人生やだとはいえない by やだもん

人生やだとはいえない by やだもん

アメリカ中西部



まず、そもそも自分で別に行く気はなく、わたしの学校はアメリカの単位を認めてくれないうえに、留学したい人は高校2年生になってからしなさい、という仕組みだから、高1でするには担任と話し、校長と話し、めんどくさかった。もう6年も慣れ親しんだ学年と別れて、日頃からしょうもないことでも競争しあってるような一年したの学年に入るのも気がひけたが、受けると受かってしまったし(というと怒られるけど)、行くことになった。

でも、まあホームステイ留学の話はしないことにして(長くなるし、ちょっと暗くなるから、この1年の間にした旅は、たったの2回くらい。

1.ユタ

最初にカリフォルニア州のはずれーーーのほうに滞在させてもらった家族はモルモン教(汗)。毎朝6時から教会学校に通わせられたのには閉口した。no offence to mormonsだが、わたしはそもそも日本の学校のカトリックでさえかなりいやだったし、今でも宗教全体的に批判的なところがある。それも6時・・・。

それで、この家族がユタ州にあるモルモンの教会に行くっていうのに、つれていってもらった。教会はまあ立派だったが、あまり関心もないし、いまいちなんの記憶もないたびだったけど、車でみた景色はさすが中西部っていうかんじだった。グランドキャニオンじゃないけど、峡谷の間を通り抜けていくのは「おー、アメリカー」というかんじ。

途中、砂漠のまんなかにあるラス・ベガスも通った。ただし通っただけだから、街のなかのバーガー・キングのトイレを使ったくらい(汗)。でも、砂漠の中に街があるのは(しかも、きんぴかぴん)ちょっとおもしろい光景だった。

2.コロラド・スプリングス&デンバー

そのあと、コロラド州にお引越ししたわたし。ホストファミリーがお知り合いの別のファミリーとコロラド・スプリングス(CSってことにする)にバカンスにいくのに連れて行ってもらった。したことは、主にショッピング。わざわざデンバーまでのぼっていって、大きくて立派だと有名なショッピングセンター(名前は忘れたが、日本でショッピングセンターのリサーチをインターン中にしてるときにもでてきたから、そうとう有名)にもいった。その日は大嵐で雪がすごかったから、センターの中に客は限りなくゼロに近くて、すごかった。

そういえば、コンサート(ライブ)にもいった。どんなバンドだったか、全然覚えてないが、楽しかった。買物以外ほとんど何もせずな旅だったが、ホストシスターやブラダーと楽しいときを過ごした。


それから、旅とはちがうが、何ヶ月かバスケチームに入ってたので、しょっちゅう遠征があった。なにしろ近所の学校がものすごく遠いから(近所じゃない)、バスで何時間も毎週何回かいっていた。スクールバスでいくんだけど、長旅だし、寒いし、スクールバスはシートが薄くてゆれるし、いっつもトイレに行きたくなって困った・・・(涙)。遠征はどこの町にいっても、小さくて特に何もないし、試合以外、特記することはない。でも、バスケをするのはうまくないから、必死で楽しいわけじゃなかったが、自分の試合のあとの、男子の試合は本当にもりあがって楽しかった。普通にダンクとかできるのがうらやましくてしかたなかった。あと、学校でみても全然かっこよくない子たちも、バスケをしてるときはかっこよかった(笑)。

というわけで、アメリカって、広すぎて旅行がしにくい。それに、田舎には何もないから、そこにいってもすることもない。居心地は悪くなかったけど、ずーっとそこにすんでたら、かなり退屈な人生やろうなあ、と思うようなとこが多かった。彼らがアメリカの外にもでず(海も見たことない人多し)、それが普通な中で生きてると思うと、ちょっと複雑。でも、白人しかいないようなとこで、一人アジア人だったわたしは別に差別された記憶もなし(いや、ほかの記憶もないけど・汗)、みんないいひとたちだった。

2004/03/30

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