心の健康と子育てを考える              ベイサイドカウンセリング  Part2

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2007.05.13
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カテゴリ: 生活のヒント
 気持ちのよい五月のある日、3年生の清ちゃんの教室では、3時間目の国語のクラスが始まりました。
「今日は、『お母さん』という題で作文を書いてもらいます。」
 先生の言葉に、生徒達は顔を見合わせました。
「いやだなあ、ぼく作文苦手なんだ。」
「『お母さん』か―。ぼく、なんて書こうかな。」
 生徒達のヒソヒソ話が耳に入った先生は、
「何でも、感じたことを、ありのまま書けばよろしい。こんどの母の日に、みんなのお母さんがたを招待して、母の日の集まりをしますから、そのときに、よくできたものを読んでもらいます。」
「うわあ・・・。いやだなあ。」
「困っちゃった―。」

「ぼくのお母さん、面白い癖があるんだよ。それを書こうかな。」
 となりの席の次郎ちゃんが、得意そうに言いました。
「ぼくのお母さんの癖は何だろう・・・。あっ、そうだ、あれを書こう。」
 清ちゃんは、いろいろと、お母さんの事を考えながら、一生懸命に作文を書き上げました。

 やがて、母の日がやってきました。たくさんのお母さんにまじって、清ちゃんのお母さんもきていました。まず、授業参観がありました。それから、お母さん達と一緒に歌を歌ったり、一人ひとりの生徒が書いた、お母さんの似顔絵を、お母さんに贈ったりして、楽しいひと時が過ぎていきました。
 最後に先生に名前を呼ばれた生徒が「お母さん」という作文を読むことになりました。
 優しいお母さんに感謝した作文や、「お母さんの手」という詩など、どれもこれもよく書けていて、涙ぐんで聞いているお母さんもありました。
「みんな、うまいなあ。」
 清ちゃんは、すっかり感心してしまいました。ところが、そのあと、清ちゃんにとって大変なことが起こってしまいました。
 ”先生に呼ばれたら困るなあ”と、小さくなっていたその清ちゃんの名前が呼ばれてしまったのです。  ・・・・・つづく





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Last updated  2007.05.13 20:13:05
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