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2006年11月27日
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カテゴリ: その他スポーツ

 勝ち進んでもチームは終わる。そういう絶望的な状況に立たされても、選手は走る事をやめなかった。ボールを蹴る事をやめなかった。
 突然の合併・吸収。しかし、それは「横浜フリューゲルス」という、一つの特徴あるチームが消える事を意味した。スーパースターはいないが、適材適所に好選手を抱え、ゾーンプレスなど、戦術を駆使して上位チームに一泡ふかすこともあった。そんなチームが、消え去ろうとしていた。
 1998年日本選手権。“ヴォルティス”大塚製薬を、ヴァンフォーレ甲府を破って波に乗り、当時チャンピオンシップをたたかったジュビロ磐田、鹿島アントラーズを撃破。決勝では清水エスパルスを破り優勝。表彰式の壇上で、前田浩二選手と山口素弘選手が、サポーターに対して高々とこぶしを突き上げていたあのシーンは、忘れる事はない。そして、チームは消えた。

 止まる所を失った「翼」は、その思いを引き継ぐサポーター達の手によって、新たな居場所を見つけることはできた。「横浜FC」という。ただ、物事は作り上げるのも大変だが、それを維持するのはもっと大変だ。JFLを2年で卒業したはいいが、その上のJ2リーグで、長く苦しむ事となる。掲げる理想と、容赦なく襲い掛かる現実。その狭間に迷い、ぶつかり合いもおき、苦渋の決断をしながらも、歩み続ける事だけはやめなかった。

 2005年。1人のスーパースターがこのチームにやってきた。カズ=三浦知良選手だ。1人の選手の加入が、それまでくすぶっていた選手に刺激を与え、チーム力のアップに結びつく。フランスワールドカップ世代とも言われる城彰二、小村徳男両選手やフリューゲルスにいた山口選手の“復帰”が、それまで在籍していた選手の成長を更に促した。
 2006年。固いディフェンス力はもとより、城、カズ、アグウストに、途中加入したアレモンがうまく機能し、チームは勝ち進んだ。開幕戦に敗れたことで不安視される声もあったが、高木新監督がうまくこの難所を乗り越え、チーム、サポーター一丸となって、勝ち進んだ。

 正直言えば環境は必ずしも良くはない。今でもコインシャワーを使っているのは有名になってしまったが、実は、サテライトリーグにも参加はしていない。こういう環境にあるチームが、上位に残り、J1昇格争いを演じているのにすごさは覚えたが、その一方で「今年上がれなければ、次のチャンスはあって10年後」という危機感もあった。競争相手はJ1の経験もあるヴィッセル、柏、仙台。

 私がこのチームを応援しているのは、ここまで歩んできた足取りがあったから、このチームを応援してやろう、というものがあるから…それだけ、と言ったら馬鹿だろうか。とにかく、99年以降このチームに注目し、影ながら応援してきた。
 そして、昨日。“あの日”とは違い、次の希望が見えるホイッスルが鳴った。




 ラジオでもJ1の優勝争いしか報じない中、やっと夜のニュースで、その結果を見ることができた。堅い守備で鳥栖の猛攻を防ぎ、アレモンの芸術的なシュートで1―0。今年を象徴する試合で、優勝を決めた。J1行きを決めた。

 Jリーグが始まった時、その構想に「馬鹿でねえ」「理想主義だっちゅーの」と、地域密着主義、スポンサー依拠型からの脱却に異議を唱えた人がいた。だが、そういう風にして地域にサッカーを根付かせた新潟、一度は廃部も覚悟した甲府のJ1昇格に続いて、今回は横浜FCが風穴を開けた。サポーターブックに書かれていたこの言葉が印象的だ。
 「二週間に一回、千人単位で人が集まってにぎやかな“祭”がある。それを見逃す手段はない」
 地域の人に「あってよかった」と思わせるスポーツチーム。そうなりたいと思い、行動し続けているチームが、結果を次々出している。

 私にできる事は、こういう「一生懸命生きる人」の踏み台になって生きる事。もっと言えば「一定の方向にしか考えさせる事を許さない人」からこういう人達を守る存在で、これからもあり続けたい。成田空港で、横浜FCサポーターのうれし涙を見ながら思った事でした。

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 社会人野球の日本選手権は富士重工業が優勝していました。この件は後ほどに。
 では失礼します。





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最終更新日  2006年11月27日 11時17分47秒
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「一生懸命生きる人」は素晴らしい  
やや右寄り?のベル さん
カズ=三浦知良選手と横浜FCの活躍は、新庄選手と日本ハムの活躍を彷彿とさせますね。きっと将来、カズは全日本代表の良き監督となるでしょう。「一生懸命生きる人」は素晴らしい。彼を見ているとそう思います。不遇の時代があったから、なおさらね。

Jリーグが始まった時、私はどちらかと言うと地域密着主義に異議を唱えた人でした。「実績もないのに地元と言うだけで応援出来るか。サッカーブームだけでこのまま乗り切れると思うなよ」とね(苦笑)。理想主義を馬鹿にしたというより、サッカー界の見通しの甘さにあきれたのでした。

今回J1昇格争いを勝ち抜けたのは、サポーターの力です。横浜FCサポーターの皆さん、おめでとう。 (2006年11月27日 12時31分23秒)

こんばんは~  
おはようございます、の時間かも?(^o^;)
思わず古~い記事をTBしちゃいました。
しかも2つも…
横浜FCのJ1昇格、私も嬉しいです。
来年も頑張って欲しいですね。
入れ違いになるかもしれませんが(笑)
応援してます♪
(2006年11月28日 03時35分43秒)

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