる。スタジオに行かなくても、家で踊ってしまう。一種の職業病かな?旦那に言わせると、私は「サメ」なんだそうだ。サメは、動くことをやめてしまうと死んでしまうらしい。なので、常に動いている動物なんだとか。「お前は動くことをやめたら死ぬサメと一緒や。だからグウタラできへんのや。」そうか、私はサメだったんだ。変に納得・・・・。サメは身体を休めなくても生活に支障はないだろうけど、ダンサーは身体を故障しては、仕事にならない。ダンサーは体が資本だから、健康管理には十分気をつけないといけない。先日、ダンサー友達から電話があった。「右足を疲労骨折しちゃってさぁ・・。今踊れないのよ。」「疲労骨折???大丈夫なの?またどうして?」「突然痛くなってね。でもそんなに腫れなかったから、すぐ治るだろうとほっておいたんだけど、ぜんぜん治る気配がなくて、整形外科に行ったら疲労骨折しているって分かったの。もうショックで・・。クラスも2週間休んだけど、今は靴をはかないで教えているの。」友達は2週間に1日しか休みがない。つまり2週間続けて毎日教えているらしい。そして、ある日突然体が悲鳴をあげた。私も過去、肉離れを2回と捻挫を1回経験している。どれも本番直前に、過度の練習から引き起こしたことだった。本番前の故障ほどつらいものはない。故障した後に休んでおけばよかったと後悔しないように今では休養も仕事と思うようにしている。でも、柔軟くらいは大丈夫だと思う。身体をまったく休めるなんて、私には不可能。やっぱり私はサメかもしれない・・・。
2005.07.10
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人生とは不思議なもので、まさか自分が駐在妻として海外に住むことになるなんて、想像もつかなかった。旦那の赴任先は、ドイツのフランクフルトだった。金融の街で、他の都市にくらべると、固いと印象が今でも残っている。住まいは、郊外にあるバートホンブルグという高級住宅街だった。家賃20万円もする、ものすごい広い家で、周囲の住民はハイソサイティーの人ばかり。ドイツ語はおろか、英語もそんなにしゃべれる方ではなかったので、コミュニケーションには苦労した。赴任してすぐ友達をつくりたかったのでフォルクスホッホシューレとよばれている市民学校のドイツ語コースに通った。いろんな国の人がきていた。トルコ、ロシア、スペイン、イタリア、チリ、アフガニスタン、アメリカなど・・・。ある時、クラスメイトの人に、家に遊びに来ない?と誘った。「何で私を誘うの?」「えっ?何でって、友達になりたいから・・。」「その必要はないから、行かないわ。」がぁぁぁぁぁぁ~ん・・・・・・。ショック!はっきり、あんたとは友達になりたくないと言われて、さすがの私も落ち込んだ。ドイツは冬が長くて、日照時間は短く曇り空が多くて暗い。天気が悪いと、気分も滅入る。ネガティブになる。南ヨーロッパの人が陽気で明るいのは、天気が関係しているのは確かである。これは住んでみないと分からない。友達拒否をされてから、外人の友達をつくるのが嫌になって、駐在奥さんの友達をつくることにした。同じ日本人同士、コミュニケーションをとるのは楽だから。同年代の知り合いが出来たのはいいけど、学歴やご主人の自慢とかそんな話ばかりだったので、私には合わなくて居心地が悪かった。見失いそうになっていた自分を取り戻すのに、良いフラメンコ教室を探す必要があった。苦労の末、マンハイムに評判のいい教室を見つけた。私の家から片道3時間。遠かったけど、往復6時間かけて、自分の居場所を求めて毎週頑張って通った。私を救ってくれたのは、フラメンコ。感謝!
2005.07.10
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今日はハードな土曜日。いつものように12時45分からクラス指導。このクラスはテクニカとタンゴの振付。パストーラ・ガルバンとロサリオ・トレドに習ったものを、少し簡単にして教えている。簡単といっても、エスコビージャや複雑なパソを簡単にしているだけで、体の使い方はそのままなので、難しい。タンゴは2拍子系なので、3拍子系に比べると最初は踊りやすく感じた。でも踊りこんでいくと3拍子系より表現や見せ場をつくることが難しいことに気付かされた。奥が深いなぁ・・・。今教えている振付が非常にモデルノ(近代的フラメンコ)なので発表会ではフラメンコ衣装を着るのではなくて、普通の服で踊ったら?と生徒に提案した。最後の部分ソロのイメージが、フィエスタのノリで道端で踊るという感じなので、普通の服だとさらにそのイメージが強調されて、踊りに親近感を持ってもらえるのではと想像している。クラス全員で相談してもらった結果、そうしようということになった。練習生の方からみたら、え~?普通の服????と驚かれるかもしれない。最近、フラメンコっぽい服がたくさん売られているので、そういうのを衣装として着るという新しい試みだ。スペインの公演では時々そういうのが見られるけど、関西の発表会ではまだ見たことがない。なので、それに挑戦してみようと思う。ただ、衣装でない服で踊るということは、誤魔化しがきかないから、相当な練習量を必要とされる。来年の2月まで、どこまで出来るか?生徒の挑戦でもある。頑張って欲しい。(注:普通の服で踊るのは、タンゴのみです)さて、その後の中級クラスでは、フィエスタ用ブレリアの強化。もちろん、ひとりひとりソロで踊る練習。それからグアヒーラの振付など。それからセビジャーナス強化クラスが2つ。この2クラスの生徒は非常に熱心で、陰でどれだけ練習をしているかというのが踊りをみただけでよく分かる。生徒が少しづつ着実に成長していく姿を見れるのは、本当に嬉しい。ついついクラス時間をオーバーして、白熱してしまった。スタジオをでたのは8時前。ハードだったけど、充実した1日だった!
