☆バンデバ☆~fumoの番茶も出花~

『仮面の告白』三島由紀夫


今の私とほぼ同い年でありながら、三島の天才的な文才に ちょい嫉妬してしまった…………(-.-;)

すごすぎです 三島さん。

前々から仮面の告白は読みたかったんだけど これと言って機会もなく、先延ばしにしてたんだ。
今回読むに至ったのは図書館の文庫欄にたまたま置いてあったからなんだよね。

軽い気持ちで借りたんだけど…

三島は『潮騒』しか読んだことが無く どんな人なのかこれ読むまでよくわかんなかったんだよね。仮面は自伝
だから 今回読んで三島をググッと身近に感じる事が出来たよ。

三島読むなら 仮面からがベストかもしんない。
主人公は人一倍臆病でひ弱で でもプライドが高く「頭でっかちのおぼっちゃん」て感じです。自分のプライド
を保つために 勉強は有効手段で 親の言う通りの出世コースを歩んでいくんだけど…。常にクラスメイトの中で
焦りを感じているのだ。

いざ年頃になって恋愛をしたとき、自分を支えていた仮面が役に立たず、自分に向き合ったときどうして良いか
解らなくなってしまって、「今日は接吻をするまで帰らない~フンフンっ」で、いざすると「好きじゃなかった
逃げ出したいっ」さらに家に帰ると「やっぱり園子が好きだ~ぅおー」とお年頃で笑える青年なんだけど、本人
は至って深刻で……。浮き沈みの末せっかく思いを寄せてくれていた友達の妹との縁談を断るんだよね。
不測の事態に仮面は弱い…………
そのくせ彼女が結婚して再会すると、また会ってくれと未練がましくて。
そんな自分に嫌気がさして勉強-!勉強!

そしてさいご彼は裸の心に向き合ったとき 自分は男が好きなんだって気付くんだよね…………確かにこれは素
顔で告白できまい(^_^;)仮面でもつけなきゃ。

でも この話は今の時代でも全然新鮮だと思ったよ。自分のひ弱さや恋愛に奥手なコンプレックスを持ってる人
は腐るほどいるから。人間形こそ違うものの コンプレックスが無い人は居ないから共感して読めると思う。生
きると言うことは、ある意味仮面を被って偽りながら行くということ。

本当の自分は神のみが知るのかもしれない。

仮面を剥がせば 人なんて大差ないかも知れません。仮面が特徴で個性でその人たらしめる物……。
人間とは なんてちっぽけで哀しい物なのでしょう。

果たして私はどの位自分を認識できてる?付けている仮面にすら 目を背けて生きていないだろうか?他人が怖い
と言うより 一番怖いのは自分なんだよね。

もっと自己探求しなきゃあね☆

そんなことに気付かせてくれた すごい本でした!つぎは『金閣寺』を平らげたいわ~(^o^)/
本は万人の大学である!!!


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