べりーの『たからもの』

べりーの『たからもの』

こんな本読んでます2007~



I’m sorry,mama. (集英社文庫) (文庫)
桐野 夏生 (著) ¥ 460 (税込)

内容(「BOOK」データベースより)
児童福祉施設の保育士だった美佐江が、自宅アパートで25歳年下の夫と焼死した。その背景に、女の姿が浮かび上がる。盗み、殺し、火をつける「アイ子」。彼女の目的は何なのか。繰り返される悪行の数々。次第に明らかにされる過去。救いようのない怒りと憎しみとにあふれた女は、どこからやって来たのか。邪悪で残酷な女の生を、痛快なまでに描き切った問題作。

好きな作家なので、迷いながらも購入。
ちょっと、グロかったけど、読み始めたら面白かったので一気に読み終わりました。



2008年12月1日
消えた少年たち〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
オースン・スコット カード (著), Orson Scott Card (原著), 小尾 芙佐 (翻訳)
価格: ¥ 819 (税込)

消えた少年たち〈下〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
オースン・スコット カード (著), Orson Scott Card (原著), 小尾 芙佐 (翻訳)
価格: ¥ 861 (税込)

内容(「BOOK」データベースより)
フレッチャー一家は、インディアナのヴィゴアからノースカロライナのストゥベンへと、新天地を求めて引っ越してきた。フレッチャー家の三人の子供のなかで、長男のスティーヴィはこの引っ越しにいちばんショックを受けていた。もともとひとりで遊ぶのが好きな子供だったが、その孤独癖はだんだんひどくなっていく。やがて、そんなスティーヴィに何人かの友達ができたようだ。だが、彼の話には腑に落ちないところがあった。だれそれと遊んだといって帰ってくるのだが、家の外で見かけるスティーヴィはいつもひとりだったのだ。その繊細さゆえに、学校でも友達ができず、空想の友達をつくったのか?そのころから、フレッチャー一家のまわりでは、奇妙な出来事がつぎつぎにおこりはじめた…。連続少年失踪事件にゆれる南部の小さな町を舞台に、家族の愛とは、親子の絆とは、思いやりの心とはなんなのかなどを読む者に問いかける感動の書。ファンタジイ&サイエンス・フィクション誌1989年10月号にまず短篇の形で掲載され、89年度のローカス賞を受賞。1992年に長篇化された。

ベリーの感想
星3つ
星で表現したのは初めてかな?
おもしろかったけれど、翻訳物というところに、どうしても馴染みきれない違和感がある。
モルモン教徒の考え方。異国の文化。文章の表現。いろいろですが、内容はよかったです。
家族の絆や子供を育てるということ、地域社会との関わり方、などなど。
ただ、結末が悲しすぎました。
それに、解決していない問題もあって…。
終わりがすっきりしないので、諸手を挙げておすすめはできません。

読む本がなくなった。。。。
寂しす。。。

2008年10月23日
プリズン・ストーリーズ (文庫)
ジェフリー・アーチャー (著), 永井 淳 (翻訳) ¥ 700 (税込)

決して飲んではいけないペットボトルの水を妻に飲ませた男の運命──「この水は飲めません」。巧妙に儲けを隠す人気イタリアン・レストラン主──「マエストロ」。豊かに肉付けされたキャラクターと緻密な構成、そして待ち受ける意外な結末──読者をとことん楽しませる12編。
裏表紙解説より

夫の書庫より取り出した1冊。
ジェフリーアーチャーは夫が好きで読むので、私も夫が読み終えたのを見計らって読んでいます。
長編ミステリーが多いのに、この本は自信が獄中で聞き取った囚人達の実話を書いたという短編集。ハラハラしたらい、ムカッときたり、ちょっと悲しくなってしまったり、中々楽しめる内容でした。
でも、面白いか?と言われたら、5つ星中2つって所かな?