2005.07.09
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今日も夕方からスタジオへ。昨日の筋トレで、体中が痛くてだるくてしんどい・・・。明日のクラスで振付予定のコンクール用セビジャーナスの振付を再度考えた。2週間もたつと、自分の振付を忘れる馬鹿な私。まずは思い出して踊ってみて、いくつかの振付パターンでまた踊ってみる。どれが一番曲のイメージに合うか、コンセプトが明確に見えるか、映えるか、検討する。セビジャーナスって、簡単そうで、実を言うと難しい。コンクールでは、同じセビジャーナスを出演者全員が踊るわけだから、振付構成がとても重要になってくる。振付でその曲の良し悪しが70%は決まるかなと、自分では考えている。後は踊る本人達の努力。家に帰ってもまだ納得がいかなくて、秘蔵ビデオを見たりしてもう一度考え直す。この最後のアイデアが結構よかったりする。いろんな振りつけを考えてごちゃ混ぜににして、いらないものから削り落としてシンプルにしていく。最後の残ったものが、一番良い。と私は思う。これって、デザインの仕事とよく似ている。明日のクラスで振付してみて、全体の流れをみてからもう一度煮詰めようっと。さて、コンセプト通りにいくかな???
2005.07.08
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いつも元気でパワフルですね~。とよく言われる。でも、私も人間なので、ネガティブになることもある。それは、信頼していた人に裏切られたとき。仕事が上手くいかないとか、そんな程度ではネガティブにはならないけど、信頼していた人に裏切られたときのショックは大きい。人間不信に陥る。モチベーションは下がって、やる気も喪失。そういうときは、やはり読書が一番。おすすめは、オグ・マンディーノの「この世で一番の奇跡」と「この世で一番の贈り物」。心が洗われます。自分を見失いそうになると、この本を読んで自分を取り戻します。元気の秘訣は読書かも。さて、今日も頑張ってスタジオに行ってきます!
2005.07.08
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今日もいつものように夕方からスタジオ入りして練習。今日のテーマはシギリージャ。というか、本当はファルーカの予定だったのが、いいアイデアが浮かばなくて、急遽変更。煮詰まったときは、気分転換も必要。私の大好きな曲は、シギリージャとマルティネーテ。シギリージャはソレアと並んで、フラメンコを代表する重要な曲である。フラメンコを習い初めて2年目で、マルティネーテと出会った。簡単に説明すると、コンパスはシギリージャと同じで、無伴奏なのがこのマルティネーテ。確かクラスのテクニカで、マルティネーテ・コン・バストン(杖)の練習をして、衝撃を受けたのを今でも覚えている。これはとても難しい曲で、2年目の練習生が踊れるものではない。先生も、クラスでは無理とあきらめてテクニカから消えていったが、この曲のことが気になって仕方がなかった。後で先生にマルティネーテ・コン・バストンを習いたいとお願いした。一人では難しいので、後1人か2人集めたら教えると許可をいただいた。友達に声をかけて3人で習うことになり、発表会でこの曲を踊ることになった。今考えても随分無謀なことをしたと思う。この当時は舞台の怖さや、フラメンコのことをよく知らなかったから踊れた。ドイツに引っ越して、ドイツではシギリージャを習い、発表会で踊った。ますます好きになっていった。しかしスペインに留学して、その難しさを知ってから、ソロに挑戦するまで随分時間がかかった。シギリージャは、苦しみと悲しみを唄うので感情表現が難しく、奥深さや尊厳、力強さが必要とされる。レトラは非常にシンプルなのに、歌い手の気分で長さが変わる。踊りは、それに合わせて踊らなくてはいけないため、とても難しい。リズムは変拍子で、独特のコンパス感を持っていて、これを習得するにはかなりの時間を必要とする。この曲は難しいけど、踊っていて体がぞくぞくしてくる。どんなに練習していても、飽きない。あっという間に時間がたってしまう。でも、まだ満足に踊れない(涙)。私の夢は、存在感があって奥深く観客に感動を与えられるような踊りができること。一生かかっても頑張るぞ!
