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「うつ病」は、気分の病気ではありません。ですから、気の持ちようで回復するというようなものではありません。![]()
うつ病になりやすい性格というのは確かにあるようですが、うつ病には「生物学的な原因」があるということを忘れてはなりません。脳内には、思考や感情をコントロールする神経細胞がたくさんあり、神経細胞のシナプスから放出された神経伝達物質セロトニン、ノルアドレナリンなどが次のシナプスへと情報を伝達しています。現在は、この神経伝達の異常により、うつ病が起きると考えられています。情報の伝達に異常をきたす為、思考や感情のコントロールがきかなくなるというのです。他の多くの病気と同じように、気持ちではなく生物学的な原因で起こる身体の病気と考えて良いのです。
うつ病になりやすい性格は、メランコリー親和型性格といわれます。
特徴・・・・生真面目、几帳面、責任感が強い、律儀、正直、綿密、仕事好き、他人との円満な関係を尊ぶ、人と争えない、献身的、頼まれると嫌とはいえない。
日本の社会では、尊ばれる模範的な性格と言ってよいでしょう。このような性格の人たちにうつ病が多いのです。
今、述べたようにうつ病になりやすい性格というのは存在しますが、その性格の人がすべてうつ病になっているわけではありません。また、性格が原因だと考えてしまうと、変えることのできない自分の性格に対して悲観的になってしまうかもしれません。性格は、うつ病になるきっかけのひとつと考え、深刻に考えないようにしなければいけません。では、次回、うつ病になるきっかけについて考えてみたいと思います。・・・・つづく
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