BLUE ODYSSEY

BLUE ODYSSEY

第3章 あらすじ






時は今より少し未来。人間そっくりのアンドロイドが造られている時代のお話。

主人公はジャンクなどで手に入れた”女性型アンドロイド”を1人で5体も所有していた。
それらは人間そっくりの「高級アンドロイド」とばれる物で、「シロウトならパッと見は人間の女性と見分けがつかない」の精巧さで造られていた。しかし本来はとても高額な製品であり、学生やアルバイトの身分などでは普通はとても買えない代物だった。
主人公はそれらをジャンクで手に入れたり、運良くひろったりして現在では5体も所有している。これら高級アンドロイドの市販価格は高級車1台よりも高いため、1人で5体も所有している人は珍しい。

また、アンドロイドという物は「自己学習機能」があり、自分のオーナーになった人間からいろいろな事を学習する。そして情報を蓄積し、さらに人間のような振る舞いに近づいて行く。
そのため「女性がオーナーの場合」と「男性がオーナーの場合」ではまったく違った性質のアンドロイドに成長する。
主人公所有のアンドロイドたちは、主人公の友人の女性マイさんの家に預けられていることが多い。そのため女性的なアンドロイドになっている。
これが「男性が所有し、男性とだけいっしょに暮らしている」とどうしてもアニメキャラやゲームキャラにいるような少し不自然な性格を持つアンドロイドになってしまう。「男性が理想とするような性格の女性」に近くなると思われがちだが、実際は「おもちゃ的」になってしまい、不自然な部分が目立つようになる。現実の女性とは似てこない。

またアンドロイド自身は本当はプログラムで動いており、「自我」を持たない。プログラムによって自我を持っているように見せかけているだけだ。
しかしマイさんから”人間”を学んだレイ、あゆみ、ネイ、アン、アイは”自我”を持っているような感じがある。他のアンドロイドとは明からに違っていた。

ある日のこと、主人公である”私”は以前に行ったことのある『リアル・バーチャルタウン』にまた行く事を決めた。もちろんマイさんを誘い、自分のアンドロイドたちも連れて行く。
その『リアル・バーチャルタウン』とは、地下空間にバーチャルなタウンが造られているアミューズメント施設である。そこには他では体験出来ないようないろいろなアトラクションが用意されている。また宿泊施設もある。

主人公はこのリアル・バーチャルタウンで『ファンタジーロールプレイングゲーム』をプレイすることにしていた。『ファンタジーロールプレイングゲーム』とはリアルな感覚でプレイを行うロールプレイングゲームのことである。
その「リアルな感覚」とは、ファンタジーロールプレイングゲームの一種の『リアル・ロールプレイングゲーム』と呼ばれるゲームモードでは、たとえば「宇宙船」の登場するゲームを選択すると、本当に宇宙船内部を再現したセットの中で、宇宙船乗組員として役柄になり切り、ロールプレイングゲームを行うのである。
参加プレイヤー自身がコスプレをしたり、あるいはアンドロイドや立体映像による「NPC」たちも参加して、そのゲーム世界の雰囲気を演出する。
まさにこのゲームは本当にその場に行ったような感覚になるゲームである。



主人公は宇宙船内でエイリアンと戦う「エイリアンゲーム」を選択した。しかしそれだとマイさんやアンドロイドたちがプレイしたがらないので、女性たちには「これは恋愛ゲームである」と説明し、プレイに参加させることにした。
これでこのゲームには「主人公、マイさん、レイ、あゆみ、ネイ、アン、アイ」の全員が参加することになった。
しかしこのゲーム、実は「前半部分は恋愛ゲーム」で、「後半部分はエイリアンと戦うゲーム」になっていた。

「恋愛ゲーム」にはお相手の異性を設定することが出来る。
そこでマイさん、あゆみ、ネイ、アン、アイは自分のお相手としての男性を設定した。
アラン、デイビッド、ケン、ポール、エドガーの5人のNPCが今回のゲームに参加する。どれも若い男性たちである。



