キング・ダム


キング・ダム



心の中の兵士が挫けた
助ける方法見当たらない



疲れ果てたの?
苦しいの?
それすらも分からない私



溢れてくるのは涙くらい
他には何もないみたいに



生まれ落ちた意味求めて
見えないもの必死に集めた



そんなものはきっと無いから
集めた兵士役に立たない



それでも何処かで夢見ている
馬鹿な王様が此処に居るんだ



民衆よ
こんな王を
認めないでくれ
汚いもの見るような目で
私を見つめるんじゃない
彼奴はきっと馬鹿なんだと
指を差して笑えばいいだろう



何がいけない?
誰が悪い?
すべては自分に違いない



そんなことは
遥か昔
悟っていたはずなんだ



こんなことを
呟いている
自分を見たからだろう



幼き自分
遠い街へと
二度と戻らぬ旅に出た



送り届けたら
それが最後
もう会うことはないだろう



そんな思い
抱きながら
黙って見届けたのは何故?



私にとっては
何もかも
煩わしい存在でしかなかった



要らないよ
この世のすべて悩みの種
私の唯一の願い事は"無"
すべて壊れ消えてしまえばいい
星のように輝けなくてもいいから



教えてよ
私がヒトに生まれた理由
後付けだって構わない
確かな喜びを感じたい
例えそれが寓話だとしても



心の中の兵士が笑った
優しい言葉で呟いた



あなたはただ
笑っていて
それだけが兵士の願い



すべてはあなたの為に在る
あなたが笑う為に居る



生きていく意味が無いと
嘆かないで笑って欲しい



生きていく意味なんてきっと
自分が作るものだから



あなたは心の兵士たちを
都合のいいように使えば良い






あなたの幸せ ただ其れだけが…









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