蹉跌の楼閣

蹉跌の楼閣

2005/03/25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
終わったと思ってはいけません!

人権擁護法案というのをご存じでしょうか?
人権擁護法案というのは 人権擁護委員会が、「これは差別だ!」と認めたものに罰則を課すことが出来るようになる 法律です。


「人権を守るための法律の何が悪いんだ」と思われるかもしれません。
もちろん人権擁護には賛成です。しかし問題なのは、差別かどうかを判断するために作られる「新しい機関」の権限の強さ、またその人選の不透明・曖昧さ、そして人数です。

問題の一つに、差別を判断するのが人権委員会だということ、人権委員会が差別と判断したら止める者がいない事があります。
外交問題においての北朝鮮、韓国、中国に対する正当な批判さえもが差別として恣意的に弾圧できるようになる恐れがあります。人権擁護法案よりも人権委員会の発足が危険視されています。

さらに、人権擁護委員会は 警察以上の権限を持つため、立法、司法、行政の三権が揺らぐ危険性があります。

人権擁護委員会は完全に独立した権利を持ち、 そうで、言論弾圧に繋がりかねないのです(一部では皮肉を込めて言論弾圧法などとも呼ばれています)・・・こんな現代の治安維持法かっちゅーねんというような法案が可決されてしまえば日本はどうなることやら・・・


そんな危険な法律が可決されるわけはない と思われるかもしれませんが、現在はマスコミへの対応凍結で可決される可能性が高いのです。
3月には施行決定を先延ばしにされましたが、あくまで先延ばしであり、廃案ではないのです。
早ければ4月中にも施行されるかと・・・


数年前に持ち上がった同じような法律と違って、マスコミの言論規制は今のところありません。人権擁護法はTVの天敵であるネットがまず狙われる法律なのです。ネットの情報が規制されれば 情報源はTVのみになり視聴率が上がる!というわけで、マスコミはこの法律の危険性については放送しないと思われます。

実際、何度か取り上げられましたが、マスコミ規制のみ取り上げて肝心の法案の根本的問題、危険性、セキュリティー・ホール、適正手続の保障がない、名誉回復手段がない、人権委員会の罷免手続がない、等々を全く取り上げていません。


情報源はほぼネットだけと言っていいでしょう。
こんな法律が一般世間に知られないまま正当な議論もされずに可決されるのは納得がいきません。


本当に・・・日本はどうなっていくんでしょう。。。盗聴法と名高い通信傍受法案も可決されてしまいましたし・・・未来の日本を担う若者の端くれとして、一人の国民として気の重いことです。


人権擁護法案に少しでも興味を持ってくださった方!!ここ「 サルでも分かる?人権擁護法案
どうぞ行ってみてください。






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Last updated  2005/03/26 10:44:34 PM
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訪問、ありがとうございます。
正直言って、大変うれしく思っているんですが、
桜霞 萌音さん。本気でしょうか?
38歳過ぎた、PCど素人の貧乏父さんの日記がお友達に喜んでもらえるのでしょうか。
喜んでもらえるのであれば、どんどん載せてください。
私も時々、寄らせてもらいます。
これからもよろしくお願いします。 (2005/03/25 11:10:15 PM)

すいません。  
たびたび、
タイトル、はじめまして。です。
ど素人なもんで。 (2005/03/25 11:12:16 PM)

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