男のくせに

男のくせに

March 25, 2006
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カテゴリ: 日記
春です。変化の季節です。

クラス替えで好きなこと同じクラスになったり、ブスしかいないクラスになったりする春です。
新しい学校でデビューして、暗い過去を払拭しようとするけれど、実は余計に暗い未来の第一歩だったりする春です。

桜が、その美しさで人々を惑わせている間に、残酷な変化の使者である春はやってくるのです。

僕の元にも、花粉と共に春という変化の触手が迫ってきました。


といっても、今更、僕が外的な変化を遂げることはありえません。
僕は小学校から今の外見です。(恐いね)
精神年齢も小学生の時から変わっていません。(狡猾で老獪な小学生でした)



僕の変化とは、計画の変化です。


そんな奴に限って、明日ぐらいに死ぬと思っています。

でも、それは見えない将来のために今を犠牲にする愚かさを呪ってのことです。
今の充実と将来の目的が一致するならば、それは違ってきます。
楽しくない今、将来のための生贄の今、そんな腐った今のミルフィーユ(←「積み重ね」と読みます)で出来上がる将来は、幸せなはずがありません。
時間は常に流れているから、人間には過去と未来しか無いのです。
今と呼ばれるものは、単に過去の積み重ねでしかないのだから、つまらない過去の果てにあるのはつまらない瞬間と相変わらず見えない将来だけです。
将来の自分が満ち足りるために今があるのだとしたら、将来を考え、将来のために生きることとは、今を楽しく幸せに生きるということです。

今と将来の幸せは、実は一致するのです。


だから、僕は計画の変化と共に、今を変えることにしたのです。

これまで見て見ぬ振りして、物理的に無理だと言い聞かせて向き合ってこなかった「やりたいこと」を、やっぱりやってみることにしたのです。
やりたいことをやってみない理由は、探しても見つからなかったのです。

でも、挑戦して、失敗して死ぬのも、また人生に面白みが出ていいと思うことにしました。
失敗こそが、似通った人の人生にオリジナリティを加えるスパイスであるのは間違いないので、転ぶのもまた一興だと思います。

これまで、先立つものを完全に人に委ねていた私ですが、かじり過ぎた親のすねは、もはやトウモロコシの食べかすのようになっています。
老いさらばえ、死への階段を駆け上がっている自分のママンをこれ以上痛めつけるのは、ドSの私でも心苦しいものがあります。
だから、そのための手段として4月からの日々を生きることにしました。


ただ、言ったとおり将来のために今を犠牲にするのは認めていないので、好きなようにやるつもりです。



私の周りには、私のやろうとしていることに既に挑んでいる人がいました。

たまたまかもしれませんが、その人達は総じてプラスのオーラを出していました。
元々そういう人というよりも、内側にある熱量のせいのように感じました。
登ろうとする山が高いから、あんな感じになれるのだと思います。

そういえば、将来を目指しながら、今の充実と両立させている人というのは、みんなその手のオーラが出ているような気がします。
今の僕から出ているのは、キツイ体臭とマイナスイオンぐらいですが、あんな風になりたいと、素直に思います。



僕の人生にとって、大学時代は時間の空費という最大の罪を犯した時代でした。
余りにも失ったものは大きいと思います。
時間だけでなく、大切なものも失ってきました。
後悔するつもりになれば、幾らでも後悔できます。

しかし、後悔をするほど出来た人間でもありませんし、そんな資格すらないダメ人間です。
だから、まるで砂の中から砂金を見つけ出すように、そんな罪深い時の中でも出会った大切なものだけをすくい上げて、それだけを見て生きていくつもりです。
先のために今を殺すのは愚かですが、過去のために今を曇らせるのは愚かを通り越して馬鹿です。




だから、これからの数年は、僕には苦痛かもしれません。
忍耐や我慢、努力は僕の辞書にもタウンページにも載っていません。
怠惰や逃避、放蕩、浪費、早まった判断‥そんな項目しか無いのです。

でも、僕は、自分が知らないことを知ることは好きです。
勉強と呼ぶのは嫌いですが、知識を増やす作業は好きなのです。
賢くなることの楽しさで、その苦痛を何とか和らげようと思います。

それに、バカと将来は使い様なので、将来のために今を犠牲にするのではなく、思い通りの将来を信じ込んで、その光で今を楽しくすることも出来なくはないと思います(ちょっと自信が無い表現ですが)。






「将来」って言葉は、文章で使っているだけでも気持ちが悪いですが、気持ちが悪いものを使ってみたくなるのが春の魔力です。

春という悪魔に飲み込まれていく僕を、暇な人は見守ってやってください。

遠回りばかりして、大切なものを見つけては見失ったりしている僕なので、いつの間にか時間は過ぎ、気がついたら後輩が同級生になったりしましたが、無駄に焦ることだけはせずにいきます。
今、頭に描いている計画では、そんな元・後輩の同級生が、先輩に昇格してしまうことになるほど時間がかかりますが、そんなことも気にしません。
少なくとも、気にしていないフリをして、あたかも焦っていないようには見せかけるつもりです。

それは、僕の特技です。





では、さようなら



P.S.
桜のおかげで、デパ地下のお弁当は充実する一方です。
春はあらゆる手段で、僕の心と鼻の穴に忍び込んでくるつもりのようです。

恐るべし、春。







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Last updated  March 26, 2006 01:46:31 AM
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