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2005年09月07日
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カテゴリ: 映画
イブラヒムおじさんとコーランの花たち

 MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN
監督:フランソワ・デュペイロン
出演:オマー・シャリフ/ピエール・ブーランジェ
製作:2003年、フランス


<内容>
幼い頃離婚した父のもとで育ち、母親の顔をも覚えていない13歳のモイゼズ。冷たく優しい言葉のひとつもかけることのできない父にやりきれない思いを抱きながらも、のびのびと生きていた。が、ある日父親がリストラされ、彼を残して消えてしまった。そんな逆境のときに支え、愛を与えてくれたのは トルコ移民でイスラム教徒のイブラヒムおじさんだった。



1960年代のパリ。華やかな大都市パリにありながら、貧しい裏道に住む人々たちが現れる。主人公のモイゼズ、道で客引きをしている娼婦達、食料品店を営むイブラヒムおじさんなど。日の当たらない道に住む面々たちは つらい生活に暗くなりがちだと思うが、逆に皆明るく陽気なのが見ていて気持ちがよい。同じ状況にありながらも、モイゼズの父は対照的で、いつも暗く、イライラとしているというのに。

モイゼズは、そんな消極的で冷たい父の影響か、いつも暗く、寂しげな表情だった。それが、イブラヒムおじさんに出会い、コーランの教えによって自分なりに解釈してきた人生の教えをうけるにしたがって、だんだんと笑顔がふえ、人生が楽しく動き出したところはとても印象的だった。


リストラされた父親に捨てられる、恋人に裏切られる・・・

 そんな厳しい現実にも、イブラヒムおじさんの存在が彼を癒してくれていた。 

彼の人生には二人の父親がいた。

一人は実の父。
冷たく否定的で、実の息子のありのままを受け入れようとしない父親。
彼自身が鬱的で、精神を病んでいたので、他人に優しくしろというのは無理な話だろう。孤独で、誰も彼を本気で心配するものがいなかったのだろう。
気の毒な人だ。


もう一人の父は 血のつながっていないイブラヒムおじさん。
実の父と同じぐらい寂しく孤独だというのに、笑顔で希望を持って生きてきた。
温かく、ありのままのモイゼズを受け入れ、生きるすべを教えてくれた。
厳しい現実の中でも、モイゼズが平穏に暮らすことができたのはこのイブラヒムおじさんのお陰である。





そして、モイゼズは二人の父親の死を経験した。
一人のは彼の人生に致命的な傷を与えた。
が、もう一人の死は 希望を与えてくれた。彼は喜んで死に向かうのだと。先立たれた妻に会いにいけるのだから、嬉しいのだと。そのうえ、心配していた食品店のゆくえも、モイゼズがいるから安心だと。人生の最後にモイゼズにであえて、自分の学んだ信条を語り継ぐことができたことは光栄だったと。

ユダヤ人のモイゼズと、イスラム教徒のイブラヒムおじさん。



幸せの鍵を握っているのは、結局は自分なのだと気づかさせてくれた、そんな映画でした。





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最終更新日  2012年04月19日 02時44分54秒
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