2008年10月8日
ユージニア (角川文庫 )
恩田 陸 (著) 価格: ¥ 660 (税込)

内容紹介
あの夏、丸窓の屋敷で催された米寿の祝い。運び込まれたジュースを飲み、17人が死んだ。
現場に残された謎の詩、「ユージニア」。唯一生き残った、盲目の美少女。

緊迫感溢れる、極上のサスペンスミステリー!
街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て、今明かされる、遺された者たちの思い。
果たして、街の人々は、真実を語っているのか? いったい誰が、なぜ無差別殺人を?
誰もが見落とした毒殺事件の「真実」が、時を経て、様々な人の証言で暴かれてゆく。
by web kadokawa

私が好きな作家の一人です。不思議系の世界に惹かれていましたが、何より文章構成が好きです。
この作品も先を知りたくて、次々と頁をめくってしまいます。
事件の犯人は確定されないものの、始めから「この人」と思わせている人で決まりでしょう。
ただ、その動機がこの作者らしいもので、

 こういう理由で家族を?
 家族の中でしかわからない陰の部分。そこから影響を受ける負の精神
 五感という人間が持つ恐ろしいまでの能力
 家族って?

さらっと読んだわりには、読み応えのある作品です。
やはり、この作家の文章力はすごい。
どんどん作品に引き込まれていきました。
インタビュー形式で、複数の人の目線からの展開が、オムニバスっぽくて、実は一つの物語になっているあたりが、この人の作品らしいと思います。
恩田陸の作品の中でも高順位をつけたい1冊でした。


2008年9月27日
明日は舞踏会 (中公文庫) ¥ 780 (税込)
鹿島 茂 (著)

内容(「MARC」データベースより)
もしも十九世紀のパリで生活できるなら、一度は華麗なドレスに身をつつみ、舞踏会でワルツを踊ってみたい…。乙女たちの永遠の夢舞踏会、優美可憐な衣装を競いあう視線の戦場の風俗を、「二人の若妻の手記」を元に探る。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

読書が好きではない娘が「おもしろい!」と絶賛した1冊なので、読んでみました。
率直な感想。

面白くない。

十九世紀のパリを知るには良いかもしれません。
娘1号はフランス文化を勉強しているんだから、この手の本を読むのは当たり前なのだ。
1995年にタヒチ沖で核実験をしてから、フランスが好きではなくなった私。
でも、娘1号の付き添いでパリに行ったことがあった。

舞踏会は素敵だろうけれど、この時に乙女として生まれるなら、家柄と財産のある貴族の家に生まれなければ意味がない。
今の私では考えられない金銭感覚と道徳心の欠如にあきれてしまう。

今、この時、この場所に生まれて来て良かったと感じた本でした。



2008年9月21日
ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫 ま 34-1) (文庫) \460
著者 松岡 圭祐

千里眼シリーズが好きで読んでいます。
美容室に行く前に必ず立ち寄る本屋さんの平台で見つけました。

ディズニーランドの裏側を描くという解説に、ドキドキしながら読み始めました。
ディズニーランドがオープンするときにはすでに社会人になってしまっていた私は、キャストとして働くことなんて考えもしませんでしたが、本当は憧れていました。

「ディズニーランドの地下って、いっぱいお部屋があって、その中のパーティルームの一つでは、キャストの誕生日にパーティをすることができて、ミッキーが来てくれるらしい。」
「ミッキーって女の子が入ってるんだって」
「ディズニーランドの中のことって全部秘密なんだって」
なんて噂話を聞いたことがありました。
この著者は現実のテーマパークを題材にした作品をいくつか書いていて、どれも取材力には定評があるので、この本の内容も全てが作り話ということではないでしょう。

この本を読んで、ディズニーランドの裏側を知ってしまっても、彼の地が夢の国であることに何ら変わりはありません。
舞浜駅から出た途端に魔法にかけられ夢の国を満喫できることが幸せだと素直に騙されましょうよ。
ワクワクドキドキしながら、4時間程度で読み終えることができました。
中々楽しい作品だったと思います。


2008年9月15日

「闇の子供たち」 梁石日/著
幻冬舎文庫 \720
タイを舞台に、貧困生活の実態(?)を描く。幼児売春、臓器売買など辛く悲しいことばかり。
少しでも改善の路を と奮闘するNGOメンバー達の努力さえも滑稽に思うほどに大きな難しい問題のようです。
by berry

DVD鑑賞
「ラッシュアワー3」
★ジャッキー vs 真田広之!エッフェル塔上での刀での一騎打ち!!日本刀 vs 中国刀!地上324mでの決死の対決!
日本を代表するアクション・スターという枠を超え、今や世界を舞台に活躍する真田広之が最強の敵役を演じ、ジャッキーと夢の共演!20年来の友人ながら、意外にも今回が初共演。互いに尊敬し合う2人ならではの息の合った最高のバトルシーンが実現!
Amazonより