2005.07.07
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私は小学生の時、絵描きになるのが夢だった。絵を描くのが大好きで、学校から帰るといつも絵ばかり書いていた。中学生になって、油絵が習いたくなって親にお願いした。「公立の高校に行けば、油絵を習わせてあげるよ。」それで一生懸命勉強して、公立の高校に見事に合格。二科会員の先生に、油絵を習うことになった。とても嬉しかった。先生について2枚目に書いた絵を、神奈川の県展コンクールにだそうと言われ、だしたら入賞した。新聞の取材も受けた。すっかり舞い上がった。先生に、将来は画家になりたい、と言ったら反対された。驚いた。「画家はね、お金にならないから趣味にして、先生になるか、デザイナーの仕事でもしたら?」と薦められた。親とも相談して、デザイナーの道に進むため、高校2年から、デザインの勉強を始めた。油絵を書いている余裕はなくなった。画家の先生は、とても計画的に私を指導してくださった。そのお陰で、筑波大学の芸術専門学群に推薦入学することができた。大学卒業後、某大手家電メーカーに、ゲラフィックデザイナーとして就職。正直言って、会社勤めはつまらなかった。どこかで、歯車が狂って、自分のしたい道からそれていった。それでも、自分は一生同じ会社に勤める気でいた。働き出して2年目で、大学時代からつきあっていた旦那と結婚し、肩こり解消のためにフラメンコを習い始めた。びりびりきた。これだ!私が求めていたものは。週1日の稽古から、週2日に、気づいたら週に何日もフラメンコを習っていた。最初の1年で、セビジャーナス、アレグリアス、タンゴ・デ・マラガを習い、2年目でグアヒーラ・コン・アバニコ、マルティネーテ・コン・バストン、ブレリア、タンゴ、ファンダンゴ・デ・ウエルバを習い、初めての発表会で6曲踊った。もう楽しく仕方がなかった。仕事中も、気になるのはフラメンコのことばかり。トイレに行ってはこっそり踊り、更衣室ではブエルタしたり、コピーしながらパソの復習したり。ひどい社員でした、すみません。人生の転機は、突然訪れた。旦那の予告なしのドイツ赴任の辞令。もちろん、私も駐在妻として、ドイツに行くことになった。驚きと、喜びでパニックになった。考えたことはひとつ。「ドイツはスペインに近い。スペインに何度も行ける!」ここから、私の人生は大きく変わっていった。自分の意志とは関係なく世の中が動き、それに流されていく自分と、そこから自分を見失わないように模索する日々が続いた。人生って、本当に何が起こるかわからない。
2005.07.07
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お昼に、踊りの依頼をいただいた。実を言うと、先週もひとついただいた。ひとつは、日時的に無理なのでお断りした。もうひとつは悩み中。タブラオのレギュラーをこなしながら他の踊りの仕事を受けるのは、想像以上のパワーが必要なので、慎重に考える。あ~、ジャーマネが欲しい!誰かにマネージメントして欲しい。でもそんな身分ではないので、我慢、我慢(涙)。*夕方からいつも通りスタジオ入りして、今日もファルーカの振付をする。新しいものを考えるのはとても時間がかかる。いつまでたっても先に進まないが、気長にやろうと思う。6時半から入門クラスの指導。6月から始まった新クラスだけど、みんな熱心で感心する。その後の初級クラスも、熱心な人ばかりなので、ついつい指導にも熱が入る。教えたいことは山のようにあるのに、時間が足りない。ひとりひとりに的確なアドバイスをするよう努めているので、時間があっという間に経過してしまう。誰だって、自分の生徒は可愛いから、早く上手に踊れるようになって欲しいと思う。なので、ついつい厳しく指導してしまう。時々冷静になって、言い過ぎはよくないと反省して、上手くなったところは素直に褒めるようにしている。人によって、褒めた方が伸びる人と、厳しくした方が伸びる人と、いろいろなので、その指導方法の使い分けが難しい。柔軟に筋トレ、舞踊テクニカ、ブエルタ強化、マルカールとパルマ、エスコビージャの練習、気付いたら1時間半が経過していた。もうクラスの時間は終わっているというのに、まだ振付に入っていないことに気付く。私は夢中になると、時間の感覚がなくなる悪い癖がある。いけない、いけない。反省・・・。クラス時間は終わっていたが、いい加減振付を進めないといけないので、振付をした。短い時間で一気に唄振りを教えたので、生徒はパニックに陥っていた。可哀想なので、しばらく付き合って振りのおさらいをした。明日は時間通りに終わらせられるように、もっと意識しなくては・・・。スタジオをでたのは10時前。何故か今日はまだ元気が残っている。今日はいつもより涼しいからかな?
2005.07.06
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スペイン南部にあるヘレスの友達から電話があった。衣装デザインをしている親友で、時々電話をくれる。「別に用はないけど、どうしているの?上手くいってる?今度スペインにはいつくるの?」いつもこんな感じで、気軽に電話をくれる。普段スペイン語をしゃべっていないと、単語がなかなかでてこなくて会話には苦労する。特に電話でスペイン語をしゃべるのは、難しい。昨日の電話は、私に会いに日本に来たいという内容だった。すごく驚いた。彼女は海外旅行を一度もしたことがない人で、ヘレスから外には出たがらないのに、はるか遠くの日本に遊びに来たいというのだから、ぶったまげた。明日、かかりつけの医者と、旅行会社に行って旅費を調べてまた連絡すると言って、電話をきった。もしかして、旦那と何かあったのか?嫌な予感がした。心配になって、単身赴任している旦那の方に電話したら、「日本に行く?そんな話は聞いていない!」と怒っていた。でも、夫婦間の問題はなさそうで、その点は安心。本当に彼女は日本に来るだろうか?私に会いにわざわざ日本まで来るなんて、とっても嬉しい。しかし、日本語も英語もしゃべれない親友を、どうやって面倒みるか、悩むなぁ~。
2005.07.06
