2002年09月19日
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【D.H.ロレンスとの出会い】

[教会で]

聖歌隊席で少年たちが讃美歌をうたっている.
朝のひかりはかれらの唇に
歌の調子にあわせて 銀色にぬれてキラキラする.

突然 高い窓のそとを 一羽のからすが
宙にうき
枯れた悲しげな樫の樹のこずえにとまる.

一羽のからす 一つのしみが 翼をたたみ
枯れた樹のてっぺんに動かぬ!-------澄んだ
天のさかずきのなかへ まるい黒いしずくが一つ落ちる

暗闇のやわらかいまるいしずくのように それは
ぼくらの安息日のやさしい
葡萄酒の中でゆれ ぼくらの聖なる日をみたす.


(D.Hロレンス詩集・世界の詩19より)




[私が高校を卒業した時の愛読書は,D.H.ロレンスの恋愛論
だった.
古本屋で買った一冊の文庫本で,酒臭い本だった.
今,思えば恥ずかしいが,私は,この本を読んでから,会う人,会う人に
プレゼントとしては,進めていたように思い出す.
私は,当時,何度か「世界の詩」の出版社にD.H.ロレンス
の詩集を出して欲しいとハガキを出している.
先日,本屋でこの本を見つけて何気なしに手に取った.
そして,そんな事を想い出した.
私は,その当時に初めて聖書も開いている.
あの古本の酒の香りが妙に愛しく想えてならない夜が
過ぎていく・・・エーメン.







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最終更新日  2002年09月22日 01時17分49秒
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