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
舞台は19世紀の英国ロンドン。無実の罪で投獄され、その首謀者に妻も娘も奪われた男が、名前も姿も変え、ロンドンのフリート街へ戻ってくる。15年ぶりに再開した理髪店、そこで腕を振るうのは、殺人理髪師スウィーニー・トッド。胸には復讐、目には狂気、そして手にはカミソリを――。
そんなトッドの共犯者となるのはトッドに思いを寄せる、売れないパイ屋の女主人。2階の床屋へ入ったお客は、好むと好まざるとにかかわらず、階下のパイ屋へ行く仕組み。やがて煙が立ち昇り、この世のものとは思えない美味しいパイが焼きあがる……!
Amazon より


「アポカリプト」
スペイン人侵略直前のユカタン半島を舞台に、生贄にされそうになった捕虜の脱走と生き残りを掛けた逃走を描く。全編通じて、マヤ語を使った映画となっている。
米国では、激しい暴力シーンが続くことからR指定作品となった。非英語作品、出演俳優は無名揃い、レイティングがR指定、そして公開前に監督のメル・ギブソンの逮捕とユダヤ人蔑視発言などの騒動も起こったが、それにも関わらず全米で、公開初週の週末(2006年12月8日~10日)の興行収入は初登場1位を記録した。前述した監督の不祥事事件がプラスになったのではとも言われている(事件についてはメディアによって連日報道されていた)。
wikipediaより


2008年9月8日
「償い」矢口敦子著
幻冬舍文庫 ¥648
カバーの解説より
36歳の医師・日高は子どもの病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、日高はある刑事の依頼で「探偵:となる。やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。絶望を抱えて生きる二人の魂が救われる事はあるのか?感動の長編ミステリー。

最初に与えられた設定から登場人物、環境、精神が少しずつ繋がって行く様が面白い。
すぐ身近かには、無さそうな所が、安心して読んでいられた点かもしれません。
近頃、心の病気を抱えて悩んでいるという人の話を多く聞きますが、そんな所も必要以上に深く描かずにいるので、シンクロさせることもなく読みやすかったかな。
エピローグも心温まるきれいな終わり方でホッとしました。


2008年9月7日
時間の余裕ができたので、本を手にしてみた。
時間というよりも心の余裕かな?
山田悠介 『ブレーキ』
ちょっとスリルがあって、マンガ感覚で読める本でした。
面白かったよ~ ^_^

DVD鑑賞もしました。
「魔法にかけられて」
「ベオウルフ」
ファンタジーが観たかったんです。
うんうん。どちらもさすがにヒット作だけあって、レンタル代ほどに楽しめました。


2008年8月13日
扶桑社発行 ペマ・ギャルポ著
「中国が隠し続けるチベットの真実」仏教文化とチベット民族が消滅する日

中国にあまり良い印象の無い私です。
しかし、母はコーラスの会で中国を訪問した際、とても現地の中国人に親切にして頂いたと言っていました。友人も頻繁に中国を訪問していると聞きました。

オリンピックもあることだし、同じアジアの国。ちょっと中国のことを知っておくのも悪くないと思って手にした本のタイトルが今日の日記のタイトルです。

中国は95%が漢民族と言われていますが、55もの民族が確認されているらしいです。
中央政府はすべての民族を同化する政策をとっているようですが、今、テロが起こっているウイグル地区、チベットのデモなど大きな反発があります。
その中のチベット族の作家の書物を読んでみました。
これによると、中国はとても酷い事を少数民族にしています。

中国に対して、良い印象を持てるようにとは思わなかったけれど、更に良くない印象を深くしてしまった一冊でした。




2007年02月16日
このPC「ねえちゃん」って変換ができないの。可笑しい~!「あねちゃん」って打ってみたら正解だった。へんなの。

先日、アマゾンで頼んだ「姉ちゃんの詩集」が届きました。
期待を裏切らない楽しさです。
私は、詩集ってあまり好きではありませんが、読むというより目を走らせるようにしてページをめくっていきました。
この著者サマーさん(ハンドルネームにさんを付けるのはどうかと思うけど。)、とっても好感が持てます。
私の娘もこんな風に考えてくれてたら嬉しいな。なんて思うようなことがいっぱい書いてあります。