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今日もいつも通り4時にスタジオ入り。柔軟と基礎テクニカをしてから、中級クラスで教えるグアヒーラ・コン・マントンの振付を考える。マントンを使いながら足を打つのは難しいので、簡単なマルカールに変えたりして、自分で実際踊ってみる。それから、ファルーカの振付。昨日の筋トレのせいで、体中が筋肉痛でしんどい。何故か集中力も低下していて、なかなか先に進まない。次第に頭が痛くなってきた。今日は頭が機能していないので、振付のリンピアール(踊りをきれいにすること)に変更した。6時半から入門クラスの指導。その後の中級クラスでは、フィエスタ用ブレリアの強化をした。私の指導方針のひとつに、中級者はフィエスタ用ブレリアをひとりで踊れるようになることとしている。何年も習って群舞しか踊れないのは、おかしいと思う。フラメンコはそもそもひとりで踊るものだから(テアトロのオブラやクラシコエスパニョールは別)、いつかソロが踊れるようになって欲しい。そのスタートとして、フィエスタ用ブレリアのソロに挑戦することが最適だと私は考えている。しかし、ブレリアはとても難しい。テンポが速いので、コンパスを数えながら踊っていては、絶対にリズムを外す。フラメンコはコンパスが命だから、どんなにきれいに踊れても、コンパスを外しては絶対にいけない。レトラを聞きながら、ブレリアのノリを掴んで、曲にのって踊れるようになるには、いろんなブレリアをたくさん聞いて何度も踊るしかない。クラスでは、ブレリアの曲を聞きながらパルマを叩く練習と、ひとりづつソロを踊る練習をした。この練習になると、みんな緊張するのが伝わってくる。今日は、ひとりもコンパスを外さずに踊れたので、上出来だった。少しずつ生徒が成長していく姿を見れるのは、本当に嬉しい。発表会では、中級クラス全員がフィエスタ用ブレリアのソロを挑戦してもらうつもりなので、堂々と自分らしく踊れるように、さらなる踊りこみの指導をしていこうと思う。クラスで使用しているブレリアのCDを欲しいという人がいたので、ネット購入できるか調べてもらったら、ありました。アクースティカhttp://www.acustica.jp/contents/tienda/data/pageview.cgi?ID=01410パロス・デル・フラメンコ ー ブレリアVol.2Vol、1も3もあって、どれもいいです。おすすめです。身体にリズムが自然に入ってくるように、何度も聞いてください。
2005.07.05
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フラメンコ教室の事務仕事は、すべて主宰者である私がこなす。人を雇えるほどの余裕はない(涙)。今日は、スペインのフラメンコ用品販売店に、生徒から頼まれたファルダ(スカート)などを発注するための書類を作成した。およそ1ヶ月ほど前、商品の見積もりを送って欲しいとFAXしたところ、3週間たっても返事がなかったので、もう一度催促のFAXを送ったら、やっと先週見積もりが返信されてきた。スペイン人は時間の感覚が日本とかなり違うので、急いで取引をするという価値観があまりないらしい。非常にのんびりしているので、商品が届くまで、数ヶ月かかりそうな予感がする。見積もり額が予算内に収まったため、正式に発注することにした。セビージャにいるとき、このお店には何度か買い物に行ったので、お店の人とは顔なじみにはなったが、日本から商品を発注するのは初めてなので、緊張する。スペインに電話した。「正式な発注書のフォーマットを送ってもらえませんか?」とお願いしたら、「あら、貴方のことは信頼しているから、そんなものは必要ないのよ。送り先を知らせてくれたら、そっちに送るし。心配しないで。」えっ、本当にそれで大丈夫なんだろうか?でも、この会社は私の知っている会社と取引があるので大丈夫だとは思うけど・・・。アバウトなやり取りに、商品がきちんと届くか不安である。日本では考えられないけど、これがスペイン。
2005.07.04
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誰にでも、身体に対するコンプレックスはあると思う。私は身長が150センチ以下と低い上に、細身の体。踊り手として、容姿に恵まれていない。なので、プロになるのは無理と諦めていた時期があった。そんな時、恩師加藤美香先生に救われた。 「踊りはね、魔法が使えるのよ。自分の欠点をカバーしたら、Mariちゃんは舞台の上で大きくなれるのよ。」そして、美香先生から魔法の呪文(?)を教えていただき今日に至っているというわけだ。魔法が使えるようになると、本当に自分が変わっていく。今ではその呪文を自分で考えている。今日の練習のテーマは、身体を大きくみせること。つまり、自分の身体欠点をいかにカバーするか、短所を長所に変える練習を徹底した。まずは下半身の使い方から。下半身が安定していないと上半身に余裕がうまれないので、ブラソはつけずにひたすら下半身安定と、足を大きく使えるように練習を重ねた。それから、上半身の使い方。最後にブラソ。鏡を見ながら、自分の踊りを煮詰めていく。ブレリアの早いテンポで全身を使って大きく踊るのは難しい。最初はゆっくり始めて、徐々にテンポを上げていき、早めのテンポでも余裕を持って踊れるように何度も繰り返す。1時間くらいやっても、まだまだ納得がいかなかった。それから、一昨日のタブラオの反省部分を練習。4連符のはいった複雑なパソを中心に、何度も繰り返す。細かいパソをしている時も、上半身は余裕をもって踊れるように、ブラソもつけていく。気付くと、もう2時間が経過していた。今日は事務仕事がたくさん残っていたので切り上げた。*自分の身体は、残念ながら変えることはできない。なので、前向きに自分の体と付き合っていかなくてはいけない。それには、魔法が必要。自分の身体に呪文が唱えられるようになると舞台の上で少しづつ自分が変化していくことに気付く。そう、自分がなんだかすごく大きい人間になったような錯覚に陥るんだから、不思議だなぁ。
2005.07.04
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今日は週に一度のオフ。久しぶりに旦那と梅田に買い物。今年はバーゲンがもう始まっている。バーゲンでパンツを2本、カジュアルジャケットを購入。それにしても、すごい人で酔いそう。普段、職場であるスタジオには徒歩か自転車通勤なので、人ごみに慣れていない私にはつらい。だけど買い物は楽しいなぁ。最近、フラメンコっぽい服がよく売られているので見ているだけでうきうきしてくる。これを衣装に改造できないかなぁ?と想像しながらあちこち見てまわる。余談だけど、昨日のタブラオの1部で着た赤の衣装は普通のお店で売られていたワンピースを衣装に改造したもの。ワンピースそのものがフラメンコの衣装っぽいので、その下にフラメンコ用ファルダを着ただけ。誰もそのことに気付かないみたい。このヒントは、セビージャのタブラオで得た。誰か忘れたけど、普通のワンピース(もちろんフラメンコっぽい)の下にフラメンコファルダを着て踊っている人がいて、それがすごい素敵だったのだ。タブラオでレギュラー出演していると、衣装に困る。何度も来ていただいているお客さまがいらっしゃるが、衣装が楽しみのひとつだと言う。なので、なるべく衣装を変えるよう努力はしている。でもお金もかかるので、低予算でいかにアレンジをするか腕のみせどころ。衣装も大切だから、悩みはつきない。さて、今日梅田に来た一番の目的は、お中元の発送手続き。お世話になっている人へ、その人が喜びそうなものを贈ること。20代の若い頃(?)、お中元やお歳暮を贈る習慣が嫌いだったが、今はいい習慣だなぁと思うようになってきた。これは私が年をとった証拠?いやいや、そんなことはないと思うけど・・・・。
2005.07.03
