すもものも

香りの魔力で理想の自分になろう



刻一刻と失われてゆく地球環境を守りたい・・・というエコロジーの気分は、香水の世界にも広く波及してるって知ってました?

小川のせせらぎを思わせるナチュラルな「水」のニュアンスを持つアクアティックノートや、最近、様々にライン展開してる「ジバンシーのウルトラマリン」など、甘く切ない潮風の雰囲気を秘めたマリン系ノートは、このカテゴリーの代表格といえそう。

その第1号は“香りのモーツァルト”の異名を持つ天才ジャック・キャヴァリエ(フィルメニッヒ社)作のロードゥ・イッセイで、本来は固有の香りを持たないたゆたう水のニュアンスを表現するため、調香にはまったく新しい化学合成香料が使用されたとか。

マリンノートのウルトラマリンは、その世界的ヒットをうけて登場。メンズ物ながら女性にも大ウケし、日本でのメーカー売り上げは、前年度比の200%を超える大ヒットとなりました。

また、96年にパコ・ラバンヌがリリースした「パコ」も、コフレ(香水瓶)にリサイクル可能なエコ素材を使っている点など、これらナチュラル&エコロジー系フレグランス群をうまく意識した心憎いアイテムといえます。





★ユニセックス フレグランス ~男も女も同じ香り、同じ気分をシェア!~

シャアードフレグランス(=共有する香り)ともいう。男女の別なく使えるニュートラルな印象が魅力。

メンズ物ながら66年の発売当時パリジェンヌの間で大ヒットしたディオールのオー・ソバージュ(野生の水)がその第1号。

80年代にNYのタワーレコードで売り出されたカルバンクラインの「ck ONE」も有名。





★ロリータ系グルマンノート ~果実&お菓子の甘くて美味しい香り~

ピーチやラズベリーの甘くフルーティな香り、あるいはバニラエッセンスなど、香料としてはジェリービーンなどのお菓子に使われるタイプのものを含ませ、夢見るガーリッシュな雰囲気を創りだしたフレグランス。

パリのお嬢様系ブランドのロリータ・レンピカが子供の頃に好きだった駄菓子のフレイバーを使ってみたのが最初。





★モード系シンクロノート ~つけ初めから終わりまで香りが常に変化し続ける~

つける人それぞれの肌のPh濃度(酸性~アルカリ性)や、その日の気候や天気、湿度などによって様々に香りの表情を変化させる神秘的なノート。

シャネル社の主任調香師ジャック・ポルジュ作のアリュールがその第1号で、他にクリニークのハッピーも有名。銘柄が当てられにくくなるので、香水慣れしてるよう思わせられる。





★ベビー系フレグランス ~敏感肌にも優しい赤ちゃん向けノート~

恋とは無縁の赤ちゃんに果たして香水が必要なのか?ミルクの匂いだけで十分じゃないのか、という議論はあるけど、パウダリーな包み込む母性のニュアンス&アルコールフリーの限りなく肌に優しい処方で、日本では女子高生からOLまで幅広く支持されているベイビー専用香水。ジバンシーのプチサンボンがその第1号。





★アロマ系リラックスノート ~疲れたココロに効く癒し系ニュアンス~

気分のいいお天気の休日に、ふと散歩に出たくなる。そんな時、お共につれてゆきたいリラックス目的の香りがこれ。

アロマテラピーライクな癒しのニュアンスで最近、密かなブームとなっている。

お香の静ひつさがとにかく落ち着く資生堂ZENなど近年のパリの禅ブームを見事に捉えた癒し系フレグランスの傑作といえそう。





★使い勝手よし!ワンノート ~香りの3段階変化を無視。都会派ノートの決定版!~

つけ初めから終わりまで、たったひとつのノート、たったひとつの気分で、香りの3段階変化さえ無視して徹底的に都会的な使い勝手を優先させたフレグランス。

ブラックティベースのブルガリ・ブラックなど、そこはかとなく猥雑な印象がクール。

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