朝月



朝月


眠れないままで
朝を迎えた
太陽が顔を覗かせる前
白い月が静かに輝いていた



夜から降り続く雨が
僕の足下を濡らす
傘をささず立ち尽くしていた
乾いた心を潤したくて



嘘つきな僕の嘘を
誰か見抜いてくれないか
伝えたいことがあるから
伝えられない理由もあるから
僕は嘘をついて笑っているの



ボクノホンネヲミツケテ



僕と朝月だけが
僕の本音を知っている
雨が降っていたのは
空じゃなくて僕の心
流れていたのは星と涙
濡らしたのは頬と胸の奥
立ち尽くしていたのは
悲しみに耐えたいという
僕の素直な気持ち



生まれたままの
姿じゃ生きれない
準備がすべて整う前に
生まれ落とされた意味を尋ねたい



幸せになる為に生まれた僕が
涙で濡れている
悲しいのは
まだ僕の人生が終わらないという道標



嘘つきな僕の嘘を
誰か見抜いてくれないか
生きたいと願っているけど
生きる理由がないこと知っているから
僕は嘘をつきたい
生きる理由は此処にあると



ボクノホンネハ…



僕と朝月だけが
僕の本音を知っている
雨が降っていたのは
空じゃなくて僕の心
流れていたのは星と涙
濡らしたのは頬と胸の奥
嘘をついていたいのは
幸せになりたいという
僕のヒトらしい願い



僕と朝月だけが
僕の本音を知っている
愛を求めているのは
嘘も理由も無い僕の心
流れていたあの星と涙に
願うのはすべての幸せ
生きる意味がないと
思ったら嘘をついて
笑って幸せになろう



それは君と朝月だけが
知っていればいいから



la la la …



今日も僕は朝月と
秘密の話をして
太陽と共に出かけた





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