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今日はタブラオ本番当日でした。本番前に1クラス持っているので、ブランチをすませてから、スタジオに。支度の遅い私は、電車を乗り過ごし、次の電車を待っていたらクラスに間に合わないので、早歩きでスタジオまで行った。荷物がなければ歩いても問題ない距離だが、衣装やサパトス、メイク道具全てを持っての移動はつらかった。その上、雨。今度はもう少し早く支度をしなければいけないと反省。クラスが始まるぎりぎり12時45分にスタジオに到着。何とか間に合って良かった!急いで着替えてクラス開始。テクニカとタンゴの振付をして、終わったらダッシュで神戸三宮へ。タブラオには4時頃到着。軽く食事を取り、簡単なリハーサル。普段は決め事のあるところだけを打ち合わせして終わらせるが、生徒が出演することと、いつもと違う出演者だったので、開店6時前までエンサージョをした。これでかなり疲れてしまった。緊張もするので、足が重く感じた。ただ、体力づくりの成果はあって、いつもよりは少し体が軽く感じられた。というより、いつもより涼しかったからかもしれないけど。6時から本番7時まで楽屋でメイク。私は何年も出演して何度もメイクをしているのに、メイクするのが非常に遅い。関係者の間では、私はメイクが遅いことで有名らしい。「Mariちゃんよりメイクの遅い人って、かなりやばいよ。」こんなことで有名になるなんて、何だか情けない。さて、本番は・・・・・。う~ん、舞台の上は怖い!というのをいつもながらに感じた。スタジオの練習では考えられないようなことが起こるので、本当に怖い。いつになったら100%満足な踊りができるのか?十分練習したので後悔はしていないけど、次回はもっと上達できるように明日からまた練習を頑張ろうと思う。私のことは別にして、生徒の踊りは良かった。一生懸命練習をしていたので、輝いていた。初々しくて、微笑ましい。そしてK.Fちゃんの踊りも素敵だった。力強くて、頼もしい人。それから、カンテソロも良かった。いろんな人と一緒に舞台に立てることが、タブラオの魅力。いろんな人から刺激を受けて、世界が広がっていく。私と一緒に仕事をしてくれた仲間に感謝、感謝。また、雨の中、わざわざ来てくださったみなさん、どうもありがとうございました。サイトの愛読者の方が声をかけてくださって、嬉しかったです。本番直前は、あー大変!ってつらいこともあるけど、本番が無事に終わって(?)、大きな拍手をいただくと今までの疲れがぶっ飛びます。こうやってレギュラーを続けられるのは、やはり応援してくれる人がいるから。Muchas gracias!!!!!!
2005.07.02
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今日も昼間はビデオでイメージトレーニング。旦那の夕飯と、自分のお弁当をつくって、スタジオへ。今日は4時から自習。ラファエルに習ったカンティーニャスを、イメージに近づけるため、踊りこみをした。スペインで彼のレッスンを受けて感じたことは、私はまだまだ全身を使って踊っていないということ。彼と一緒に踊ると、それがよく分かった。彼の踊りは、コンパス感に溢れていて、躍動感があり、オーラが全然違った。「Mari、もっと体が壊れるくらいの勢いで踊ってくれ!」そういって、ラファエルは見本の踊りを見せてくれた。本当に、パワーが違う。頭に残っている彼の踊りを思い返しながら、ひたすら練習。でも自分の踊りを鏡でみると、イメージからかけ離れていて、嫌になる。本番は、もう明後日だと言うのに。6時45分から入門クラスと初級クラスの指導で、9時半に終了。しんどかったけど、もう少し自習をすることにした。これでは、満足して帰れない。自分のイメージを身体で表現するには、本当に難しい。体が重くて、動きも鈍る。でも、タブラオ本番の二部は同じような状況なので、疲れていても身体が使えるように意識を集中して練習を繰り返す。右足のふくろはぎが、ぴりぴりしてきた。やばい、肉離れの前触れ現象だ。時計をみると、もう11時。体が故障しては踊れないので、今日は諦めて帰宅した。明日にかけよう。
2005.06.30
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土曜日本番まで後3日。頭の中は、フラメンコ一色。昼間は、フラメンコのビデオをたくさん見て、イメージトレーニング。アレグリアス、カンティーニャばかりみた。師匠ラファエル・デ・カルメンをはじめ、エバ・ラ・ジェルバブエナ、マリア・パヘス、マヌエル・ベタンソン、マリア・デル・マル・ベランガなど。上手い人の踊りをみると創造力がかきたてられ、納得いかない振付の一部を急遽変えることにした。本番当日に振付を変えるより、まだ余裕があるから安心。サリーダや唄振りの一部分を、曲にあわせて試行錯誤しながら踊ってみる。イメージと、だいたいの動きを頭にまとめて、スタジオに。今日はいつもより早めで3時過ぎからスタジオ入り。カンティーニャを中心に踊りこみをしていたら、携帯電話が鳴った。タブラオでいつも一緒に仕事をしているカンテのS君からだった。「今度のパンチョ(タブラオの愛称)で、カンテソロ唄いたいんやけど、ええかなぁ?」カンテソロを唄いたいなんて、珍しい!「いいよ!好きなの唄ってよ!」ふたつ返事でOKをだした。最近、カンテに磨きがかかっているS君。何を唄ってくれるのかしら?楽しみ!普段はカンテソロないので、興味のある人は是非来てくださいね。神戸異人館 エル・パンチョ・キタノhttp://www.m-double.com/pancho/index.htm※来られる前に電話予約をおすすめします。
2005.06.29
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朝から事務仕事に追われた。7月分のスタジオ予約スケジュール確認と、スタジオ代の支払い準備、明日のタブラオ出演者へのギャラの準備、プログラム制作と印刷など。私はタブラオレギュラー座長を任されているので、出演者を誰にするか、プログラムをどうするか、ギャラの支払いまで、すべてひとりでこなす。自分の踊りだけでなく、企画プロデュースもして大変だけど、これが結構楽しい。作業をしていて気になったのは足の状態。昨日、ハードにやりすぎたせいか、足の裏がずっと痛い。重い足を引きずって、スタジオへ。足が痛かったので、あまり無理をせず、気になる部分を中心に練習をし、2時間半で終わらせた。練習が終わってから、足裏マッサージへ。いつも私が行くのは、千林にある英国式マッサージ「ウェールズ」というところ。もう2年以上お世話になっていて、個人経営のお店で親切でとても上手いのです。足裏がうっ血をおこしてじゃりじゃりして痛むのを、ここでマッサージしてもらうと、驚くくらい良くなる。いろんなお店に行ったけど、ここが一番のお気に入り。(残念ながら、サイトは持っていないようです。)明日の本番に向けて、今日はもう休みます!
