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山中温泉に居並ぶ名工の中でも、川北良造氏はピカイチです。平成6年には重要無形文化財、すなわち人間国宝に指定されました。ダイナミックで丁寧な作風は、自然木に対する深い慈愛によるものでしょう。最近ではさらに円熟味を増し、自然への回帰や融合が感じられます。若い職工さんには色々お手本になるのですが、なにより温厚で謙虚な人柄には、頭の下がる思いです。 楽天にも作品がラインナップしてあったのは驚きですが、意外と安い、というのが率直な感想です。■栢野2300年大杉造水指\1,100,000■けやき造そう型花入\680,000円 ■黒柿造食蘢\1,940,000
2008年10月17日
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先日開かれた漆器展示会での出品作品。今や、どんどん若手作家が台頭しています。二つのの茶道具は合計で150万円の値がついています。左は沈金という技法を用いた棗。中央は珍しい六角形に蒔絵を施したものです。いずれも大変細かく複雑な技法を用いてあります。■ 山中塗の蒔絵棗■ 輪島塗の沈金による■ 金箔を用いた塗物
2008年10月15日
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この連休はさまざまなイベントが山中温泉一円で開かれます。中でも「加賀山中うるしフォーラム2008」は業界の浮沈をかけた企画でしょう。多くの漆器職人が夜遅くまで準備に余念がありません。このところ、金融システムの危機が深刻ですが、この人たちの明るい表情が救いか・・■ 山中塗のトレンドは位牌のようです。
2008年10月11日
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山中塗のルーツは温泉街から車で30分以上も上流の旧真砂(まなご)町です。町といっても深い山の奥で、ところどころ舗装は途切れ、自動車が交差できないほどの隘路。冬は雪に埋もれ、完全に里とは隔絶されます。ここに木地師という技術集団がいつ住み着いたのか、歴史を遡っても、詳しくは分っていません。戦後次々と村を捨て、この集落も10年前に廃村になりました。朽ち果てた神社の跡がかつての村落の姿を偲ばせています。
2008年06月14日
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山中温泉は古くからの漆器産地で、連休には漆器祭りが催されています。今年は幸い好天に恵まれ、人出も上々だったようです。ただ、お隣の能美市・茶碗祭りの人出は桁違いとか。でも、年に一度の漆器市にお値打ち商品がズラリと勢ぞろい。多くの観光客の方々が足を止めていました。■ 【ポイント10倍】浅田孝夫作 小判入子弁当 拭漆■ お弁当いろいろ!新生活応援!浅田孝夫作 小判入子弁当 布目 【送料無料!】■ 山中塗りの和食器
2008年05月05日
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地元ジャパン・ブランドのNUSSHA が地方紙(北國新聞)に3度にわたり連載されました。山中漆器の新しい動きを知ったのは、2年前のことです。Yahoo辞書の新語欄にピックアップされていました。早速ウエブに載せようとしたのですが、「せっかく大事に暖めている企画だ。アンタに書かれるとブチ壊しになる。そっとしておいてくれないか」というご意見。「なるほど、ごもっとも・・」と納得した次第です。その後、さまざまな試行錯誤を経て、山中漆器は新しいカタチで世界へ飛び立とうとしています。ここは私も陰ながらひそかにエールを送りたい気持ちです。 といいつつ、結構ネタにして叱られてますが・・■ NUSSHA ブランドのラインナップ■ NUSSHA ブランドのムーントレー■ NUSSHA ・ヴェニエ■ NUSSHA・ビスケットボックス※画像は北國新聞3月12日付け朝刊より。
2008年03月13日
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加賀市のギャラリー萩で北出不二雄氏の小品展が開催され、最終日の今日、なんとか足を運ぶことが出来ました。北出不二雄氏は九谷焼の重鎮中の重鎮。小品とはいえ、小皿1枚が5~6万円。楽天では数十万円の作品がザラです。ちなみに、加賀日和第5号には、このギャラリー萩のオーナー夫人、下口豊子さんのエッセイが掲載されています。■ 楽天に出ている北出不二雄氏の作品■ 北出博嗣さん、三枝さんの酒器