誰にも見せないつもりの秘密の日記(詩集)ノートだったそうですが、爆発的ヒットで多くの人の目に触れることになったことは、素直に喜んでいるそうで、その気持ちわかるような気がしてます。
ま、ブログ日記だって同じようなものだものね。

こんなにたくさん詩集が売れて、印税がたっぷりはいったら、今後の学資には困らないだろうな。
親孝行な娘さんだよ。

しかし、このお嬢ちゃんのお母さんのコメントにも惚れました。
秘密日記が出版されることになった切っ掛けを作ったサマーの弟を、ビンタで叱ったというお母さん。
「ここは、内緒で姉の秘密を暴いた弟を、いっぱつ叩いておかないとね」
「それにしても、出版は断ると思ったお姉ちゃんが、二つ返事で出版をOKしたことも驚きだった」というところも微笑ましい。

この家族の様が詩集にはたくさん折り込まれている気がしました。
いいですよ、この詩集。


2007年02月09日
手紙by 東野圭吾
今更ですが、夜通しで読みました。涙の感動作のはずですが、泣けませんでした。
たぶん、映画の方が泣けると思います。玉鉄と山田くんですから。。。

主人公の境遇設定が、自分とは近くないというところが涙を誘わなかった理由と思います。
ただ、その周りの環境、人間模様には深く考えさせられるものがありました。

人って、意外と簡単に死んでしまうものです。
でも、自分の意思では簡単に死ねないものです。

姉の死。
友人の死。
祖母、叔父、叔母。
交通事故現場で遭遇した死。

よくよく考えると、今まで生きてきた中で、沢山の死に接してきました。

飛ぶ鳥跡を濁さず

このようになりたいと願う私ですが、とても健康な自分には、全く係りが無いように感じます。
寝不足のせいかな?

シンセミア 2007年02月11日
なくなったと思っていた「シンセミアIV」by 阿部和重を発見し、また無くなってしまっては困るので、日曜日であることを口実に残りを一気に読み、I~IVを読破しました。
新聞や雑誌、ネットの本紹介では、期待の新人とか、時代を代表する作家となるとか、読んでみたくなるような評価ばかりが並べてあった。
そりゃあ、購買意欲を掻立てるためには、当然のことだとは思うけれど、見事にその罠に落とされた感は否めない。
数年前に絶賛されていた芥川賞作品「蛇とピアス」と同じような感覚。
人間の本質、暴力、排他的感情、群衆心理、ドラック、セックス、利権争いなどなどを赤裸裸に描かれている。それらをうまく流れをつくってまとめてある点では、構成力はすばらしいと思った。
ただ、細かいことだけど、「見故す」「見故される」「見故した」とこの言葉が大変多く使われていたことが私にはとても勘に触った。たぶん「見故す=みこす」と読むんだろうね。
私には全く馴染みのない言葉だったから、出てくるたびにちょっと不快な気分になった。
それでも、4巻まで読んだんだから、やっぱり「おもしろかった」んだろうね


2007年3月18日
今年の芥川賞受賞作品ひとり日和/青山七恵作
本屋さんのレジ前、平台に山積になっていました。
この作品が芥川賞受賞作だということは、この本を手にする前から知っていて、ちょっと読んでみたいと思っていたから、少し迷いながらも購入しました。

退廃的な若者像は、近頃の文学作品の特徴でしょうか?
難しい言葉使いや、大げさな比喩、倒置もなく、とても読みやすかった。
主人公が一緒に暮らす事になったおばあさんのようになりたい。
一人暮らしを楽しむ、適当に恋をして、趣味を持つ。
社交ダンス、編み物、刺繍、気が向いたときに家事をして猫と気ままな時を過ごす。
寂しいとか、うるさいとか大きな感情の揺れもなく、つれづれに過ごす日々。
こんな暮らしが続けられる人になりたい。
主人公もそう思ったようだから、作者の思いに私も共感できたのだろう。
作品に入り込めた事が素直にうれしい。

大きな感動や、感慨を受ける作品ではないけれど、
心の奥がちょっぴり暖かくなった気がします。
楽しかった。



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