a あらゆる手段を講じても一向にゴーバスターズを倒せられないことで激しく苛立つメサイア=ボス。彼は量産型ロボットを悉く破壊していた。正気に戻るとエンターとエスケイプを集めて作戦会議が開かれた。人間が製造した機械全て利用しようとエンターは提案する。その下工作として人造人間6号が黒木司令官に変装。ついにメサイア=ボスの国際科学技術庁とエネルギー管理局乗っ取り計画が開始された。 b ヴァグラス対策会議に急ぐ黒木司令官は偽黒木司令官に狙われ、偽黒木司令官は誘拐を失敗するがこのまま国際科学技術庁へ向かった。その後ヒロム・リュウジ・ヨーコの三人が現場へ姿を現し、傷ついた本物の黒木司令官を救う。一方国際科学技術庁ではヴァグラス対策会議が開かれていた。しかし東(あずま)長官以下首脳者達は偽黒木司令官に脅かされて毒物を混ぜた紅茶を飲んで死亡。さらに警視総監にも根回しし、人間が開発した機械全て誘導電波装置と発狂装置を仕掛けて人造人間6号の下工作は着々と進行していた。発狂装置によって人間は携帯電話・スマホ・ノートパソコン等を使用すると大きく喚いて倒れる。ヒロム達三人はばたばたと倒れていく人間達を救出。エネルギー管理局に戻ってスマホに装着していた発狂装置を陣マサトに解析してもらい犠牲になった人間をエネルギー管理局の医師に診断してもらう。 c 医師の診断の結果、犠牲になった人間の脳に別状がなかった。ところが陣マサトの解析の結果、人間の中枢神経の根幹から苦しめる特殊小型回路が仕掛けてあることが判明された。すなわち人間の脳からじわじわと苦しみ、挙句の果てには死に至らしめるとマサトは睨んでいた。黒木は早速外部の人達にIT機器全部使用禁止令を下したがヒロムとヨーコは反対した。なぜなら平成世代の若者にとってIT機器は避けられないツールであり、禁止することは二人にとって辛い思いをするからだ。黒木の説得によってヒロムとヨーコはIT機器使用禁止令を認めざるを得なかった。 d 突然指令室に警視総監が警察官五人を率いて姿を現した。警視総監が黒木司令官に逮捕状を見せると黒木の目が瞬いた。黒木の国際科学技術庁東長官・首脳者毒物殺害容疑が掛かったのだ。「嘘だ! 俺は何もしていない!」と容疑を否認する黒木。いきなりメサイア=ボスの姿がモニター内に現れた。「ははは、残念だったな、黒木。あれを見ろ!」ヴァグラス対策会議の席上で黒木の傍らにいた東長官と眼前にいた首脳者が血を吐いて死んでいく光景を目の当たりにすると黒木はがくりと肩を下ろした。これで黒木は警察に逮捕された。黒木は「なぁに、ちょっと息抜きにプラプラと遊んでくるさ。心配するな」と言い残し、パトカーに乗車した。黒木の後を追うヒロム達三人とマコトとオペレーター達。「ゴーバスターズども! いよいよお前らの最後だ! 見ろ!」ヒロムと仲間達は指令室に戻り、モニターに視線を投じるとパソコン・携帯電話・スマホ等IT機器によって悶いて倒れていく人間達が急増し、同時にクレーン車等の重機と戦車がエネトロンタワーを襲う。「だが、これだけではないぞ! あっははは!」と悪魔の哄笑がエネルギー管理局指令室内に大きく響いた。重機と戦車だけではなく人間の叡智を駆使して開発し、日頃何気なく使用するIT機器まで人間の抹殺道具と化し、悪魔の機械使いの手先になっていた。そして国際科学技術庁東長官・首脳者毒物殺害容疑は人造人間6号の裏面工作であることを黒木はまだ知らない。ゴーバスターズよ、知恵とチームワークで反撃の機を待て。ゴーバスターズがやらなければ誰がやる。 (後篇につづく) 次回予告 黒木司令官の無実を晴らす為に陣マサトは一計を案じる。自衛隊戦闘機から大型戦艦まで操るメサイア=ボスは人工島を手中に入れるが、自ら罠に落ちて人工島の真の姿を現す。 次回特命戦隊ゴーバスターズ「悪魔の機械使い・後篇」にご期待ください。