こうしてプレイがスタートし、みんなで宇宙船に乗り込んだ。それは実はセットではあるが。主人公はその宇宙船の”艦長役”だ。その宇宙船は宇宙艦隊所属の「宇宙戦艦オデッセイ」。
マイさんやアンドロイドたちはこの艦の乗組員という設定だ。
こうして本物みたいなロールプレイングゲームがスタートした。
設定では宇宙戦艦オデッセイはすでに宇宙空間を航行中であった。その航行は単独で、1艦のみで行っていた。

主人公は宇宙戦艦オデッセイの艦橋に入った。どうやらここが今回のゲームのメインの舞台の一つとなるようだ。
宇宙艦隊所属の僚艦「宇宙艦隊旗艦エクセリオン」より通信が入る。それは「宇宙戦艦オデッセイも宇宙艦隊に合流せよ」との通信だった。
しかしその直後、宇宙戦艦オデッセイは緊急救難信号を受信する。
宇宙戦艦オデッセイを統括・制御している艦内コンピューター、通称”マザー”は救助に向かうように進言した。そこで主人公は救助に行く事に同意した。
そのSOS信号の発信源は”緊急避難カプセル”と思われた。

マザー「カプセル内に微弱な”生命反応”らしき物を探知いたしました。生存者がこの緊急避難カプセルで脱出したものと推定できます。」

宇宙戦艦オデッセイは艦内から小型艇を出し、救助要請のあったカプセルを回収、艦内に収容した。

マザー「カプセルの中には”人間”は入っていません。
何か別の生物が入っているようです。
これまでの地球上の生物のパターンとも一致しない何かが入っています。カプセルの中には”未知の生物”が入っています」

そしてその”未知の生物”の処遇については、

マザー「宇宙艦隊司令部にも問い合わせましたが、”サンプルを持ち帰れ”という命令です。」

その時、また警報が鳴った。それは別の所からの救難信号だった。「商船ディークフリート」の生き残りの乗組員が救助要請して来たのだ。

ただちに宇宙戦艦オデッセイはワープを行い、救助要請のあった宇宙空間に飛んだ。そしてまた艦内から小型艇を出し、救助要請のあった船に接舷した。
そこで生存者の男性一名の救出と、7基のコールドスリープのカプセルを回収し、オデッセイ艦内に収容した。収容先のエリアは医療設備や隔離室などを含む隔離可能なエリア。それは艦尾付近に位置していた。
また「コールドスリープカプセル」とは本来人間をその中に入れ、いわば”冷凍保存”しておくカプセルのことである。

艦内に収容した生き残りの男性は、オデッセイが”前の救助信号の受信により、先に収容していたカプセル”を見つけた。その直後、男性は不審な行動を取った。男性が無理矢理そのカプセルを開いたのである。
カプセル内に入っていた宇宙生物が出て来た。それは異様な形をしていた。まだ”幼虫”のような感じの形態である。それが男性に飛びかかった。
男性は「うわあ!俺じゃない!他のヤツラを襲え!」という不可解な言葉を残して息絶えた。その時、男性の宇宙服は宇宙生物の放出した”何か”によって溶かされていた。

一方、その宇宙生物は部屋から出て、まもなく追跡不能になり、行方知れずになった。それでもまだ閉鎖区画内にいることは確かだった。
そしてマザーは「艦内が”汚染”状態に入った」と告げる。

マザー「これより艦内各部の隔壁扉を閉めます」

艦内の至る所の隔壁扉が閉められた。宇宙艦隊規約では「艦内の一部で汚染が起こった場合、直ちに全区画を閉鎖する」という規定がある。その規定に従って艦内の各部の隔壁扉が閉められ、艦内各部の移動は通常では出来なくなった。
その時、マイさんやアンドロイドたちは艦橋にはおらず、艦内の各部に散らばっていた。そこで主人公は乗組員を艦橋に集めるため「艦長の特別命令」を発動し、閉鎖されたエリアの隔壁扉を一時的に開いた。そしてみんなを艦橋に呼び戻した。それに艦橋は艦首方向に位置していたので、その地区はまだ実質的に汚染されていなかった。