2005.06.28
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今日の自習は、ブエルタ(回転)強化。私のもっとも苦手とするテクニカだ。習い始めの頃、ぜんぜん回れなくて、回りながら周囲に突撃したことしばしば。どんなに迷惑をあけたか、あまり思い出したくない。私の練習方法は、最初に必ず柔軟ストレッチ、それから基礎テクニカ(バレエのバーレッスンの基本)。ここで身体をつくっていく。それから、両足で回るブエルタ、ケブラーダ、片足ブエルタの順で練習。片足回りの時は、アレグリアスのソロコンパスを聞きながら、コンパスにはめて回る。最後はシギリージャ(♪250)で、連続回転。1,3,4,5で回るから、とてもハード。これをすると、キレのあるブエルタができるようになる。シギリージャの最後のマッチョのパートで連続回転する振付があって、♪250で余裕を持って回れないと、本番は絶対に回れない。なので、かなりの練習が必要になる。これで1時間があっという間にたってしまう。残りの後半は、各曲の踊りこみをした。エアコンを入れないで練習したので、ものすごい汗をかいてへとへとだ。それから休憩して、入門クラス、上級クラスと中級クラスの指導。全部のクラスが終わったら、めずらしく生徒数人が残って自習をすると言う。もう10時だというのに。偉いなぁ。隣の更衣室で着替えていたら、自習している人達が振付がどうのこうの議論している様子が聞こえてきた。どうやら振付をきちんと覚えていないらしい。分からないなら、私が帰る前に聞きにくればいいのに。でも、そんな気配は感じられない。ちょっと気になったので、帰る前に一声かけることにした。「もう帰るけど、何か聞きたいことある?」生徒の目がぱっと輝いた。「はい、この振付はどのパートでしたっけ?」もちろん、こうよ、と教えてから帰宅した。私は質問されたら何でも答えるし、知っていることは何でも教えているのに、何でみんな積極的に質問しないのか不思議でしょうがない。私って、そんなに怖いのかしら???いやいや、そんなことはないと思うけど。えっ、怖い?う~ん、そんなことないよね???
2005.06.28
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毎週月曜日の午前中は、掃除を徹底する日と決めている。掃除はいい運動になるし、部屋がきれいになるので、一石二鳥。お昼ごはんが終わっても、エアコンのフィルターや扇風機を掃除して、かなりの汗をかいた。夕方4時半から、スタジオで自習。今日はクラスがないので、自分のための練習がたっぷり出来る。最初は柔軟、それから基礎テクニカ、約30分。それから長年温めてきたファルーカの踊りこみと、自分のイメージに近づけるための新たな振付。私にとって、大きな課題曲が3曲ある。それは、シギリージャ、タラントス、ファルーカである。もちろん、他の曲も課題はたくさんあるが、特にこの3曲はエベレストのように高く遠い。シギリージャとタラントスは、レトラ(唄)の長さが決まっていないため、即興で振付を変えながら踊らなければいけない非常に難しい曲だ。(この2曲についての解説はまた今度)この2曲は最近になって踊るようになった。というか、やっと人前で踊ってもいいかなと思えるようになれたが、ファルーカは、まだまだだ。踊り手のアントニオ・ガデスが、ファルーカで踊りをさとったと聞いた。あるスペイン人の踊り手が、ファルーカをちゃんと踊れる人は、スペインにも少ないと言っていた。これは、テクニックのことを言っているのではなくて、表現や音楽とのからみが難しい曲なので、それをきちんと理解して表現できる人は少ないという意味だ。こういう話を聞いていたので、ファルーカを未だに踊ることが出来ない。一応振付は1曲分持っているが、もうしばらく踊りこんで、自分のファルーカをつくっていこうと思う。もちろん、男振りで。さて、自習の後半は、カンティーニャス。今年4月に、ラファエル・デ・カルメンに振付していただいたものを、女振りに変えたり、自分のイメージに近づけるために振付構成を練ったりしている。カンティーニャスは、アレグリアスとほとんど同じで、陽気で明るい曲。キャリアの浅い頃、この曲を踊るのが好きだったが、この曲の深さに気付いてから、一時期踊れなくなった。数年前、マヌエラ・カラスコの大阪公演で、ラファエル・デ・カルメンのアレグリアスをみて、「これが私のイメージする踊りだ!」と嬉しくなった。自分の踊りたいイメージが明確に出来てから、余計に踊れなくなった。たぶん2年くらい、ほとんど踊れなかった。ラファエル・デ・カルメンにずっと師事したいと、スペインに行くたびにアタックしたが、いつも多忙な彼を捕まえることができず、その夢がやっと今年実現した。感無量。なので、今カンティーニャスを踊るのが楽しい。タブラオ仲間には「まりちゃんがカンティーニャスを踊るなんて、どうしたの?