僕のお気に入り

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クリスマスの約束2007.12.26MBS



今年は何故か1日遅れになっちゃった関西方面ですが、例年以上に良かったと思います。
意外と派手さはないんだけど、1本芯が通った感じがあって僕はこういう感じのほうが好きです。
それでは、1曲ずつ振り返ってみましょう。

1.たしかなこと 小田和正[小田和正]
これまでは「言葉にできない」が努めていたことの多い、導入部の役割。
「言葉にできない」を越える曲をめざして作られたこの曲、少なくとも肩を並べるところまできたのは間違いないでしょう。
最近の曲なのに、もうスタンダードの雰囲気が出てきてる凄い曲になりましたね。

2.こころ 小田和正・聖光学院弦楽オーケストラ部[小田和正]
やはり、ヒット曲を出してるというのは強みですよね。
余裕すら感じられます。

3.my home town 小田和正-さわりだけ-
去年フルに歌ってるから、今年はさわりだけ、というか中央線に対して根岸線という引き合いに出すためだけだったわけですが(笑)。
でも、もっと聴きたかったですね。

4.中央線 小田和正・宮沢和史[THE BOOM]
番組内では2度目の登場です。
今回は作者本人とのコラボ。
正直、本人の歌は始めてでした。
結構、矢野顕子さんと小田さんのデュオの印象も強く残ってましたが、作者の歌で聴くヴァージョンはこれはこれで味わいがありました。

5.風になりたい 小田和正・宮沢和史[THE BOOM]
これは僕でも知っていた、メジャーな曲ですね。
小田さんのハモリで一味違う仕上がりになってました。

6.秋桜 小田和正[山口百恵]
こういうフォークテイストの曲も小田さんの歌、ピアノでスタンダードナンバー的な雰囲気がただよってきますね。
「恋」や「神田川」を歌ったときもこんな感じがありました。

7.woh woh 小田和正・さだまさし[小田和正]
まさか、さださんの歌で聴けるとは!
サビの高いところをどういうふうに歌うのか、注目していましたが、さすがでした。

8.たとえば 小田和正・さだまさし-番組オリジナルの書き下ろし曲-
最後のヴァースをさださんで締めくくらせようとしていた小田さんですが、強硬に拒否したさださん。
さすが、よくわかってらっしゃる!
ほんと、いい人ですね。

9.Jubilee 小田和正・くるり[くるり]
このグループのことはよく知らないのですが、この曲ちょっと変わった感じでいい曲ですね。

10.恋バス 小田和正・矢井田瞳-番組オリジナルの書き下ろし曲-
矢井田瞳さんも正直、名前はしってるけど、どんな歌歌ってるとかよく知らないのです。
どういうつながりなのでしょう?
曲作りの過程もさださんのときと違っていっさい紹介されなかったので、いよいよ謎です。
過去共演した女性歌手といえば、同年代の山本潤子さんや、加藤いづみさん、松たか子さん等いますが、今回はかなり異色で正直ミスマッチという感じですが、意外と良かったのではないでしょうか?

11.SOMEDAY 小田和正・佐野元春・矢井田瞳[佐野元春]
僕にとっては今日のハイライトでした。
さださんと小田さんというのは親交があることは昔から知っていたし、本当は結構違うけど、フォーク系のニューミュージックという同じ括りで長年いたこともあって、見ていてほほえましさはあっても、サプライズ感はまったくありませんでした。

しかし、佐野元春とオフコース、ブレイクした時期、全盛時代が微妙にずれているとはいえ、共に80年代を引っ張ってきた両雄でありながら、完全に陣営的には敵、という感覚だったと思われます。
85年の「ALL TOGETHER NOW」で一応同じステージには立っていますが本格共演は今夜が始めてでしょう。

佐野元春の音楽もオフコースより上位にくることはなかったものの、80年代にはよく聴いていました。

そんな両雄が時を越えて共演を果たす、感無量でした。
佐野さん、今年「SONGS」で久しぶりに歌ってる姿をみました。
風貌は昔のまま、ちょっと白髪が目立ってきてましたが。
しかし、声が相当衰えていました。
この日の「SOMEDAY」もキーを相当下げて歌われていました。
それでも、二人が一緒に歌ってるのをみて、涙が止まらなくなっていました。
小田さんは僕の人生そのものだけど、佐野さんは青春の1ページ、きっとそのせいです。

12.この道を行く 早稲田大学グリークラブ-小田さん作曲の合唱曲-
小田さんに対して緊張のあまり声が思うように出ない様子が映し出されてましたが、よくわかります。
小田さんが、ダメだししていたのは、多分最初の頃の彼らの歌はちょっと重かったのでしょう。
でも本番は男性合唱団にしては軽やかな歌声になっていて、小田さんもきっと満足したのではないでしょうか。

13.ダイジョウブ 小田和正
この曲も今年のヒット曲。
考えてみれば、「ラブ突」もオフコースの名曲もなしで、この番組を成立させたのですから、これは驚異的なことといっていいでしょう!
このことは声を大にして、ファンである我々も誇っていいことだとおもいますよ。

「I dream」
エンディングでチラっと流れたのが、チューリップの知られざる名曲です。
チューリップを知らない人が聴いたら小田さんの新曲だと勘違いする人がいるかも知れない、それぐらい違和感ない歌声でした。
フルに聴きたかったです。

冒頭にも書きましたが、地味だけど1本芯の通った素晴らしい内容でした。
元々、小田さんの演出は無駄が少ないですが、今年はより無駄な部分がそぎ落とされた引き締まった内容だったと思います。

気になる点がひとつ。
事前の番組表では予定曲目に「時に愛は」が出ていましたが、どうなったのでしょうか?
収録のときは実際に演奏されたのでしょうか?
放送された内容からすれば、必要なかったと思いますが、これはこれで別に聴いてみたい気がします。
来年のツアーで聴けるといいですね。


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