そして主人公はついに”武器”の使用を決めた。そして艦尾にある閉鎖区画にロボットチームを派遣し、宇宙生物を退治しようと決意した。
だが艦内でロボットに武器を持たせたり、それを攻撃に使用するには「艦長の特別命令」が必要だった。主人公はまたしても艦長の特別命令を発動してロボットに武器を持たせる。

マザー「艦長より”特別命令”が発せられました。
艦内の全てのロボットは直ちに武器を携帯してください。
宇宙生物と遭遇した場合、武器の使用も許可されます。
ただし艦内の重要部分を傷付けてしまう可能性のある場合、発砲はしないでください。」

この時、「コールドスリープカプセル」はまだカプセルの中身の確認をしておらず、とりあえず艦内に収容しただけの状態だった。カプセルに付いている中身の表示は”未確認”とだけ表示されていた。死亡したあの生き残りの男性からは「中身は他の乗組員」とだけ聞いていた。それで中には「冷凍保存状態の人間」が眠っていると主人公は思い込んでいた。
その時、監視モニターにはそのコールドスリープカプセルのフタが勝手に開いて行く様子が映し出された。だが遠隔操作などはできず、フタが開くのを止めらなかった。結局、7基ともフタが開いた。そこでただちに現場にロボットチームを派遣することにした。

7基のカプセルから合計6体の宇宙生物が出て来た。それらはいずれも”大型”だった。人間の身体と同じく手足がある。身長は約2メーター。身体全体が黒く、外骨格は硬質な感じがした。まるで昆虫のような殻に包まれた身体である。7基あるカプセルの内、1基だけは何も出てこなかった。

先の宇宙生物の”幼虫”形態も含めて、それらの宇宙生物は「人類史上初めて遭遇した宇宙生物」と認められた。
しかしよく考えてみると、「これらのカプセル自体は地球上のどこかの会社が製造した物」である。つまり「先にこの宇宙生物に接触した者」がいて、その誰かがこれらの宇宙生物をカプセル内に押し込んだものと考えられた。つまり非公式にはすでに人類の誰かがこの宇宙生物と接触していた可能性が高かったのである。

派遣されたロボットチームは艦尾の隔離エリアの前に到着した。そして再び発動した「艦長の特別命令」によって、隔壁扉を一時的に開閉し、それでロボットチームは隔離エリア内に進入した。

なお、隔離室にいた時、あの宇宙生物はそこにあったカメラやシャッターを壊していた。それが問題になった。

アラン「もしもカメラやシャッターを壊したのが本当に彼らの意思で行ったものなら、あの宇宙生物にはある程度の知能があります。」

デイビッド「彼らが知能を持っているとなりますと、ロボットでは対処しきれるかどうかわかりません」

「では”人間”が調査に行くべきだと?」

デイビッド「その通りです。
しかし人間が行くのはまだ危険過ぎます。この生物に対する知識や情報がまったくありませんから。まずはロボットを行かせて、情報を得るのが正しいと思います。」

そんな時、ロボット119が所属するロボットチームの前方、通路の奥の方に”何か”の反応があった。ロボットはその通路上において初めて宇宙生物と接触したのだ。
そして主人公がいざ宇宙生物を攻撃する命令を出そうとすると、マザーコンピューターが、

マザー「お待ちください。
この宇宙生物は貴重な物です。生きたまま地球に持ち帰る必要があります」

と言い出した。

マザー「宇宙艦隊司令部からもこの宇宙生物を生きたまま持ち帰るように指令が発せられました。これは極秘扱いの命令です。
この宇宙生物には未知の可能性があります。生物兵器として役に立つかも知れません。」

