蒼き迷走

蒼き迷走

実験台



ドン、ドン、ドン!!

ギロロは的に向けて、銃を撃つ。

的は全て急所に入っている。

「ふぅ・・・」

カシュン・・・

「あ~いたいた」

クルルは目の前のギロロの方に近づく。

「元気か、おっさん?」

「誰がおっさんだ!!!」

クルルの言葉にギロロは喰ってかかる。

「誰も先輩の事とは言ってねぇだろ・・・。・・・それとも、自覚してんの?」

「(こいつ、今ここで殺してやろうか!!!)」

クルルの言葉にギロロは必死に抑える。

「まぁ、そんな事どうでもいいや」

「どうでもいいのかよ!?」

「うん、俺はおっさんと漫才しに来た訳じゃないから」

クルルはさらりと言ってのける。

「・・・で、用件はなんだ?」

「実験台になって」

「断る」

クルルの言葉にギロロは間髪入れずに答える。

「チッ・・・」

「なんだ、その意味ありげな舌打ちは!?」

ギロロはクルルの肩を揺すりながら言う。

「なんだよ、先輩が駄目なら・・・」

クルルはギロロの手を払い、ドアの方に行く。

「ドロロにするか・・・」

「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

ギロロはそう叫び、クルルの前に立ち塞がる。

「俺はどうなってもいいから・・・!!頼む、ドロロだけには手を出さないでくれぇぇぇぇぇ!!!!」

「・・・へぇ」

クルルはしがみつくギロロを見下し、呟く。

「先輩」

「なん・・ ぐはっ!!! 」

クルルはギロロのみぞおちに鉄拳を喰らわせる。

気絶したギロロを引きずり、廊下に出るクルル。

「(く~くっくっく・・・。はなっから、ドロロを実験台にするつもりなんかねぇよ、先輩)」

クルルは黒い笑みを浮かべながら、クルルズ・ラボに向かった。

             完


あとがき
クルルが黒い!!
しかも、ドロロをダシにしてしまいました・・・。
一応、ギャグのつもりです。

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