ぶちゃママとペコママ

ぶちゃママとペコママ

しあわせ みつけた


しあわせみつけた

レネ・マイヤー スクマンツ 文
イワン・ガンチェフ 絵
三木 卓 訳

シッポと いう のらねこが いました。
シッポは、こうえんを さんぽするのが すきでした。
いちいの こかげが すきなのは シッポだけでは ありません。
こうえんの ねこ みんなが すきでした。
「にんげんなんかに かわれるより、のびのび こうえんで いきて
いるほうが いい。」と こうえんの ねこたちは いいます。
にんげんに たよらず ほこりたかく いきて いる ねこたちなのです。
 でも、シッポだけは ちょっと ちがいました。

シッポは昔、人間に飼われていたんですね。
その思い出を忘れていないんです。
猫って頭が悪いとか、犬と比べて、
恩を忘れる動物の象徴の様に言われますが、
ちょっとその思いが変わります。

中央に見開きの大きな絵があります。
絵本でこの大きさは、うちにある絵本にはありません。

クリスマスの町の様子を猫のシッポの目線で
読んでみるのも楽しいですよ。

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