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2009.01.20
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カテゴリ: I think
きょう、二つの殺人事件で、「死刑」という言葉が聞かれた。
どちらも具体的な事件の内容を聞くと、耳を覆いたくなるような悲惨な事件で、また、被告側の一方的な思いと行動によって起こされている。

記事を引用する。

3被告全員に死刑求刑 名古屋の闇サイト殺人

名古屋市の会社員磯谷利恵さん=当時(31)=が、インターネットのサイトで知り合った3人組に07年8月に拉致、殺害された闇サイト事件で、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた元新聞セールススタッフ神田司(37)、無職堀慶末(33)、無職川岸健治(42)の3被告の論告求刑公判が20日、名古屋地裁裁判長)で開かれた。検察側は「社会全体を震撼させた凶悪、重大な犯罪」と被告全員に死刑を求刑した。

【共同 2009年1月20日 12時46分】



星島被告は「人間の顔をした悪魔」、遺族が死刑求める

東京都江東区のマンション自室で昨年4月、会社員東城瑠理香さん(当時23歳)を殺害し、遺体を切断して捨てたとして、殺人や死体損壊などの罪に問われた元派遣社員・星島貴徳被告(34)の公判が20日、東京地裁であった。
証人として出廷した東城さんの母親は、星島被告に対し「人間の顔をした悪魔だと思う。死刑にして瑠理香が味わった恐怖や痛み以上のものを感じてほしい」と述べ、厳刑を求めた。

【読売新聞 2009年1月20日 20時23分 】



どちらの事件も「死刑」は難しいかもしれない。
この国では、「殺した人数」を基準にした判決が一般化されているからだ。
本来は、「殺人」は刑法199条で「死刑・無期懲役・5年以上の懲役」とその量刑が
定められている。しかし、裁判では、2人以上、一般的には3人殺害で死刑が確定、
というような判例が一般的だった。

先日、家族5人を殺した男が「死刑」を免れた。

岐阜・中津川市一家5人殺害事件 死刑求刑の元市職員に無期懲役判決 岐阜地裁

岐阜・中津川市で2005年、母親や孫など一家5人を殺害し、死刑を求刑されていた元市職員の男に対し、岐阜地方裁判所は13日、無期懲役の判決を言い渡した。
わずか生後3週間の孫の命まで、次々に家族5人の命を奪った原 平被告(61)は、無期懲役の判決を淡々とした表情で聞いていた。
13日の判決公判で、岐阜地方裁判所の田辺 三保子裁判長は、犯行は事前の計画に沿った行動を取っていたと、原被告の責任能力を認めた。
しかしその一方で、動機に一抹の酌量の余地もあるなどとして、判決は無期懲役だった。
【東海テレビ 2009年1月13日 13時05分 】




「裁判員制度」実施を前に、法曹界も混乱しているように思う。

先日テレビの情報ワイド番組のコメンテーターが
「裁判員制度が始まったら、死刑判決が増えるのではないかと言われてますね」
とコメントした。何もわかっていない。
プロである裁判官がなかなか「死刑」を言い渡せないから、「人数」という
物理的なものを頼りにしてきたのに、
「一人であっても犯状が悪いものは死刑にすべきだ」
という世間の声が強くなり、被害者遺族が裁判に参加するようになると、
厳罰化を求める世間の声がさらに拡大した。裁判官の心も揺れ動く。
「裁判員制度」は、そうした重圧から解放されたいという法曹界の思いが底流に流れていると思う。表向きは、「司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上を図ることが目的」と言っているが。

一般国民がプロの裁判官より厳しい量刑を決断できるわけがない。

裁判員制度によって、死刑判決が減るのは火を見るより明らかだ。
死刑に反対する弁護士(以外の法律家を含む)たちが、それを狙ってこうした制度をつくり上げた、と私は思っているのだが。

今回、上の二つの裁判で検察、弁護側双方の思ったような判決が出ず、
控訴、上告、となった場合、地方裁判所で実施される裁判員制度に参加する
市民裁判員の心理に影響を与えることは確かだろう。

が、だからといって、「死刑」を決める勇気があるだろうか。

裁判員が量刑まで決めるのは、やはり無理があろう。
しかも、殺人などの重大犯罪を対象にするというのも問題がある。
ごく普通に生活をしている善良な市民にとって、重大犯罪というのは、余りにも
遠い世界の話だから。

ひどい事件の求刑や判決を耳にするにつけ、5月からスタートする新制度のことが
気になって仕方がない。

やはり、もう一度考え直すべきではないだろうか。

もはや、常識や良識で判断できるほど、いま起こっている犯罪は
簡単でも、意味のあるものでも、平気で見聞きできるものでもない。

少なくとも、「知的障害」「精神障害」といった、犯罪以前の要因を
考慮する捜査や裁判システムを確率し、裁判員がそうしたものの存在を
勉強する機会がなければ、おかしな判決が出され、裁かれる者の権利、
犯罪によって被害を受けた側の権利が守られるとは到底思えない。

それ以前に、国(政治と役所)が目をつぶり続けている
「知的障害」「精神障害」について、そろそろきちんと法整備しないといけないだろう。
「福祉的支援」はもちろん、「教育」と「治療」までを踏まえて。

(「知的障害者」「精神障害者」の犯罪が多いと規定しているのではない。
健常者の犯罪率が10%を超えているのに対し、双方を合わせても
数パーセントで、自衛隊員の犯罪率と変わりない。問題なのは、
きちんとした教育や治療がなされていれば、犯罪を犯さずに済んだ
不運な犯罪者と犯罪被害者を出してしまっている事実が無視されていること。
法廷の場で、こうした問題が取り上げられることはない。
今後、障害者が増えることはあっても、減ることはないという前提で
早急に事態を考えていく必要があるように思う)





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Last updated  2009.01.21 11:38:59
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Re:未曾有の殺人事件と量刑について(01/20)  
Protea Mama  さん
>>>「裁判員制度」は、そうした重圧から解放されたいという法曹界の思いが底流に流れていると思う。<<<<

私も、そう思います。これは、”責任の丸投げ”だと思います。
(2009.01.25 12:35:51)

Re[1]:未曾有の殺人事件と量刑について(01/20)  
ske3888  さん
Protea Mamaさん
弁護士は「死刑廃止論」が割と自由に言えますが、裁判官のそうしたことへの自由度は低いし、それに対するジレンマはあると思います。なら、国民がきちんと話し合い、政治が牽引して解決するということをしなければ皆が責任回避の方向に向かい、だれかが損をするという結果を招きます。裁判員制度の実施を機に、きちんとやらなければならない、という考えを強くします。 (2009.01.25 13:55:08)

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