その間にも宇宙生物はロボットチームに接近して来る。主人公はやむを得ずロボットチームに発砲を命じた。しかしそれに対してマザーコンピューターは、

マザー「発砲は許可できません。あの宇宙生物を傷付けることはできません。
”生きたまま”捕らえる事が重要です。発砲したら死なせてしまうかも知れません。」

それに宇宙生物は「金属を溶かしてしまうなんらかの物質」をその体内に持っていると思われた。不用意に宇宙生物を撃つとその物質が体内から飛び出て、艦内の構造物を溶かしてしまう危険性があった。

派遣されたロボットチームは艦尾の隔離エリアの前に到着した。そして再び発動した「艦長の特別命令」によって、隔壁扉を一時的に開閉し、それでロボットチームは隔離エリア内に進入した。

なお、隔離室にいた時、あの宇宙生物はそこにあったカメラやシャッターを壊していた。それが問題になった。

アラン「もしもカメラやシャッターを壊したのが本当に彼らの意思で行ったものなら、あの宇宙生物にはある程度の知能があります。」

デイビッド「彼らが知能を持っているとなりますと、ロボットでは対処しきれるかどうかわかりません」

「では”人間”が調査に行くべきだと?」

デイビッド「その通りです。
しかし人間が行くのはまだ危険過ぎます。この生物に対する知識や情報がまったくありませんから。まずはロボットを行かせて、情報を得るのが正しいと思います。」

そんな時、ロボット119が所属するロボットチームの前方、通路の奥の方に”何か”の反応があった。ロボットはその通路上において初めて宇宙生物と接触したのだ。
そして主人公がいざ宇宙生物を攻撃する命令を出そうとすると、マザーコンピューターが、

マザー「お待ちください。
この宇宙生物は貴重な物です。生きたまま地球に持ち帰る必要があります」

と言い出した。

マザー「宇宙艦隊司令部からもこの宇宙生物を生きたまま持ち帰るように指令が発せられました。これは極秘扱いの命令です。
この宇宙生物には未知の可能性があります。生物兵器として役に立つかも知れません。」

その間にも宇宙生物はロボットチームに接近して来る。主人公はやむを得ずロボットチームに発砲を命じた。しかしそれに対してマザーコンピューターは、

マザー「発砲は許可できません。あの宇宙生物を傷付けることはできません。
”生きたまま”捕らえる事が重要です。発砲したら死なせてしまうかも知れません。」

それに宇宙生物は「金属を溶かしてしまうなんらかの物質」をその体内に持っていると思われた。不用意に宇宙生物を撃つとその物質が体内から飛び出て、艦内の構造物を溶かしてしまう危険性があった。

ポール「モタモタしていると、ロボット119のチームにエイリアンらが接触します!」

「では発砲しよう!ここは決断が必要だ!」

マザー「ですが、それでは宇宙艦隊司令部の命令に背くことになります」

「艦長の特別命令だ!発砲を許可する!宇宙生物を攻撃するんだ!」

複数の宇宙生物がロボットチームの方に向かって来るため、主人公は発砲の命令を出した。宇宙生物は長い脚を使って走り、その速度は信じられないほど速かった。それがロボットチーム目がけて一直線に走って来る。

ついにロボットチームは宇宙生物目がけて発砲した。弾が当たった部分からは緑色の体液のような物が飛び出した
銃撃を受けながらも宇宙生物はロボットがいる所まで前進し、長い”尻尾”を伸ばしてロボットを攻撃した。それはロボットに命中し、数体を倒した。

こうしてロボットチームの3体がやられてしまい、一時的にロボットのカメラからの映像が途切れた。




ここからは、

【SF秋葉原シリーズ】 リアル・バーチャルタウン 第3章 第3話 ファンタジーロールプレイングゲーム VOL.888

に続きます。

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