2007年09月17日
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最初は10000を、HN「出会えるロリ系・・」の自動巡回ロボットさんに踏まれたか、と思われたのですが、どうやらセーフだったようです。おめでとうございます。記念グッズはこの画像の塗物です。大掃除をしていたら、押入れの中から出てきたガラクタで、捨てると投棄料がかかるの往生していたシロモノ 国宝級の名品です。推定昭和30年代の年代もの山中塗菓子鉢と夫婦箸で、評価額はそれぞれ1000万円以上でしょう。「高級」 と箱にも明記されているので間違いありません。しばらくは私のあばら家の三畳間 宮殿「鳳凰の間」にて展示しておりますが、お越し戴ければ好きな方(できれば両方とも)差し上げます。
2007年05月09日
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古い漆器や陶器を処分している最中に見つかりました。買ったのか、もらったものか、いずれにしても50年以上前のことです。あの部分が結構リアルで、こんな杯で酒を飲むのはちょっと気はひけるなあ。でも、捨てるかどうか迷ってます。■ 九谷焼・酒器で検索■ 江戸時代の春画■ 春画で読む江戸の性愛
2007年04月17日
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山中温泉は古九谷発祥の地です。マイセンもローゼンタールも景徳鎮も、クタニジャパンの前では「ははあっ」って感じで、かすんでしまいます。わが国の焼物を世界ブランドに高めた天才アーティスト、後藤才次郎の末裔達が陶芸に挑戦しました。前回に続き、今回は絵付の後、釉をかけました。完成したら楽天オークションで、とりあえず1億円ぐらいから始めてみるか。 ■ 九谷焼 徳利、盃など■ 九谷焼 ネックレス・時計
2007年03月23日
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というテーマで陶芸教室を共同企画。第1回目が先日開催されました。講師は新進気鋭の女性作陶家・長井麦氏。キュートで気さくなアーティストで、海岸に近い橋立町に築窯し、現在アトリエを持って活動中です。轆轤体験までさせていただきました。しかし、今回、いかに自分にセンスが無いかを思い知りました。 ちなみに、マンガ「美味しんぼ」のモデルにもなった北大路魯山人は山中温泉には何度も訪れています。■ 検索 北大路魯山人 + 陶器■ 検索 北大路魯山人+ 書籍■ 美味しんぼ・雁屋哲/花咲アキラ 著 (山岡士郎の父、海原雄山のモデルが北大路魯山人)
2007年03月09日
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こおろぎ橋のすぐ近くにある前田家家老横山家の別邸で、加賀藩最高の武家書院です。この書院は明治末期の木造技術の枠を傾けた最高級の普請であったと語り伝えられており、石川県指定文化財になっています。尾形光琳の扇、九谷焼、加賀蒔絵の漆器等の古美術品と共に、一般公開されています。紅葉時も見事ですが、季節ごとの味わいを楽しめるスポット。傍らを通り過ぎると、安らぎを覚える空間。 この伝統建築を管理・運営されている前端氏の若主人は気鋭の蒔絵作家で、美術や茶道の心得もなかなかのもの。アメリカで蒔絵の技術指導をされた経験もある。画像は南門。■ 前端春斎氏作 建水 鬘桶(かずらおけ)松竹梅蒔絵■ 無限庵のHP■ ブログ「無限庵便り」
2007年02月15日
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山中漆器の真骨頂は洗練された轆轤(ろくろ)技術です。この技法が充分に生かされているお椀は、山中漆器でもっともポピュラーな商品。それだけに、同価格帯で激しいせめぎあいが繰り広げられています。最近は中国、ベトナムの木地が主流になっています。国産の木地をいかに見極めるかも重要なポイントですね。詳しくは販売店に気軽に尋ねてみましょう。■ 山中塗 飯椀の価格比較※その他の漆器商品の価格比較は「山中塗・価格ドットコム」に。※海鮮雑炊・山中塗飯椀
