歴史と料理

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2003年03月28日

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今日は、とある有名なイタリアン・レストランで

普段何気なく食べている料理って、だれが考えたの？
ってきりがない話だけど、今日は歴史をたどって、
ストーリーのついたメニューをいただくという会だった。

ナポレオン、そして、いろいろな国の支配下に置かれた
イタリアの統一運動。そんな戦い、争いの中で生まれた
いくつかの料理というのはとても興味深いものだった。

農家に逃げ込んだ皇帝がもてなされた農家のスープ、

わがままなナポレオンの突然のオーダーにあわてた
シェフがどたばたと作り上げたソースなど。

それは、例えば日本だってあるだろう。
えらい人、お坊さん、農家、町民、それぞれの
生活の知恵とか材料、慣わし、そしてハプニングからでき、
愛されてきたその土地の味。

それがある時、まったく第三者を通じて、ちがう所に運ばれたり、
伝えられ、変化して色がかわっていく。

でももっと身近な所で言えば、家庭の味ってそうだよね。
冷蔵庫にあった材料と、そのうちの味付け、ママのセンス、
子供のくせなんかを屈指して、意外とオモシロイ料理が

買ってきたお惣菜ではそうは行かないけど、
そんな、お話はなんだか楽しい。

飲食業界はそんなネタを躍起になって探したり、
いまや、インターネットなんかを使えば、一瞬で
「ほぅ～」「へぇ～」って気分は楽しめる。

それにしても、「ヴァランセ」というピラミッド型のチーズが
あるけど、 http://www.yukijirushi-cheeseclub.com/tips/syun/tips_a3.html
四角柱だから、もともとアタマはとがっていたという。
でも今はそのてっぺん、1/4くらいが切り落とされたように、ない。
それは、皇帝ナポレオン、無謀なエジプト遠征が初の敗北と
なったとき、それを皮肉って贈られたこのピラミッドをみて、
激怒のあまり全てのこのチーズのすべてのアタマを
切り落とさせたという。
それ以来、このチーズはアタマのないピラミッド、という
エピソードには笑えました♪

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