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2005年03月07日
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カテゴリ: 映画
金曜にルコント監督作品を鑑賞。金曜の夜だというのに、激しく客が少なく、ちと心配になった。こんなに客が少なかったら、もう彼の作品が上映されないのでは、と。

そして土曜日は、クロード・ミレール監督の『リリィ』を。
上映2時間ほど前に着き、車を止め、その辺でご飯を食べることにした。
アラブ料理店「ARABIA」で。
キビ・クル(生挽肉)と自家製ビールが美味しかった。


晩御飯を済ませ、映画館へ向かった。その映画館、「HSBC BELAS ARTES」は昔からある、アート系の映画を上映する映画館だったのだが、老朽化が進み、HSBC銀行の提携でリフォームし、新装開店してまだ日が浅い。
銀行名がついている映画館だから、よっぽど素敵なのだろうと思いきや、素っ気ない普通の映画館だった。安い材料を使っているのが見え見えで、ちとがっかり。しかしその外観とは関係なく、大入り満員状態で、チケットを購入するのにも長蛇の列だった。その列に入り、進むのを待っていると、有名ブラジル人女優が登場。皆じろじろと彼女の姿を眺めていたが、旬の若手女優ではないので、だれも声をかけず一目見ただけ。彼女は列を横切り、顔パスで入ったようだった。




タイトル:『リリィ』( La petite Lili)
監督: クロード・ミレール

製作: フランス, 2003
時間: 1h. 44'



<内容>
とある海辺の田舎町で 映画監督を目指しているジュリアンは家族などを集めて、映画鑑賞会を開いた。その映画には自分の恋人、リリィが出演していたが、有名女優である母親の恋人の映画監督ブリスに リリイが惹かれ、彼ら二人はパリへ逃げてしまう。残された者は皆傷を負った。
それから4年後、超有名女優になっていたリリィは ジュリアンが映画監督デビューをするということを知り、その映画に出たいと申しでる。その映画は田舎町での生活を描いたものだった・・。



タイトルとか、リュジヴィーヌ・サニエ主演というレジャーサイトの説明から、彼女が主人公だと思っていたのだが、彼女に思いを寄せる男の子が主人公だった!

クロードミレーユ監督作品は 10代の私のお気に入りだった。
10代の大人になろうとがむしゃらにあがいている青少年少女を 暖かく見つめた作品たちに私は虜になっていた。その私の青春に大きな影響を与えた監督の作品だということで、もういてもたってもいられなくなったのだ。


今回もやはり青少年モノ。この監督のヒロインとなる女の子はいつものロリッ気ののある監督の趣向が入っている。
サニエは眉が下がっていて、小さなつぶらな瞳と小さな唇のほんの少女のような幼い、いつも泣き顔のような表情をしている。
とっても可愛いのだが、表情によってはブスになったり、口ぽかん、目がとろんとした眠そうな表情になったりと不完全な美しさだ。その不完全さが妙に我々をひきつける。そして、その幼い10代前半のような少女の顔に それとはそぐわぬ豊満ボデイというコンビネーションがとにかく「禁断」という言葉を連想させる。男なら気にならずにはいられないのではないだろうか。そして、女性は自然とジェラシーをうむ。






それにしても、舞台はフランスの海辺のど田舎にある、別荘での話。のどかで、なーんにも変わったことなど起きそうもない場所で、人それぞれは何の問題もなさそうなのに、ひとりひとり、それなりの悩みややるせなさを抱えている。一番文句言いのおじいさんが 一番のほほんと生きていたり。まあ、彼は彼なりに なにかこれだとむねを胸を張れるようなことを成し遂げてみたかった、と 自分の人生を悔やんではいるが。


それにしても、主人公のリリのような、若くて美しい娘には何者もかなわないなあと思った。自由奔放に、しがらみとかモラルとか世間体とか考えず、感情のままに行動する彼女を前にして、男も女もなすすべがない。まさに脅威である。特に主人公のジュリアンのような自分のアイディンティティーを捜し求めている段階の青年にとっては。


皆が傷つき苦しんだが、最後の映画制作を通して、傷を乗り越え、かけがえのない思い出に変えることができた、爽快なラスト。
やっぱり私の青春の映画監督は 今でも同じスピリットで映画制作をしていたようで、とても嬉しかったのだった。





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最終更新日  2005年03月07日 10時09分56秒
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