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今日は、「うつ病」の身体症状について考えて見ましょう。
「うつ病」には、精神症状のほかに様々な身体の異常がみられるのが特徴です。
まず、ほとんどのうつ病の人に見られるのが「睡眠障害」の一つである「不眠」です。
不眠には、入眠障害(寝つきが悪い)・熟眠障害(眠りが浅く熟睡感がない)・早朝覚醒(早朝に目覚めてしまう)などがあります。不眠になると朝の目覚めが悪く、疲労感が残ってしまいます。また、眠れない苦しみから、あれこれ悩み、すべてを放り出してしまいたいとさえ思ってしまいます。不眠の辛さは、他の人になかなかわかってもらえず、夜中に一人で悩むことになってしまうのです。
全身の倦怠感も現れます。何かをしようとしても、自分の体ではないかのように自由がきかなくなります。電話の受話器さえも持っていることが困難になることがあります。他の人からは、怠けているように見えてしまうこともありますが、動かそう、働こうとしてもそれができないのです。また、これに伴い、めまい、頭痛、頻脈、過呼吸などの症状が現れることがあります。
食欲不振も大きな特徴の一つです。食べることに興味を失い、食べようと思っても、喉を通らなくなります。無理して食べると嘔吐してしまうこともあります。食欲不振による体重の減少も見られます。胃部不快感、腹痛、下痢などの症状が現れることがありますが、胃腸の検査をしても異常が見られず、辛いまま長い時間が経過してしまうこともあります。
このほか、耳鳴り、味覚異常、しびれ感、性欲減退など様々な身体症状が現れるのがうつ病の特徴です。昨日の「精神症状」とあわせてこれらの「身体症状」がみられたら、心療内科や精神神経科を受診なさることをお勧めします。・・・・・・つづく