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NHKの「七時のニュース」のトップが「カンニング事件」とは、日本は本当に平和なものです。
試験があれば必ず不正行為は起きるものです。
試験と言えば本家は中国の「科挙」です。
これはすごい制度で、世界中が貴族だ閨閥だと言っていた時代に「ペーパーテスト」で人材を登用するといものですから、最先端を行っていたものです。
しかし、厳しい試験を潜り抜ければ「高位」と「大金」が待っているとなれば、当然「不正」は起きます。
何の因果か京都大学は昔から中国史の伝統がある大学ですが、その中でも有名な宮崎市定先生の名著「科挙」(中公新書)にこんな話が載っています。
地方試験である「郷試」では地方と時代にもよりますが、倍率は100倍!です。
試験は三日二晩にわたり、特別に作られた試験会場に缶詰になります。
試験会場は現在の「刑務所」のような造りで、周囲は塀で囲まれ、監視員がいます。
もちろん会場に入る際は入念な身体検査があります。4人で1人を検査しますが、不正を見つけると報償をもらえるので、真剣にチェックします。
そこを過ぎると二回目の身体検査があります。そこで不正が見つかると受験生はもとよりチェックをした兵卒まで処罰されます。
日本の大学受験なぞぬるいったらありゃしません。しかしです。これだけやってもなぜかカンニング用の本を持ちこめるケースがあったそうです。
ひどい時には一つの受験会場で本屋が開けるくらい持ちこまれていたそうです。
どんな試験でも合格するのが厳しければ、どうにかしてそれを掻い潜ろうという人間が出るものです。ましてこれだけ技術が発達している現代ですから、抜け道はたくさんあるはずです。
替え玉受験、携帯電話を利用する等々。
今回の件で一番腹を立てているのは受験生ではなく、今までこっそり携帯電話などを使って不正受験で金儲けをしていた連中でしょう。馬鹿のおかげで仕事がやりにくくなったのですから。
「科挙」の本場、中国では不正受験を請け負う会社が堂々とHPを掲載しているくらいです。日本でもそういう連中は絶対にいるはずです。(笑)
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