心の健康と子育てを考える              ベイサイドカウンセリング  Part2

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2006.10.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 福岡・筑前町で中学2年の男子生徒(13)がいじめを苦にして自殺をしました。
 なぜ、いじめが起きるのでしょう。いじめには、様々な理由があると思いますが、まず、いじめを悪いことだと思っていないという精神的幼児性があるのではないでしょうか。幼児期から小学校低学年にかけての子供は、自己中心の世界に生きています。友達と遊んでいるように見えても、その集団は実は、一人遊びの集合体と言ってもよいほどです。まわりが見えていないので、自分の好きなように振舞おうとするわけです。自分さえ楽しければいい、他人をいじめても自分には関係のないことと考えてしまうのです。他人の辛さなど考えず、ただなんとなくいじめてしまう、そしてそれを特別問題とも感じないのです。
 思い返すと、私も小学生の頃、クラス内の一人の女の子を「○○菌」と言って敬遠し、彼女が私たちの持ち物をさわると「○○菌がついた」と言って、その菌を他の人につけたものです。付けられた人はまた別の人につける・・・その繰り返しです。その間、彼女は一人寂しく自分の机に向かっていました。いったいどんな気持ちだったのでしょう。今、振り返ってみると、なんと可哀想なこと、本当に申し訳ないことをしたと思います。その頃の自分は、彼女の事を特に理由があって嫌っていたわけでも何でもありません。ただ、みんながやっているから、悪いとも思わず、自然の流れでやっていたのです。その後、彼女はどうなったでしょうか。今、彼女はどうしているでしょうか。元気で明るく生きていることを願っています。まわりを見ることのできる年齢(4年生頃)になると、他人とのつながりで物を見ることができるようになり社会性が身についてくるわけですが、それが十分育たないと、いつまでも自己中心的な考えしか持つことのできない精神的に未熟な人となってしまうのです。

 もう一つの理由は、相手の痛みに鈍感だということではないでしょうか。小さい頃から傷つくような経験をすることなく育ち、自分の痛みに鈍感だと、相手の痛みを察することができなくなります。子ども達が外で思い切り野山を駆け回って遊んでいた頃は、様々な痛みを体験していました。擦り傷、切り傷、打撲はあたりまえ、友達と喧嘩して心身共に傷つくけどいつの間にか仲直りしている、そんな関係がありました。今は、そのような体験をする機会がほとんどありません。痛みを経験すると、相手の痛みを想像し、いたわることができるようになります。今の子ども達は、大きな痛みを突然味わうと、折れてしまう弱さを持っています。ですから、幼少期から、少しずつ味わう経験を与え、相手の痛みを察して思いやる心を育てていかなければならないのではないでしょうか。



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Last updated  2007.06.02 22:45:57
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