(珍しいという意味)」と言われるくらい、驚かれる。やっとひとつの峠を越えそうな予感がする。ここまでくると、今までの道のりが遠かっただけに、わくわくする。さて、本題に戻る。今日のメインは、苦手なブレリアのエスコビージャ(足のパート)を集中して練習した。同じパソを10分以上かけてひたすら繰り返す。最初はゆっくりなテンポ(♪144)で初め、少しづつテンポをあげて、最終的には(♪220)でも焦らずできるようにする。スタジオで完璧に出来ても、本番でミスすることがあるから、必要以上に練習をしないといけない。スビーダ(テンポをあげる)のパソも、休まず何度も練習をした。気付くともう7時半過ぎ。次の予約の人がいるから、途中でもあきらめて引き上げる。3時間練習してもぜんぜん足りなかった。明日はブラソ(腕)とブエルタ(回転)を強化しなくては。土曜日の本番まで100%に出来るかしら・・・。何だか不安。常に100%を目指すイチローって、改めてすごいなぁと思う。下の写真は今年4月、ラファエルと一緒にバルで撮影した記念写真。
2005.06.27
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今日はスタジオに行かないオフ日。とはいっても、サイトの更新や教室の事務仕事、家の仕事をしなくてはいけないので、完全なオフ日ではないけど、週に1日は身体を休めないとね。お昼頃、楽天ブックスで注文した「夢をつかむ イチロー262のメッセージ(ぴあスポーツ書籍)」という本が届いた。早速読んでみたが、共感できるメッセージばかりで、特に共感したページにはポストイットをつけてみた。その一部を紹介します。「実戦でないとできないことがあります。一瞬の判断は、練習では養われません。」これって、フラメンコの舞台も同じで、驚いた。野球も一緒なんだと。フラメンコも、スタジオでどんなに練習しても、本番はスタジオで踊るのとは違う。本番中のハプニングに動揺せず、即座に反応して振付を変える。この瞬間の出来事は、本当に心臓ばくばくもの。これは、スタジオの練習では養うことがでないのです。「練習で100%自分を作らないと、打席に立つことはできません。自分の形を見つけていないと、どん底まで、落とされます。」イチローがいうと、言葉に重みがあって胸に響くなぁ。フラメンコも、本番までの練習で100%にしておかないと、舞台ではそれ以上の実力を発揮することは出来ないと思う。自分の踊りのスタイルを見つけるのも、本当に大変。今度の土曜日は、タブラオの本番だから、それまで100%の踊りをつくらないとね。さて、頑張るぞぉ!
2005.06.26
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私にとって一番ハードな曜日は土曜日。第1、3土曜日はタブラオに出演し、それ以外の土曜日は1日に何クラスも教える。今日は、11時半ぐらいにブランチを取った。ご飯、牛肉のたたき、野菜スープ、前日から自分でつけたつけもの。かなりたくさん食べる。クラスは12時45分から。初中級クラスで基礎テクニカとタンゴの振付をして、休憩はさんで、中級クラスへ。ブレリア・ポル・ソレアのリンピアールとテクニカ、グアヒーラの振付。終わったら時計は4時過ぎ。ものすごくお腹が空きだした。これでは後2クラスもたないので、サンドイッチを食べた。パワー充電!いつも思うけど、私って本当に燃費が悪い。食べてもすぐ消化してお腹が空くのだ。胃に穴でも開いているのかしら?パワーがみなぎってきたら、クラススタート!セビジャーナスコンクール用1組目の振付クラス。何十時間もかけて煮詰めた振付を、生徒が頭に叩き込み、ゆっくりなぞるように踊り、少しづつ形になっていく。うん、イメージ通りになりそうで、嬉しい。また休憩はさんで、コンクール2組目の振付クラス。このクラスもイメージ通りになりそうで、生徒の熱心な姿に、指導にも熱が入る。クラスが終わってスタジオをでたのは8時ちょっと前。どのクラスでも振りの見本を見せるが、ものすごいパワーがいるので、スタジオを出る頃は、もうへとへと。それでも、自宅まで自転車を引いて歩いて帰る。約20分。この疲れているときに頑張ると、タブラオの本番で強くなれるからだ。帰宅して、夕飯をつくり、旦那とゆっくり食事を取る。暑いせいか、あっさりしたものが食べたかったので、外食や弁当に頼らず、しんどくても自分でつくった。メニューはアジの焼いたもの、アボガドとトマトのサラダ、温野菜、つけもの、もずく、最後はグレープフルーツ。私の1日はまだ終わらない。休憩をはさんで、筋肉トレーニングと柔軟を約1時間ちょっとする。明日日曜日はスタジオに行かない唯一のオフ日なので、今日はへとへとになるまで頑張る。そして、メールチェック、ブログの更新。今日はハードだったけど、充実した1日が終わった。おやすみ!
