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2006年08月26日
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カテゴリ: 政治について

 今晩には、一つ記事を作れたら、と思って、「大農野球部物語」か「サッカーマンガ・オレンジ」か、どっちか資料が見つかった方を書いていこうと思っていましたが、どっちも見つからなかったため、漁業シンポジウムに関して記事を作っていきます。

 今日は山田町に行き、日本共産党の高橋千鶴子、紙とも子両議員も参加し、パネラーの意見発表や、質疑応答が行われました。
 三陸沿岸の漁業で今、一番気にかかる事案は、六ヶ所村の核燃料リサイクル工場から出てくる放射能に関しての事です。試運転が始まってからも、いろいろな事故が起きているのですが、原燃はさっぱと対応が鈍く、放射能漏れが「農業やっていれば土がつくものだ」というレベルでしか考えていません。大体、物事をやろうとする側と、いやいやチョット待て、検査が必要でないか、という二つの機関が一緒なのがどうにも解せません。それじゃ「事故隠し機能」じゃないですか。
 7月15日の、鎌仲ひとみ監督が撮った、六ヶ所村を取材した映画は、この核燃リサイクル工場に対するそれぞれの人の想いを撮った映画でした。似た様な工場がイギリスにありますが、そこでも放射能の放出が問題となり、その近くの漁民が不安に感じていたシーンを思い出します。

 放射能というのは、現在人間が、その取り扱いに完全に成功した、という技術ではありません。計画図の上では大丈夫だと思っても、ヒューマンエラーというのがあります。そして、いったん事故が起きれば、そこからの回復にはかなりの困難がともなうと同時に、その解決の道も解明したとはいえません。正直、原発や放射能に関する事で、不安に思う人は多いのではないでしょうか。
 特に魚というのは、そういうものを凝縮して取り込みやすく、その影響がいつ出るか分りません。原子爆弾を受けた人でも、60年経ってからその病状が出てくる人もいるのだから。

 「じゃあ、エネルギー政策はどうすんだよ、現在3割は原発でまかなってんだろ」
 という声もあるでしょう。しかし、これに関しては、私は比較的楽観的に考えています。少しうろ覚えでなんですが、1991年の電気消費量なら、原発は要らないそうです。
 どういう対策が必要か。パネラーが話したのを、私がメモに取ったのを元に書いておきます。
 「原発が今すぐ全部失くせ、というのも非現実なのは分っています。
 それなら、今すぐできるのは何か。トラブル続きの原発をストップする。新設・リサイクルはやめる事。『原発マネー』に予算を回すのなら、その分を太陽熱・風力・波力といったニューエネルギーの開発予算に回し、エネルギー政策を転換していく事が必要ではないか。
 もちろん、省エネの取り組みも大事です。24時間営業の店が増えているけど、それを減らすだけでもだいぶ違うのではないでしょうか。」

 これが一つの回答になるかと思います。物事というのは、それが良くても、悪くても始まってしまうと止まりません。ある自治体では、そういう物事にモノが言い難い自治体にされてしまいました。それがないと「生活ができない」からです。
 そうなってしまう前に、冷静かつ真摯な議論が望まれます。「自分所さえよければいいんだ」ではなく。

 話が、原子力行政に飛んでしまいましたが、漁業行政でも各地の漁業組合の方や、岩手県の漁業担当者がパネラーとして発言しました。漁業でも、基本法を見直している最中ですが、そこの中身に関して私は違和感を感じた部分があります。
 政府側の案としては「やる気のある人・能力のある人」…それがなければ漁業はやらんでしょ、という以上に問題なのは、この言葉を使っての「やりたい人に対する切捨て」になりやしないか、という問題があるのです。ここの部分、岩手県の方は「そうではないよ」とは言いますが、そういうやり方を許してしまう書き方にもなっているわけです。実際、同じ第一次産業の農業ではそういう言葉での「振り分け・切捨て」が行われてしまっていたのでした。

 このシンポで、3つほど印象に残ったことを記しておきます。以下の文は、私がメモって置いた事を基に書いたものであることをお断りしておきます。

 まずは紙智子議員。「(漁業環境も、所得も)再生産ができる漁業への政策転換を」という言葉もですが、他に印象に残ったのは、石油備蓄に関しても、原油そのままにしておくのではなく、製品化したのを備蓄した方がいいという発言もされていました。帰りのバスの中でその部分議論しましたが、やはり備蓄したそのままじゃ蒸発してしまうのもあるんでしょうね。私は今まで考えもしないアイデアでした。

 続いてパネラーの新沼さん。「魅力ない業種は淘汰されるとは言うが、漁業は(農業も-伊東注)一般の業種と区別して考える必要がある。世界のタンパク質の15%は海洋物。人の健康を維持するために必要な物です。」「(原燃リサイクルが稼動したら)襲ってくるのは風評被害ではなく、実害だ」-61歳とは思えない、熱のこもった発言でした。

 最後に高橋千鶴子議員。「(大船渡測候所の無人化に対して)田老町の防潮堤を見てきました。三回の津波で、村一つ流される惨劇から立ち直り、その苦難から復興してきた人達…漁業の人達は(長年の経験から)津波に対して一番解る人であると共に、一番被害を受けやすい人達でもあります。1960年のチリ地震津波(大船渡で死者・行方不明53人)後、地域の要望で作られた大船渡測候所…(機械の発展も必要ですが-伊東注)人の力も必要です。」
 阪神大震災時、一番被害の激しかった地域の測候所が無人化になっていて、機械が破損。地震発生一時間半後まで、何が起こったか、被害の把握ができなかった事態もありました。それに、天候の計測は、一度途切れたら、意味のないものになってしまいます。この2つの理由から、安直な無人化には異を唱えたいですね。

 高橋、紙両議員が言っていたのは、こういうシンポジウムが、国会でたたかう上での大きな力になっている、という事です。両議員がこういう有権者の運動に励まされる、というのなら、私たち運動する有権者も、頑張る議員に励まされているわけなんです。国会議員だからと、一段高くふんぞり返る人もいますが「有権者・国民と共にたたかっていく」という議員と一緒に頑張れる事は至上の喜びでもあります。これからも、自分たちも頑張るし、紙智子さん、高橋千鶴子さんには、体調に気をつけて、頑張ってください…と、岩手の田舎からエールを送ります。

 …と、今日は、漁業シンポジウムの報告会にしてしまいました。いつもと違って話難すぎるよ~というご意見もあるとは思いますが、ここから何かを気付いていただければな、と思います。こういう勉強の場を与えていただいてありがとうございました。(他に、重茂漁協の粟津さん、岩手県の佐久間さんがパネラーでしたが、どう書くかまとまらなかったので、もう少しお待ちください。)

 明日は、朝から機関紙関係の仕事、終わり次第畑に行くという生活になりそうです。何か動き出せば、予定表は(その能力に似合わず)満載の私伊東でした。

 ブログランキングに参加して一週間。政治ランキング・野球ランキングともにベスト30以内に入りました。ご支持していただき、ありがとうございます。
 今日は、他の事は書けそうにありませんね。また明日、宿題先回しで後で苦労する(今ドキッとした人、同じ状況の人と片付けような。)とは思いますが、記事を製作していきます。今日も長文にお付き合いいただいてありがとうございました。また明日お目にかかります。


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最終更新日  2006年08月27日 07時41分27秒
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