壮絶な病魔との闘い。

壮絶な病魔との闘い。

再発と合併症

無事、治療が終わり翌日から評価に入る予定だったが、思わぬ事が起きてしま

った。

それは、翌日の朝食を摂った後、胃がパンパンに張って全く食べ物が消化され

なくなってしまった。胃のぜん動運動が麻痺してしまったのである。

後にアブレーションによる合併症と病院側が認めた。

心筋を焼いた熱が、胃のぜん動運動を司る交感神経と副交感神経を刺激・傷つき

胃麻痺に陥ったようである。世界的に前例の無い合併症との事。運が悪いと言え

ばそれまでだが、これが原因で今後大変な事態になるのである。

早速、消化器内科のドクターが駆けつけ、鼻から管を入れて胃の滞留物を吸引する

処置がとられた。向こう1週間禁食。しかも鼻管は留置。物凄い苦痛である。

一方、心房細動の方は、治療3日後、発作が再発したため翌週に再度アブレーシ

ョンを実施することになったが、2度目のアブレーションにより完全に発作が

起きなくなった。根治したのである。

発作性心房細動に悩まれている方が、この文章をお読みになっていたならば、

是非カテーテルアブレーションの施行を考慮して頂きたいと思います。

飲み薬からも開放され、完全に治すことのできる画期的な治療法です。

私のように合併症が起こるケースは数千分の1の確率だそうなので安心して治療

を受けられると思います。


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