2007年02月06日
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今日はNHKのニュースウオッチ9で、山中漆器が紹介されていました。漆と木地挽きという日本の伝統工芸。その巧みの技は日本の誇りとか。「塗師屋」を意味する"NUSSHA"はYahoo!辞書にも載っています。ウエブスターに収載される日も近いのでは・・■ JAPANブランド (画像はNHKの放映画面をキャプチャ)※伝統の技が息づく、山中漆器の数々■ 卯之松堂 / 汁椀■ 卯之松堂 / シェルボウル■ クラフトギャラリー / 夫婦汁椀 夢うさぎ■ 喜八工房 / こだわりの日本製品 木の器
2007年02月02日
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一尺二寸の大杯です。純金なら1億は下らないでしょう。絢爛豪華・加賀百万石の象徴とも言うべき伝統文化を継承した山中塗の作品です。受注生産のようで、残念ながら、市場には出回っていません。■ 金蒔絵の漆器
2007年02月02日
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23日にご当地を駆け巡ったこの驚くべきニュース。釣人がルアーに引っかかったリュックを引き揚げたところ、中にはなんと現金800万円が詰まっていたというのです。この大物が釣れたのは白山市美川の手取川河口で、山中温泉からは車でおよそ40分ぐらいの距離です。ここ山中でもこのビッグな釣果の話でもちきり。「一体なんやろう? 犯罪がらみかんね」「それにしても、現金を釣上げたら、届出するけ?」「わいなら、絶対届けんわ」「北朝鮮の偽札やと思たんねんか・・」 山中塗のルアーも確か生産しているという話を聞きました。当のルアーが山中塗の商品だったら、「縁起物」ということで売上倍増間違いなし・・ となるんだがなあ・・ それにしても一体どんな曰く因縁があるのでしょう?■ シマノの釣竿■ ダイワの釣竿■ 山中漆器の器もの
2006年12月25日
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山中温泉は九谷焼のふるさとです。古九谷を開発したのは後藤才次郎という人物。山中温泉の歴史を作った10人の中に絶対入るでしょう。ただ、正確な史実がなく、その人物像は謎に包まれています。この天才アーティストを顕彰し、毎年6月下旬には古九谷修古祭が行われます。この中で「甦れ炎のふる里」という傑作コピーがうまれました。現在、九谷焼の中心は山中から離れてしまいました。その発祥の地は温泉街のさらに山奥にひっそりとあり、往時の影をしのぶことすらできません。 右の画像は芭蕉の館で開かれた古九谷修古祭のもよう。現代作家の作品の他、県立美術館収蔵の正真正銘古九谷の名品も展示された。■ 芭蕉と才次郎 古九谷の謎にせまる■ 古九谷のふるさとを訪ねて■ 第30回古九谷修古祭のレポート■ 合併1周年記念企画 (FAKE)■ 溢れる九谷焼商品
2006年12月22日
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先日、30年愛用していた万年筆を紛失してガックリ。パイロット製の極細字タイプで、当時確か6000円程度だった記憶があります。私が身につけている小物では間違いなく最高額商品でした。今でも鞄の中には、代替品の万年筆が入っていますが、使い勝手がイマイチです。 今は外国ブランドを中心にちょっとした万年筆ブームです。特に、山中蒔絵を施した万年筆は大きな話題になっていますが、価格の方も別格で、10万円クラスはザラ。中には30万円する商品もラインナップとのこと。実を言うと、その蒔絵師というのは私の友人です。大変な努力家で、今や山中蒔絵をリードする人物。加飾の技は太鼓判ですが、一流外国ブランド品など、使ったためしはありません。一体どんな書き味なのでしょうか? 「絵付けにしくじっちゃったから、これ一つ上げるよ・・」と言ってくれないかなあ・・ ちなみに、この東藤氏の蒔絵万年筆はすべて在庫切れでした。 30万円の万年筆を買う人、バンバンいるんですね。凄いなあ。■ 普及品、3000~5000円で万年筆を検索したら
2006年12月10日
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