BroadCafe

BroadCafe

8ビットパソコン時代(その一)



ちょうど東芝を退社して喫茶店を始めた頃...
単純なCPUキットからワンボードマイコンに変わった頃でしたが、うぉず的には、とてもコンピュータと呼べるものでは無かったのです。

まぁ~ ワンチップのゲームキットを何台か作って遊んでいました。
(テニスゲームとかブロック崩し等のたわい無いゲームですが)

2年ほどおとなしく喫茶店をしていたけれど、そのうちにムズムズしてきて...
ちょうどNECからPC8801が発売され、なんとかカラー表示が出来るパソコンのハシリ的な機種が発売されて来ましたが...

◇うぉずが選んだのはシャープのグリーンモニター搭載機MZ-80Bでした。

当時のパソコンはROMにベーシック(今のOS代わり)が焼き込まれていて、それでソフトを動かしていたのです。
しかも、ほとんどのパソコンがMSベーシックを採用しており、ガベレージコレクションと称するメモリーの再配置を勝手に行い、まるでフリーズしたみたいに動かなくなるのです。
しかも、プログラムを音響接続したカセットテープから読み込むので遅い&エラーが多発して何度も読み直しをしなくてはいけない...などの特徴(欠点)があったのですが...


◇MZ-80Bは...
ロジックコントロールのテープデッキ(カセットテープ)が内蔵され、読み取りエラーがほとんど無く早い!(8倍速)
グリーンモニターも一体化されており当時のパソコンとしては、飛び抜けたデザインだったのと、拡張メモリーを増設すると当時最高峰のフライトシュミレーションが出来たのです。
しかも、外部モニターを付けると16色カラーで...
(ワイヤーフレームのフライトシュミレーターでしたが最高の出来でした)

あと、起動時にシャープ独自のベーシックをテープからローディングするという、普通のコンピューター的な作りになっていたのです。
そのベーシックも、速度重視の整数ベーシックと、実務用の実数ベーシック、その他にもグラフィック機能を拡張したベーシックとか、用途に応じて選べたのです。
(何と言ってもMSベーシックでないところが良い!)

買ったのはMZ-80B本体と拡張メモリー&拡張メモリーを装着するスロットと純正プリンターでした。
一応、実務プログラムも作る予定になっていたので、デバッグにも実務にもプリンターは必需品ということで10インチのドットプリンターが20万ほどしたのですが...
それよりも予定外だったのは、拡張メモリーを入れる為に拡張スロットを購入しなければいけなかったのですが、ブリキのフレームが10万ほどもしたのが痛かったですね!
結局、かなりの値引き込みで総額が60万ほどになったと思います。
※この頃スズキ・アルトの廉価版が398000円で売られていました。

まぁ~しばらくの間は御想像通りゲーム三昧でしたが、ちゃんと実務用のプログラムも作りましたよ!
80Bのロジックコントロール・テープデッキの性能を活かして、テープベースにもかかわらずランダムアクセスのデーターベースを作りました。
それを元に、住所録とか、在庫管理、売り上げ管理などを作りちゃんと活用しましたよ!

しかもその後、発売されたPC8801の5インチのフロッピーディスクより高速でアクセス出来ました。


まぁ~この80Bでハッカーの卵と知り合い、その後アップルで最強のチームが出来ました。
その話しは今度...

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: