BRASILの独り言

ジミな結婚式


 はじめっから 挙式は しないことにしていた。


 カレの両親はブラジルだし、お金も いつかブラジルに行って新居を建てるほうにまわしたいと思ったので。


 が うちの両親は 不服だったらしく、
「私たちが費用を持つから 形だけ結婚式をしてくれ。」
と言ってきた。


 小さなレストラン兼結婚式代行業で 身内で簡単な式をあげてから、写真を撮り、食事をすることになった。 


 当日、ドレスルームでドレスを選んだ…が、長身の私は サイズがない!!

 辛うじて一枚だけ すそが長めのものがあったので それを着ることにした。全然可愛くなくって ちょっぴり不服。




 ダンナもタキシードを着てきたが 身長バランスが 悪いとのこと。


「仕方ないですね。シークレットブーツを 履きましょう。」



…ダンナは 物凄く ショックだったらしい。 




 ショックといえば 私のほうも メイクをしてくれる人が 厚化粧だったので 嫌な予感はしたが、やっぱりというか ド厚化粧をさせられ、ショックだった。
赤みの強いショックピンクを ウワっと アイホールから 眉毛までいっぱいに塗りたくられたのだ。


 隠れてごしごしこすると、


「アー、駄目よ。こすっちゃ。」


といいながら また塗りなおされたが、出来上がった写真は 割と 評判が良かったのだった。



 こうして ウエデイングドレスで 神式の結婚式を行った私たち。
こういうのって 普通なのでしょうか?
すっごく 違和感 感じたんですけどー。 


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