2005.06.25
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私は週に約8曲をクラスで教えている。過去に自分が踊った曲や、スペインで新しく習ってきた曲、新しく依頼されて振付する曲など、いろいろだ。かなり前に踊った振付はほとんど忘れているので、ビデオを見て思い出さないといけない。自分でも呆れるくらい、すっかりさっぱり忘れている。スペインで新しく習った振付も、半分くらい忘れている。これも、ビデオを見ながら思い出さないといけない。新しい振付を考えるのは、一からのスタートなので、本当に時間がかかって大変だ。こんな感じなので、クラス前の復習はとても重要。明日は4クラスもあるので、復習と新しい振付を煮詰めたりするのに半日かかった。夕方からスタジオに行ったら、1日が終わってしまった。自宅に戻っても、新しい振付のことが頭から離れない。あの振付で本当に良かったかなぁ・・。?もう一度、近所迷惑にならないよう、こっそり踊ってみる。いや、やっぱりここはシンプルにした方がいいかも。明日はクラスで振付をしなくてはいけないのに、まだ納得がいかない。この調子でいくと、また寝ながら振付を考えることになりそう。今晩は寝れるかしら・・・。
2005.06.24
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最近、クラスが終わった後、自宅で筋肉トレーニングを強化している。夏に向けて、基礎体力アップをはかるためだ。私がレギュラーで踊っているタブラオ(フラメンコショーがみれるレストラン)は、冷房があまりきかず、舞台の上はスポットライトがあたるため、サウナ状態となり、とても暑い。そこで踊るのは、かなりの体力が必要となる。並みの体力では、とてもいい踊りは出来ない。マラソンの小出監督の本を読んだ時、人によって筋肉の質が違うので、自分の身体をよく研究して、自分の身体にあったトレーニング方法を見つけなければいけない、と書いてあった。ふんふん、なるほど。勉強になる。昨年、ジムのトレーナーについて、筋肉強化トレーニングをしてから知ったことだが、私の筋肉はつきづらく、すぐ落ちやすい。なので、のんきに休んでいると、すぐ体力が低下する。筋肉がつきやすく、落ちにくい体質の人もいるらしい。羨ましいかぎりだ。さきほど、テレビをつけながら筋トレをしていたら、男性バレリーナが故障から現役復帰するまでのドキュメンタリーを放映していた。落ちた筋肉をジムで鍛え、見事に復帰したのを見て、パワーをもらった。
2005.06.23
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今日は午前11時から振付を考えた。2時までに終わらせる予定だった。ビデオ見たり、構成を考えたり、実際軽く自分で身体を動かしてみたりしたら、あっという間に時間がたった。気付いたら、もう4時前。えっ、まさか?時計が壊れた?隣の部屋の時計を見ても、時刻は同じ。やばい!4時からスタジオ予約して練習をしようと思っていたのに、もう無理だ。あわててスタジオに電話してキャンセルしてもらう。ごめんなさい・・・。朝から何も食べていなかったので、お腹がぺこぺこだ。11時から約5時間弱も本当に振付を考えていたんだろうか?もしかしたら、アルツハイマーか何かで何をしたか忘れたとか?ふと不安になる。いやいや、確かにずっと振付を考えていた。大丈夫、大丈夫。昔OL時代はかなりしっかりしていたのに、フラメンコの仕事をしだしてから、時間の感覚がおかしくなったり、約束をよく忘れるようになった。これって、ただ、年のせいかしら?何だか悲しい・・・。
2005.06.22
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志摩スペイン村のセビジャーナスコンクールに生徒2組が出場することになった。そしてその課題曲が送られてきた。2組とも違う曲だったので、安心した。同じ曲でイメージを変えて振付けるのは、とても大変なことだから。各曲のイメージをよく把握して、生徒のレベルにあった振付を考えなくてはいけない。日曜日は半日かけていろんなビデオを見て研究し、昨日月曜日は全体構成を練り、今日は実際スタジオで振付通りに踊ってみた。あれこれ欲張ったので、実際踊ってみると、大変なことが判明した。テンポの速い曲なので、難しいテクニックは省かないといけない。明日、もう一度練り直さなくては・・・。他にも、発表会に向けていくつか振付を考えなくてはいけないので、頭の中はパニック状態になっている。私のモットーは、毎年渡西して、スペインで習った振付をなるべくクラスで教えることだ。でも、振付がモダンすぎたり、難しすぎたりするものは、そのまま教えることが出来ない。その振付を、初中級レベルに落とすか、別の振付を考えなくてはいけないのだが、この作業がとても大変で、時間と精神を取られる。ご飯をつくりながら振付を考えるのは、良くない。野菜炒めなんかをしている最中、ふっといい振付が思いついたりして踊ったりすると、あらら、野菜が焦げているじゃない!あーなんてこと!もったいない!野菜ちゃん、ごめんよぉ~。パソコンのように、頭のメモリーを増設できないかしら・・・。
2005.06.21
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スペイン人の友達で、フラメンコの歌い手カルメンが私に芸名をくれた。Campanilla (カンパニージャ)普段、仕事ではMariで通しているが、スペイン人からすると、Mariという名前は普通すぎて面白くないらしい。「Mariって名前は平凡だから、なんかインパクトのある芸名にしなさいよ。」そういって、カルメンは一生懸命考えてくれた。「そうだ、Campanillaはどう?」Campanillaとは、ピーターパンにでてくる妖精ウェンディのことで、スペインではこう呼ばれている。小さくて、よくおしゃべりをして、ちょこちょこしているところが似ているらしい。カルメンは、おまけに、そのCampanillaの小さなフィギアまで私にくれた。ここまでされたら、この芸名を使わなくては悪い。それからスペイン人と仕事をする時は、この芸名を使わせてもらっている。スペイン人は人の芸名を考えるのが好きみたいで、初めて仕事をする人に「Mariです。」というと、「何か芸名を考えてあげるよ」という返事がよく返ってくる。「芸名はCampanillaです」というと、ちょっとがっかりした顔をされる。でも、仕事で踊っている最中、スペイン人のアーティストは「オレ!カンパニージャ!」とハレオ(掛け声)をかけてくれるので、とても嬉しいです。さて、今日は私のニックネームの由来を書きました。まだこのブログのデザインは完成されていませんが、これから充実させていきます。楽天広場さん、みなさん、これからよろしくお願いします!
2005.06.20
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